OMのダクトの工事では、既に葺いた屋根の鉄板に、OMの集熱ガラス1列あたり2個の孔を開けなければならず、結構大変であった。
全体の組み立ても結構むずかしいので、講習会で研修を受けた工務店しか参入できないという、ちょっと閉鎖的なシステムだ。また、構造上、屋根裏にダクトがあるので、夏には屋根裏直下の部屋が60度近くになるのも問題であった。
環境創機のそよ風は、そんな閉鎖的なシステムを、誰でも組み立てられるように改良して オープンなシステムとした点、Be的といえる。
一番大きな改良点は、屋根下で暖められて上がってくる暖かい空気を集めるチャンバーをモジュール化して、屋根上に設置したことだ。これで、今まで夏に問題となっていた、屋根下の灼熱地獄が解消できた。
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また、全体的にシステムが簡潔になったので、天井や床ががすっきりとしている。 私が一番気に入ったのは、ファンが小型になって静かになったので、今までの町工場のような騒音が無くなった点だ。環境創機には、ファンやダンパーの動きが一目で分かるカット模型があるので、興味のあるかたは、一度尋ねてみるとよいでしょう。 |