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どこまでのハーフビルドに?


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Half-builded? セルフビルドで何が出来るのか、或いは自分で出来ないことは何だろうと考えるときに、家を建てる全体の作業を把握することも必要かと思います。以前、Be-h@us で作るときの作業について、設計家KAさんにリストアップして貰ったものを書いてみます。抜け落ちているものがあると思いますので、皆さんのご指摘を得て完成度を上げたいと思いますので、よろしくお願いします。

設計
図面(平面図、展開図、天井伏図、建具表、給排水設備図、電気配線図、立面図、断面図)、
構造図(土台・床、柱・壁・窓、梁・床、棟梁・柱、パネル)、構造計算、
基礎図
配置図、矩計図
建築概要、外部仕上表、内部仕上表

確認申請

仮設工事(水盛遣方、足場掛等)
基礎工事 掘削、型枠工事、コンクリート打設、アンカー
Be材料 材料手配、土台、柱、梁、へダー、登り梁、パネル(壁、野地)、金物
Be組立て 金物付け、組立て、パネルはめ込み
屋根工事 屋根、天窓、軒天、ソーラー設備
妻パネル工事(三角、台形部分の既製パネルがない場合)
外部ドア・窓 取り付け

外壁工事(防水、胴縁、サイディング)

冷暖房・換気工事 Be-air、床暖、ソーラー設備
給水排水工事 給水配管、排水配管、設備(トイレ・浴室・ボイラー・浄化槽)
電気工事 給電・配電盤、配線、コンセント・SW、照明
ガス工事 ボンベ置き場、配管
灯油設備 タンク、配管

キッチン工事 カウンター、キャビネット、換気扇、
暖炉・ストーブ
内装工事 床、天井、間仕切り、ドア・引き戸、階段、壁仕上げ、作りつけ家具

その他 デッキ、物置、ガレージ

検査 中間検査、完成検査


ハーフビルドの範囲を決めるために、どこまで自分で出来る、どこまでチャレンジ、どこをプロに任せるのか、そんなことを考えるときに、少しは参考になるでしょうか。
でも、このリストだけでは不充分でさらに詳細を知らないといけない部分もあると思います。

コメント (5)

yum:

これお書きになったのは、本物のnakさんでしょうか?
何だかタイミングとしては、秋山先生に「お前、本当はどこまでやるんだ?見積もりが書けないじゃないか」といわれているようで・・・・・・

nak:

ご評価有難う御座います。実はセルフビルドを希望される方からの共通の疑問点でした。
もうひとつの共通の質問は、構造材のコストは分かるが全体のコストはどのくらいになるのだろうか・・・
これは簡単ではありませんが、目安になるものは作って発表したいと思っております。

yum:

nak様
コストというのは、重要なファクターなんですけど、なかなか検討がつかなくて・・・・・・目安が出てくると、大変有り難いと思います。期待しております。

nak:

Be-worksとしてコストの目安がつけられるように、秋山先生と一緒にがんばります。でも、申し訳ないですが、そんなに早くは出来ないと思いますので、yumさんの計画には間に合わないかも知れません。

aki:

セルフビルド・ハーフビルドという言葉が独り歩きしている感がありますが、何をどう作るのかが明確でないまま、進行しているのではないかと考えています。
私はプロが作るであろう物、その手順をなぞらなくても、セルフビルド・ハーフビルドできるし、そうやるべきだと考えています。それはフォルクスハウス、Be-h@us で希求してきたところでもあります。
Be-h@us の躯体、箱をどう住まいにしていくのか、作り手の技術、道具によって変っていくべきです。それは新しい美学をも生み出すと想像しています。

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2007年07月31日 09:28に投稿されたエントリーのページです。

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