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2007年08月 アーカイブ

2007年08月02日

窓を考える

wc1

 

 

階段下1

この写真は、わが家のトイレと階段下にある「片開き網戸」である。
まだ、わが家が出来る前に見学に行った与野の豪農の家---なにしろ門構えからしてすごい。門屋敷?というのだろうか、これがわが家全体の広さくらいある。---豪農の館で、この「片開き網戸」なるものを見たときは、何て美しいんだろうと感動したものである。
そして、わが家の設計図にこの「片開き網戸」を発見したときには、妻と手を取り合って感激した・・・・・・ちょっと大げさかな。ただ、できあがって住み始めてみると、わが家のような狭小住宅ではちょっと困ったこともあるのだ。

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2007年08月05日

どこから材料を仕入れるか


タイル用接着材
インターネットもかなり発達して、今は4-5年前より品数も豊富、値段も競争力があるように思います。以前はトイレの便器などはインターネットでは買えなかったので、工務店に紹介してもらった卸商から買うしかなかったですが、今はインターネットでの商品も豊富になりました。紹介してもらった卸商から、いろんなものを買いましたが、電気設備は秋葉原の方が安かったので、切り替えたこともありました。最近ではやはりプロを対象にした店で、タイルを買ってしまいましたが、あとでインターネットの方がはるかに安いことに気づきました、残念ながらまだ勉強不足。その後は接着剤などタイル関係のほとんどはインターネットショップで買いました。インターネットで安心して買えるものはメーカーの商品など品質が確定しているものでしょうか。インターネットショップには運賃ゼロのところもあり、まとめ買いする必要がないのも便利です。卸商の場合専門知識を持っていますので教えてもらうことは多いですが、卸商も素人に対する値段は必ずしも安いとは限らないので、要注意です。調べてみるとホームセンターの方が安い場合もあります、その上、例えば合板などはホームセンターでは一つひとつの品質を自分で選んで買えます。今は、ホームセンター・卸商・インターネットそれぞれに特色があり、選択肢があって良いと思います。私みたいな勉強不足は損を生みますので、ご注意を。

2007年08月06日

Google Sketchup

  planc  

   google sketchup

家を建てるときは、通常、設計者が最初にスケッチを出してくれた後、模型を作ってプレゼンしてくれる。夢のふくらむひとときだ。

Google Sketchupというソフトを使うと、self builderでも簡単に3次元の家をつくることができる。

 

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2007年08月08日

DO-IT-YOURSELF manual

do it yourself manual

秋山先生の事務所に打ち合わせに行ったときに、アメリカのDO-IT-YOURSELF関係の本を数冊お借りしてきた。これはその1冊である。

西部劇を見ていると、開拓者たちが砂漠の荒野に自分の家はもとより、教会を建てるシーンがよく登場しますね。SELF BUILDの原点のようなものでしょう。当時はまだ、ツーバイフォー工法ではなくティンバーフレーム工法といって、軸組工法だったようだ。


話はちょっと横道にそれるが、ジョン・フォードが監督しヘンリー・フォンダがワイアット・アープを演じた「荒野の決闘(My Darling Clementine) 」でも、ワイアット・アープとドク・ホリデイの許婚のクレメンタインが、教会のバザーでフォークダンスを踊る微笑ましいシーンがある(多分、教会のバザーというのは、元々は教会を建てるために浄財を集める手段として行ったものなんでしょう)。

二人がダンスに向かうときに、聞こえてくるのが"Shall we gather at the river?"という賛美歌。これは我々にはタヌキのキン○マの歌として馴染み深い。この歌については、私の敬愛する植物生態写真家の埴沙萠先生大論文をお書きになっているので、是非ご覧ください。

西部劇ではないが、「野のユリ」という映画では、シドニーポワチエがやはり教会を建てるために一生懸命煉瓦を積んでいるようなシーンがありましたっけ。


まあ、とにかくこういう歴史があるので、アメリカのDO-IT-YOURSELF関係の書籍というのは、とても充実している。
 

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2007年08月10日

地鎮祭

地鎮祭

地鎮祭のときは、施主もいろいろ参加させられるので、ビデオカメラを家内に渡したら、写っていたのは神主さんの背中だけだった。あとは設計のN先生の「えい、えい」という声は録れていたようだ。
まあ、儀式というのは、日常性に非日常性を持ち込むことではありますが、神主さんというのは、普段とんとおつきあいが無いので、急にお願いするのも大変である。わが家の場合は、近所の神社にお願いにいったら先約があると断られて、急遽、工務店が調達した神主さんが車に乗ってやってきた。インターネットで調べても、神主さんのギャラをいくらにするかなんてことばかりで、何だかなーという感じだ。
仏式やキリスト教式もあると書いてありましたが、ご存じの方はコメントに入れてください。
 

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2007年08月12日

オーストラリアの洗濯物干し

洗濯物干し [+]

オーストラリアのメルボルン郊外のお宅で見かけた、洗濯物干し。

洗濯物干し [+]

真ん中のひもを引くと、両端のストッパーがはずれて垂直にしまえるようになる。

オーストラリアもDO  IT  YOURSELFが盛んで、週末はセルフビルドで家を建てる人が結構いるという。

ちなみに、物干しの背景に見えるちょっと荒削りな板塀もセルフビルドとのことだ。

2007年08月13日

メジドジ


玄関タイル1
床のタイル張りをしながらいろんなトラブルに遭遇しました。 モルタルで下地を作るとき、一生懸命平らにしたつもりですがレベルが出ていない部分があり、これがタイルを平らに敷くのに微妙に影響が出ました、どこに問題があるか分かってから張るべきでした。接着剤での張り付けでは、くし目こてで張り付けしていて、タイルのレベルを高くしようと接着剤を厚く入れてもタイルの自重でゆっくり下がったことを翌日発見。モルタルで張る場合は、モルタルのやわらかさと量を均一にしないとレベルの調整が結構難しいこと。すべては結果を見てからで、つまり失敗の原因が分かっただけでした。 最後に目地を仕上げて終わりでしたが、目地を塗りこんだあとタイルの上に残っているセメントを拭き取らないといけません。室内は塗ったあとを助手に拭き取り・清掃をさせましたが、外部側の時は助手がサボっていたのに、気にしないで塗りつけ翌日清掃したところ、磁器タイル表面のひっこんだ部分に目地材が白く残るというミスをやってしまった。助手はわが家の大蔵大臣でもあり、あまり苦情は言えないで、くぼみで固まったセメントを取るのには結構手間がかかってしまいました。

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2007年08月16日

木のベランダは維持・管理が大変

verandasf [+]

これはわが家の木のベランダで、気に入っているものの一つである。
しかし、このベランダが築3年にして腐ってしまったのだ。
最初に気がついたのは、柱をほぞ組にしてある部分だ。その他の表面は半年おきにワトコオイルという、オイルステインを塗っていたので、たいしたことは無いように思われた。
しかし、床板をはがしてみると、とんでも無いことになっていたのだ。

原因は、水はけの悪さだと思うが、工務店はわが家がベランダに置いた植物用のコンテナが元凶だという。しかし、ベランダにコンテナを置くことはよくあることだし、わが家のコンテナは床面には置かず、手すりに置いてあり、その手すりは腐っていない。
設計のOM研究所に電話をすると、同じようなベランダは同時期に他の現場でも作っており、そちらは異常がないので・・・・・・とまるでわが家に非があるような応対である。これには、現場も見ずに、よくそういうことを明言できるものだと感心してしまった。見よ!この相手をたじろがせ、一瞬絶句させる、思考停止的、偏見的、高圧的、妄執的な能力ーーーおばさん力とは、若いうちから醸成されるものなのである。まさにおばさんは、一日にして成らずだ(あの、ここのところ一般女性を蔑視するものではありませんので、よろしく)。
 

 

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2007年08月17日

スペインの洗濯物干し

tendedero1

スペインのグラナダに住む友人に、スペインの洗濯物干しTendederoの写真を送ってもらった。

 

tendedero2

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2007年08月19日

Working Alone

working alone  
Working Alone                                                   -Tips and Techniques for Solo Building

 

著者:John Carroll
出版;The Taunton Press,1998
定価:$17.95


nakさんよりいただいた、Working Aloneというセルフビルドのtips集。サブタイトルにはセルフビルドではなくsolo buildingと書いてある。
一番あたまに、「助手の手の代わりに」という章があるが、日本だとさしずめ「トンボ」というつっかえ棒あたりを想像するが、この本では様々なクランプ類を推奨している。表紙の写真も、なにやら「ひとりでやったるで〜」という決意を秘めたおっさんが、ベニヤ板にクランプをかませて取っ手のようにして持ち上げている。そういえば、nakさんの工房にも、クランプが色々あったような気がします。

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2007年08月21日

木のベランダは維持・管理が大変 その2

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ベランダを修理してから1年後、今度はベランダの基礎のコンクリートに渡してある根太の部分が、圧迫骨折したようになってしまった。

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農地転用の提出書類

PICT0577.JPG

始めまして、kassと申します。茨城県古河市でBe-h@usを建てる者です。 よろしくお願い致します。

もう半年待ちぼうけなんですよー。

 

農地転用を自力でやりました。
その際に提出した書類をリストアップします。
リンクで飛ぶものは、役所に言われたとおり私が作成した書類です。稚拙な内容ですが、茨城県ではしっかり通りました。参考にしてください。

※注意:この事例は茨城県古河市のものでなので、農地転用しようという方は必ず該当地の農業委員会(農地転用)&建築指導課(開発許可)に相談してください!

 

 

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2007年08月22日

プロとアマ

階段側桁1

家を作る作業の場合、プロとアマチュアの違いは何でしょう。プロが作るものをアマチュアが作れるわけはない、プロが作れるレベルに素人が到達できるわけではない、と思っている人も多いかと思います。プロの仕事が早いのは間違いないでしょう。仕事には慣れていますし、またコストダウンのためにも、スピードはすごいものがあります。また、その道のエキスパートでもあります。仕事をプロに頼んだとき、依頼したものの出来上がりに満足して楽しむ場合が多いですが、頼んだ要求をプロが満たしてくれないで、期待していたものにならない場合もままあります。 風呂場のタイルを張ったとき、友人がプロを連れてきて手伝ってくれました。壁を平らにするのはさすがにプロでしたが、モザイクタイルを張る精度は少し荒く、目地の線が直線になっていないことをあまり気にしていませんでした。一緒に張りながら小生が一生懸命調整したので、プロも要求精度の違いを認めていました。私の要求する仕上がり精度が高すぎたのかもしれません。 時間をかけてもいい場合は、アマチュアでも出来るものが結構たくさんあるのではないでしょうか。時間を気にしないで、自分が納得できるやり方・作り方、自分が目的とした出来具合で作れるのは、アマチュアならではのものかと思います。素人が出来ることは、自分で作ることへのチャレンジ、作り方を勉強する面白さ、作る過程での楽しさ、仕上がりを想像する期待感・・・ 単にコストダウンだけが目的ではない楽しい部分がたくさんあるのではないでしょうか。チャレンジしておられる方、これからチャレンジされる方には、これ以外にもっとたくさん期待するところがあると思います。

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2007年08月24日

知的DIYの技術

知的DIY  
知的DIYの技術

ー木製玩具から山荘作りまで                        

 

 

 

 

著者:中野不二男
出版;新潮選書、2003
定価:1,000


ノンフィクション作家の中野不二男氏が、取材に訪れたニュージーランドの研究者の手作りウィークエンドハウスに触発され、榛名に山荘を完成させるまでの話である。 タイトルの「知的DIY」というのが、なかなか泣かせますね。

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キッチンフード

キッチンフード1  

N設計永田先生の設計通りのキッチンフードを作りました。

フードは合板で、耐熱のため内側は不燃の炭酸カルシュウム板を張り、特に天井は2重にしました。

寒冷地なので、冷たい空気が入るのを防ぐため電動シャッターをつけて、ファンのスイッチで同時に開閉するようにしてあります。

(カーソルを写真に当てると、写真が変わります)

 

 

市販の浅形レンジフード(三菱電機)を買って、外装を取り除き、本体だけを取付けました。

表のふたは取り外し可能にし、内部に熱がこもらないように、排気用の穴をあけ、虫除けの網を取り付けてあります。

設置する高さ・大きさ・傾斜角度は設計通りで、天井の炭カル板を2重にすること、熱排気のための穴を設けて、網を張ることなどは、すべて永田さんに細かくご指導頂きました。 

下から見える内部は黒のカラー鉄板で囲うつもりでいましたが、板金に自信がなく、ここまで出来てから4年経過しても、未だに手をつけてなく、白い炭カルが見えます。

  キッチンフード3
  キッチンフード5 ふたに炭カル板を取り付ける前。  

2007年08月26日

書き込めるメジャー

今朝の日経新聞にこんな記事がありました。

無印では「自分がほしい欲しいと思う商品のアイデア」を募集し、賛同する人からの票が千票を超えると商品化される「空想無印」と言うホームページを立ち上げていてます。その中の一つで、只今209表を集めているのが、このメジャーです。

日経新聞 0826/07

早速、空想無印のホームページで書き込めるメジャーを見つけました。

書き込めるメジャー

自分で工作をしていて、寸法を間違えることがたんとありました。それもなぜか材料を切るときには短めに間違えて、583mmを538にするとか、1220を1210にするなど、材料を使えなくすることが多く、いらいらさせられました。

このメジャーなら、小生でも間違いをかなり減らすことが出来るので、すばらしいと思い、空想無印でこのメジャーに1票投じておきました。別に空想無印のPRをするつもりはありませんが、ミスを減らすにはすばらしいアイデアで利用価値があると思います。

 

2007年08月31日

プランターお立ち台

platforms [+]

ベランダの手すりに取り付けた、プランターお立ち台です。

夜になると、植物が月の光を浴びて踊り出します。

 

hanger
最初は、このような市販のハンガーを使っていたが、結構値段が高いのと手すりが傷つくのとでやめにして、自作してみた。

 

 

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