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帯のこ

帯のこ   3ミリ刃  
  テーブル用定規の作成   3ミリの刃

前にgo-shiyoさんの質問にはずれた答えをしたこともあり、改めて帯のこについて書いてみます。
持っている刃の巾はインチサイズですが、およそ3、6、9、19ミリ、切れる高さは30センチです。刃の巾が狭いと小さく曲げる加工が出来、巾が広いと直線に近いものは切りやすいと思っていましたが、19ミリの刃でも直線に近いカーブを出すのは難しいと感じているのが現状で、まだまだ練習が足りないからだと思います。

19ミリ   治具  
  後ろに置いたのが19ミリの刃   板を薄く切るための治具

ダイニングテーブル(3)で書いた丸のこ用の定規は1メーターで1センチぐらい曲がるカーブでしたが、19ミリの刃を使ってこの曲線に沿って切るのも結構大変でした。定規としてはサンドペーパーで仕上げました。
材料を刃と平行な方向に流すのは難しくなく簡単に切れそうですが、少し横(刃に対して直角)に材料を動かすと簡単に線からはずれてしまいます。従って、材料を送る方向に集中するよりも切るべき線からはずれないように注意しながら材料の位置を横に押すことに注意しています。これは切り方としてご参考にはならないとは分かっていますが、只今練習中のやり方の一つの紹介です。

もみじ   丸める  
  故郷のもみじをもらって、取りあえず板にしました。靴べら以外作るものはまだ決めていません。   2.6メーターの刃をしまうときは、刃を3重または5重に曲げると直径30-20センチにまとまります。なぜ出来るのか分かっていませんし、丸めることが出来ない時もあります。

コメント (9)

yum:

nakさま

帯のこをはじめ、工房にある大きな機械は200Vで動くのでしょうか。

nak:

yumさま、
すべて100V、アマチュアが使う機械の出力としては十分で、日本で現場に持ち込む機械・工具もほとんど100Vでしょう。欧州では200Vが標準ですので、ほとんどは日本とアメリカから買ったものです。200Vの配線をしておけば、特殊な機械を買うことも出来ますよ。

yum:

nakさま

ご回答有り難うございます。
1)帯のこは、木材以外も切れるそうですが試したことはありますか?
2)帯のこの歯は、折れることは無いのでしょうか?

nak:

yumさま、
金属も切れると聞いたことはありますが試したことはないです。
歯が折れているかどうかチックしたことがありません。木を切るだけなら折れることはないように思っていますが、磨耗はしますので研ぐか交換することになると思います。

go-shiyo:

nakさま

ご指名でご返答頂きましたのに出遅れて申し訳ありません。やはり曲線を線に沿って上手く切り進むにはテクニックがいるのですネ。経験が無いのでその辺の感覚は分りませんが、何となく理解は出来ます。

当方の作業内容からすると、一生縁の無い機械だと思うのですが、歯の一方通行はキックバックが起こらないので安全面で魅力はあります。大きな材をまっすぐに切るのには、テーブルソーのフェンスのような装置が必要なのですネ。

大きなもみじの固まりから板を切り出すシーンは、製材所の様で迫力があります。もみじの板目は見た事がありませんが、靴ベラになるとすればしなりが有るのですネ?

go-shiyo:

yumさま

帯ノコは木工機械と鉄鋼機械は別物です。構造的には同様ですが、鉄鋼のモノは垂直に歯が動作するのではなく、材料におい被さるように、およそ30°の角度(いろいろ種類はある)で歯が走ります。
それは金属を切断すると高温に発熱するため、冷却用に油や水溶性(かなり以前から環境問題で水溶性がほとんど)の切削油(油と言うのは昔のなごりか?)を歯に流すのでそれが歯と材料に流れやすくするためです。

歯が破断することは、まれにあります。歯が摩耗していたり材の固定が不十分だと起こります。そのために鉄鋼機械の帯ノコには、材料に入る前と出た所に、歯を挟み込むローラが有ります。
この辺りの状況は、手持ちの金ノコをちょっとねじっただけで、簡単の折れることで体験できます。歯の張りが弱い時も。

セルフビルドに関係ない分野で、話が長くなって恐れ入ります。

当方も100ボルトの工具しか持っていませんが、一般に200ボルトの工具の方が騒音や、振動が少ないと言われています。しかし自分で比較したことが無いので、何方か実体験のあるかたのコメントをお待ちします。

しかし、何れにしても200ボルトコンセントは用意した方が良さそうです

yum:

go-shiyo さま

ご丁寧な説明有り難うございます。
確かに金属を切ろうと思ったら、冷却しないといけないんでしょうね。

nak:

go-shiyoさま、
キックバックが起こらない--確かにそうですね、使っていて安全です。ただ、帯のこ刃が切れてしまわないのかなと心配ですが。
自分に帯のこを使う技術がないのは分かっていますが、精度を出す工作には向いてないように思います。
金属を切る機械は違うのですか、プロの機械屋さんはさすがですね。でもアルミとか薄い鉄板もだめですか?

go-shiyo:

nakさま

歯が切れて首が飛んだとか、随分とオッカナイ話を先輩から聞かされましたけれど、大昔の機械ならともかく現代の機械はそのような恐れは無さそうです。
しかし、安全を心がけることは機械の種類や大小を問わず、基本中の基本だとの認識を新たにしたいと思っています。
とかく日本人は安全を後回しにしがちですから、私も安全用具を買いに行って同じような金額の工具を買って帰ることは、何度もありました。

nakさんに技術がないとは思えませんが、もともと木工であれ金工であれ素材を切り出す装置だと思いますので、精度はあまり期待出来ないのでしょうネ。

nakさんのお使いの帯ノコに、オプションとして金属切断用の歯(歯が非常に細かい)が用意されているか不明ですが、たとえ有ったとしても歯を支持する間隔が広いので、金属はおやめになさった方が得策かと思います。
せいぜい、冷凍マグロの解体ショーあたりが限度かと存じます。

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2008年02月10日 17:52に投稿されたエントリーのページです。

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