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2008年10月 アーカイブ

2008年10月02日

うま 番外・スティール編

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yum さんの「うま三題」も番外編、ご自宅でご愛用の秋岡芳夫さんのテーブルの脚のお話にまで敷衍してきた。

それでは......と、現場で重用されているウマの発展系として、テーブルの脚として作ったスティール・フレームをご紹介しておこうと思ったのだ。

テーブルやら座卓を考えるに、ある大きさ形をもった水平の板が、床面より適当な距離を持った位置にある物と規定すれば、それを支える脚自体はミカン箱でもビールケースでもかまわない。いわゆるテーブルの四本の足という既成概念は不要なことなのだ。まぁ、足がぶつかるとか.....の他の用件を勘案すれば.....それなりのデザインということになが.......。

このスティール丸棒を曲げて溶接して作ったスペースフレームは、大工用のウマで代用していた製図板用の脚を、それ専用に作ったものなのだ。工事に使うのには........もうすでに逸脱してるとは思う。
この脚の効用の一つは、畳の上でも使えることだ。昔の建築学生、独立した個人が仕事場に製図板を拡げるのにも適当であったのだ。

こんな脚を二つ用意して、その上に板をのせればテーブルに........というのは、セルフビルダー的な考え方として覚えておいてもよさそうだ。

 ● BeV Standard | テーブル脚/スティール・フレーム

2008年10月13日

Be-h@usの配線を考える その1

 電気配線は、通常は建築作業のごく早期の段階に電気屋に入ってもらって、Fケーブルがとぐろをまくこととなるのだが、家ができあがった段階で、あ〜ここにもコンセントを出しておくのだったと、後悔の腐食に耐えねばならなくなることが良くある。

Be-h@uは「あらわし構造」で基本的に天井がないので、より配線が大変だ。天井がないから、床や壁を利用して醜い配線を隠すことになる。Beの外壁パネルは、もういじることができないので、あきらめるしかないが、内壁パネルは写真の右の壁のようにネジ止めしておくことをおすすめする(通常は左のように、釘を打たれてしまう)。

 

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2008年10月16日

ビスケットジョイナー その1

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棚を作るときにあからさまに釘が見えるのも美しくないので、ダボを使って組んだのだが精度がもう一つ良くなくずれてしまう。従来日本人は器用なのでこういうときは、ホゾ組を使っていたが、これを手作業でやるのはなかなか大変だ。

前々からダボという言葉は何語かなと思っていたのだが、ドイツ語らしい。→Dübel[デューベル](男性名詞)〔(単数の2格)‐s/(複数の1格)‐〕(建築)(固定用の)だぼ,ジベル(三修社アクセス独話辞典より)。

本当はホゾとホゾ穴をノミなどを使ってやるところを、あるとき独逸国の職人の親父が、えいやっと発想を転換して、ホゾ穴にあたるものをドリルで穴開けして、ホゾの突起部分だけを両方に打ち込めばいいやと考えたのだと想像する。
このダボをもっと発展させて、ホゾ組のようなものを機械で簡単に作ってしまおうというのが、ジョインターとかジョイナーと呼ばれているものだ。

強度・精度からいってもnakさんが所有しているdomino jointerというのが理想だが、何せ個人輸入しても10万円近く、日本の代理店を通して買えば18万円もする。そこで、今回は200ドル前後のビスケットジョイナーというものを買ってみた。

 

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2008年10月21日

ながーいドリルの刃

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外壁に防水コンセントをつけようと思って、Fケーブルを通す穴を開けようとしたら、私が持っているドリルの刃(長さ16cm)では届かない。穴の位置を計って外側からも穴を開けてみたが、ずれてしまってなかなかうまくいかない。

換気口くらい大きな穴であれば、ドリルでいくつも穴を開けて大きな穴をくり抜いてという手も考えられるのだが、ケーブルの穴なので18mm程度には抑えたい。

困ったときにはホームセンターということで、カインズホームにいったら、長さ20cm以上の小次郎サイズを売っていた。ただし径6mmのものしか無く、値段も二千数百円だったが、え〜いままよと買ってしまった。これで一遍穴を通しておいて、両側から18mmのドリルで穴を開けて一件落着。

しかし、後で自宅近くのドイトに行ったら、色々な径の長尺ドリル刃も置いてあった。しかも値段はカインズより安い。さすが老舗である。

 

2008年10月23日

ダイアモンドカッターは建築業界にパラダイムシフトをもたらしたのか?

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                                                                              イラストはつだかつみ氏のご厚意による

パラダイムシフトというのは元々はサイエンスの分野で用いられていて、科学革命と訳されている。例えばニュートン力学からアインシュタインの相対論への変化のように、今まで当然と考えられていた概念が革命的に変化してしまうことをいう。
「ものづくり」の分野では、技術革新によってこれが実現されることが多く、電話の出現で遠くの人間と話すことができるようになったし、更に携帯電話では場所を選ばす人と連絡をとることが可能となった・・・・・・と前振りが長くなったが、最近こんな経験をした。

 

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2008年10月28日

止水栓

 洗面台やシンクの下には、止水栓というもの(矢印)がついている。
自宅のものは、どちらも壁からでているので、イケアのキッチンキャビネットのように、後ろの壁がベニア1枚でべこべこのものは、どうやって取り付けるのか心配であった。

 

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2008年10月30日

ようとうつり

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照明用の電源を壁や天井から簡単に出せないというのは、配線を行ううえでなかなかのストレスになる。ダクトレールというのも一つの方便だが、たかだか天井から照明を一つか二つ吊すのには勿体ないような気がする。

天井から吊すペンダントライトも、醜いグレーのFケーブルを隠すため、ふかし壁のすぐそばに引っかけシーリングをつけて、そこからコードを引っ張ることになる。天井から吊す分には、引っかけシーリングと袋打ちコードで照明器具を支えればよいのだが、斜めにコードを引っ張る場合には、それ用の金具が必要になる。

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