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2011年02月 アーカイブ

2011年02月01日

韮崎サイコロ小屋報告17 床張りについて質問です

  gaiheki10

今回は報告でなくて質問です。
1階の床を張らなくてはならないのですが、始めてみたところ疑問ができました。2階の床も同じJパネルですが、壁パネルを立て込む前に敷いたので特に問題はなかったような気がします。------工務店でやってくれていたのを漫然と見ていて注意を払わなかったのが真相、情けないはなしです。

床材はJパネルで、厚さ36MM、壁パネルと土台の間に挟むWPSがやはり36MMなのでこのままで横から押し込む事は困難です。端を35MMまで薄くして多少テーパーをつけて、また柱の欠き込みを大きくして、ようやっと押し込みました。
が、この先、床全面にどうやって敷いていったらいいか悩んでいます。仮に図のような平面で、×を最後に張ると考えた場合どうしたらいいですか。パネルの長手方向はサネ加工がしてあります。メスのサネの下半分を切り落として、ナナメに落とし込めばいいでしょうか。

余談ですが、Jパネルを選んだ理由は、大きいから張り手間がかからないだろうという理由からでした。そうではありますが、かなり重いです。1M×2Mもので約30kgとのこと.
メーカーのホームページを見ると、「商品は車上渡しのため人員の手配をお願いします。お手伝いいただけない場合ユニック車チャーターになります」としっかり書いてあります。それくらい大きくて重いです。非力な単独セルフビルドでは考えものであります。

2011年02月02日

Snowovel

Snowovelというのは、snowとshovelの造語で、2006年タイムマガジン発明大賞を受賞した雪かき用のシャベルのことだ。車輪の造形がなかなかしゃれていますね。シャベルの柄の部分を少し曲げたのがミソで、使わないときはコンパクト?にまとめられる。いかにもアメリカ人が好きそうなお道具で、お値段は$129.95と約1万円。まあ、ある程度の雪ならこれでも大丈夫なのでしょう。

しかし、今年の雪は半端ではなく、水上の山奥に住む友人は、ロータリーの雪掻き機を動かしても、もう雪の壁が出来てしまって雪を吹き飛ばす場所が無いと嘆いている。連日の雪掻で疲れきって腰痛になってしまったそうだ。たまに降る雪ならハシャイでいられるが、毎日降るとなると大変ですね。

 

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2011年02月03日

韮崎サイコロ小屋報告17 床張りについて回答です

図面をクリックすると拡大します。

be-works技術部長の鈴木一彦氏よりsaikoroさんの質問への回答をいただきましたので掲載します(yum) 。

サイコロさんは変則的に土台配置されています。
添付図「右」が予定されている張り方です(注:saikoroさんがwebに載せた図は間違えたそうです)。数字の順に張っていくのがよろしいと思います。

本実(ほんざね)は千鳥配置のため不要や出来ない箇所がいくつか出てきます。その部分のオスまたはメスの下側は落とします。本床板の仕様上は本実を構成しなくて良いのかどうかわかりませんが、下に土台が有る箇所では問題は無いと考えます。水色部分には根太を設置しないと、床板中央のタワミが大きいと思います。最後は⑨ですが⑦⑧でも可です。

添付図「左」はフラットな配置案です。赤の部分は本実を必ず構成します。繊維の方向が長手になっているのでこの方がタワミに強いと思います。「右」と同じに根太を設ければより良いですが、固定前に実験してみるのも面白いと思います。本実は「右」同様土台のある箇所はメスの下側カットなどが考えられます。こちらも最後は⑨で本実カットです。

 

2011年02月04日

不凍栓が凍るとは

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寒冷地では、冬、屋外の水道は凍って使い物にならないので、不凍栓とか不凍水栓柱と呼ばれる水道栓が不可欠だ。
普通の考え方だったら、水道の蛇口を凍らせない様にするには、蛇口の周りや立ち上がり部分に保温用の布を巻いたりヒーターで温めたりして凍結防止をするだろう。

しかし、この不凍栓を発明したひとりの男は発想を全く変えてこれに挑戦した。「立ち上がり部分や蛇口に水が無ければ凍らないだろう」と。戦後間もない昭和24年(1949年)、長野県の小さなメーカーでのことである。
その原理は次の倶知安町のホームページのイラストが分かりやすい。

事実、この不凍栓のおかげで我山荘より北にある植物生態写真家埴沙萠先生のお宅では、立ち上がり部分はむき出しのまま零下12度になってもちゃんと水が出るという。

その不凍栓が凍るとはどういうことだろう。恐らく立ち上がり部分から水が抜けきらないからだろう。今週末、水道屋が来るがどういう対応をするのか楽しみだ。

 

2011年02月07日

be-windowのメインテナンス

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be-windowの大窓は、重量が相当あるので、ゴムのシーリングなどが窓枠と当たっていたりすると、開け閉めがとても重くなる。
窓の密閉性とスムースさの加減が難しいようだ。
 

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2011年02月08日

薪ストーブ廃熱利用プロジェクト その5

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今回はチェンバーの位置をエントツから8m位離して実験してみた。
すると、エントツから3m地点での温度が50〜70度、ダクト出口付近の温度が18度〜35度位になる。出口までの間に30〜35度温度が失われていることになる。
温度計の数を増やしてもう少し詳しくみると、大体4mのダクト当たり10度強温度が失われていて、これは先の測定値とも一致する。

熱交換部分の面積を一斗缶から3尺のダクトに変えても余り出口温度が変わらないのは、ダクト部分での熱損失が大きいからだ。近くのカインズホームに行くと、ダクト用の保温材というのを売っていたので、それを巻いてみた(写真の銀色の筒です)。150φx7500mmで約7000円もする。アメリカでは48ドル(4000円弱)位なのだが、送料がばか高いので日本で買った方が安いようだ。

早速、温度を測ってみると、4m当たりで2度位しか温度が下がらない。保温の効果は抜群である。

 

いるか男

テキサス大学のHill Taylor選手(23歳)はDolphin Man---いるか男として知られる潜水泳法の名手だ。背泳ぎの50m世界記録は24秒04だが彼はそれを約1秒近く上回る23秒1で泳ぎ切ってしまった。

もちろん15mを超えて潜水すればこれは規則違反で記録としては認められない。でも、背泳ぎといえば腕を如何に効率的にかくかということに注目が集まっているのに、全く視点を変えてこんな泳ぎを披露してしまうというのはなかなか愉快である。

2011年02月10日

にんげんがっき

我々の体は水分を含んでいるので電気を通す性質がある。タッチスイッチタッチパネルというのは、電極と人体の間を流れるわずかな電流を検出して働いているものが多い。

タカラトミーが発売した『にんげんがっき』は、このタッチスイッチを応用してガジェットにしてしまった発想がすごい。なかなか笑えますね。

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2011年02月14日

雪の降る日は意外と温かい

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我が家の凍らないはずの不凍栓が凍るので、とりあえずどの位気温が下がるものかデータロガーを使って地表近くの気温を記録してみた。
2月10日の夜12時ころに寝るときは雪が降っていなかったが、翌朝起きると一面の雪景色となっていた。榛名の前衛の水沢山もうっすらと雪化粧している。
 

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2011年02月15日

金沢go-shiyoさんからの便り

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金沢の里山でセルフビルド中のgo-shiyoさんから絵はがきをいただいた。
現在、pcの不調でメールの受信はできるが送信ができないそうだ。

「ご覧のような雪景色のためほぼ作業は中断状態であまり変化はありません。
金沢市街はすでに道路にはほとんど雪はありませんが、現場は里山のため雪解けもおそくなりそうです。春まだ通し…今はそんなところです」とのこと。

我が山荘と違って、半端でない雪の降り方ですね。春になったらセルフビルダーズで、一度お手伝いにおしかけねば!

 

 

 

2011年02月16日

床下放熱器を床上放熱器にしてしまった

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今まで、寝室の2mの大窓床下に設置していたコロナ製の床下放熱器を、大型のものから小型のものに代え、もう一つ小型のものをベッドの脇に設置した。

最初、一番暖房能力の大きい2.2kWの大型のものを入れたのだが、長さが1262mmあって根太が邪魔をして床面近くにもってこれない。小型のものは長さが902mmなので根太と根太の間にすっぽり収まるのだ。設置後試運転するとやはり小型のものを床面近くにもってきたほうが温かい(まあ本来はもっと多数設置し、一日中温水を回して床下のスラブ全体を温めるのだろうが)。

余ってしまった大型放熱器は、脱衣場の床上に設置した。これで今まで一番寒かった脱衣場がポカポカと暖かくなって快適である。

このままだと放熱器のフィンの間にホコリが溜まりそうなので、いずれ、ガルバリウムの板でカバーでも作ろう。

 

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2011年02月17日

超小型データロガー

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気温や室温の変化を記録するのにデータロガーはとても便利だ。
自動的に温度を記録してグラフで出力してくれるので分かりやすい。建築業界ではおんどとりという製品がよく使われているようだ。

写真は植物生態写真家の埴沙萠先生が紹介してくれたボタン電池型の超小型データロガーだ。1個2700円と超破格値だ。無料ソフトもダウンロードできる。ここまで読んできて飛びつきそうになったのだが、専用usbケーブルが25,000円もするので、結局おんどとりなどと値段は同じくらいになってしまう。防水仕様で土にも埋められるところが魅力だが、う〜む、ちょっと残念。

 

2011年02月18日

音声認識ソフト

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数年前に放射線科の医者が、これカルテ書くとき便利ですよと見せてくれた音声認識ソフトは確か30万円くらいだった。医学用語もちゃんと変換して使い続けるに従って変換効率もよくなる。同じ頃に確かIBMから出ていた音声認識ソフトは数万円くらいだったが、ちょっと使いものにならなかった。

最近、i osで動く日本語版も登場したdragon dictationというソフトは タダなのだが、随分変換効率も良くて驚いた。
asciiのサイトでは「貴社の記者が汽車で帰社した」とか「箸を持って橋の端を走った」などという意地悪なテストをいくつかやってみている。ちなみに「貴社の記者…」は私がやったらだめでしたね。
ocrと音声認識ソフトは昔はとても高価なわりに使いものにならないものが多かったが、随分進歩したものだ。
 

2011年02月22日

薪ストーブ廃熱利用プロジェクト その6

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予備実験でいろいろなことが分かってきたので、ダクトを床下に入れるべく最終段階のテストを行った。
今まではダクトの送風にボルネード733というサーキュレータを利用してきたが、これをそのまま床下に入れるのも長時間運転したときに不安があるので、送風ファンを代えてみた。

設計の佐賀井氏の助言に従って、中間ダクトファンというものに変更だ。三菱電機のシロッコファンを使ったV-23ZM5 中間取付形ダクトファン 低騒音タイプというものを買ってみた。今までの家電品に比べて値段も2万円代前半とかなり高価だ。消音タイプというのもあったが、あとからサイレンサーを取り付けられるのでまずは低騒音タイプにした。

風量は強・弱2段切り替えで、それぞれ600立法メートル/時と420立法メートル/時だ。
ダクトを床下に入れる状態に切って配管し、恐る恐る弱のスイッチを入れると実に静かだ。。
ダクトの周りには断熱材は巻いてないが、ストーブ温度180度で、エントツから4m離れたダクト直前の温度が35度、そこから10m近く離れた吹き出し口の温度が31度近くある。

う〜む、今までダクト4m当たり10度以上温度が下がっていたのは風量が足りなかったせいなのか。ダクト出口の風量も今までの送風機と違って大分多いようだ。大分希望が湧いてきた。来週はいよいよダクトを床下に入れるように頑張ってみよう。

 

2011年02月23日

薪ストーブのまわり

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よく建築雑誌にはキレイなキレイな薪ストーブが出ているが、実際はどうなのだろうか。我が家の場合は、灰はチルチル、木くずポロポロ状態である。薪を土間に置いてあるのでまだ助かっているほうだが、どうやったって汚れるのだ。

定石としてはストーブを家の中心に置いて温めるのが効率がよいのだろうが、我が家がストーブを家の中心に置かなかった(置けなかったかな)理由もこの汚れにある。
kassさんのところなどはいつ写真をみてもキレイになっているが、皆様のお宅はいかがでしょうか。

 

2011年02月24日

紫外線の力?

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1F土間の陸屋根にはデッキを作る予定なのだが、まだいいアイディアが浮かばない。ゴムシートで防水してあるので釘は打てないし、水勾配があるのでそれをどうするかも問題だ。

ゴムの防水シートは紫外線で劣化するようなので、とりあえずブルーシートで覆っておいたのだが、ご覧のようにモロモロになって穴が開いてしまった。
陸屋根に置いたプランターも、持ち上げようとしたらパリンっと割れてしまったので、やはり紫外線の影響でプラスチックが劣化してしまったのだろう。

東京に比べると大分紫外線が強いようだが、本当にそうなのかチェックしてみるのも面白い。こんなUVチェッカーなるものも売っているようだ。
紫外線恐るべし。早くデッキを作らねば。

2011年02月25日

ハムスターが動かすテオ・ヤンセン



学研大人の科学 テオ・ヤンセンのミニビーストは側面につけたプロペラで風を受け動力にしている。
それを改造して、プリンセスちゃんというハムスターの回転車で動くようにしてしまったからなかなか愉快だ。

こちらのサイトにはその経緯が書いてあるが、最初は蒸気で動かそうと思ったそうだ。テストパイロットのプリンセスちゃんが、果たして楽しいのかどうかは聞いてみないと分からない。


2011年02月27日

究極のシャボン玉製造器



映画会社で編集の仕事をしているCharlie Visnicさんは、友人が「1日ひとつは創造的なこと」を実行しているのに触発されて、自分も挑戦してみた。これは343日目の作品で「究極のシャボン玉製造器」。

しかし、「1日ひとつは創造的なこと」っていうのは、本当に大変そうですね。

日本だともっとマジメですから、職場で「1日1提案」だか「1日1改善」なんてオジサンがいましたけど。


2011年02月28日

薪ストーブ廃熱利用プロジェクト その7

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すでに床上でシミュレーションをやっているので、床下の配管は楽勝かなと思っていたが結構大変で今週中には終わらなかった。
やはり一番ネックになるのは、根太のあるところは45cmくらいしか高さがないので、寝っ転がって作業するしかないこと。床下の移動は匍匐前進。床下のコンクリートは冷え切っていて身体に堪えますね。

写真正面に光って見える箱が中間ダクトファンで、天井から吊るすものを上下反転して床置にした。
左の方に光って見える蛇腹がy字管で分岐したダクトを床上に吹き出させるためのもの。

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