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be-floorの床鳴りを考える

befloor10

今回3つ目の改善点は、be-floorの床鳴りを直すことだ。
これはbe-floorの宿命かと諦めていたのだが、webで調べると柄を調整すれば治ると出ている。
でも、良く観察すると音が出るのは、be-floorが木ネジで固定された梁桁の部分ではない。1000mm離れた梁桁間の中央部が歩いたときに2mm位へこんで、そのへこむ時と戻る時に床鳴りが生じているのだ。

 

befloor12

そこで、床下から床鳴りのする中央部分に桟(矢印)をネジ止めすると呆気無く解消してしまった。ちょっと拍子抜け。

まあ、これだけでもいいんですけど、もうちょっと整理してみた。

1)床鳴りは当たり前?
webで捜すと設計・施工者側は「床鳴りはして当たり前」という考えが多いようだ。何故なら木は水分を吸収したり吐き出したりして調節しているからという。

あれっ、東京の自宅は床鳴りなんかしなかったと思って、確認してみると確かに床鳴りがする。しかし、「ミシっ」というかわいい音がする位で、そんなに気にならない。榛名の家の場合は「メリメリ」「バリバリ」「ギーコ」と、とてつもなく大きな音がするのだ。まあ、確かに「床鳴りはして当たり前」かもしれないが「程度の問題」なのだ。

be-worksのbe-floorの項目を読む限りでは、「床鳴りは想定内」かどうかは分からない。もし、想定内であるのなら、床鳴りのことを考慮すると、be-floorは梁桁間を1m飛ばせないシステムということになる。見積時に裏から桟を1本当てれば消えることをちゃんと説明しユーザに同意をとるべきだろう。

まあ、単純に要求仕様に構造のことは入れても、床鳴りまで考えなかったということもありますけどね。


2)床の撓みと床鳴りは相関関係があるので、床鳴り防止は要求仕様に盛り込み済
もし、床鳴り防止は要求仕様に盛り込み済で、今回の我が家のロットだけで床鳴りが生じているのであれば、be-floorの製造元である興和の製品の実現仕様が要求仕様を満たしていないわけであるから、きちんとクレームをつけるべきだろう。

saikoroさんが使用したj panelは、床鳴りしないと聞いたが、サネで継いである接合部はどうなんでしょう。

3)雇い実が問題
be-floorは問題ないが、接合に使っている雇い実が音をだす原因になっていることも考えられるだろうか。

まあ、最初から完璧なシステムは存在しないわけだから、be-worksにはインシデントをきちんとフィードバックして、よりよいシステムを作っていただきたいものだ。

これで、1Fの床鳴りは簡単に治ることは分かったのだが、2Fはどうしたものか。

天井に桟がイッパイ並ぶのもねえ・・・・・・

 

コメント (8)

kass:

私が霧想庵にお伺いした時気になったのは、床を固定するネジの頭が結構な数出ていたこと。トルクがきちんとかかっているのか気になるところです。

yum:

kassさま

ナルホド、となると施工が問題という要素もあるのかもしれませんね。

私のbe-floorの第一印象は、「表にネジ止めのネジが見えるとは聞いていたけど、随分、雑な施工だな」ということでした。

何せ、ネジ頭がめり込んだところはホワイトウッドの刺が出ているところがイッパイあって、足に刺をさしてしまいましたからね。

それともう一つ気になったのは、ちゃんと下穴を開けてやったのかなということ。

床下から桟を打つのを見ていた時、下穴開けないでねじ込むと桟と床板の間が若干隙間が出ているところがありましたから。

rock:

我が家もbe-floorの床鳴りに悩まされました。最初は桟木をビス止めして対応していましたが、2階の問題もあり、最近はエポキシ樹脂系の接着剤(フロアメンダー等)を実の上の隙間からに流し込みます。結構中に入っていきます。乾くと床鳴りが止まります。

yum:

rockさま

貴重な情報をありがとうございます。

フロアメンダーというのは、注入器と注入針まで入ってるんですね。

saikoro:

わたしんとこはJパネル(実付です)でして、技術部長のご指示で、梁と直行方向に載せました。

木ネジでなくて N90の釘を打ちました。最初は下穴をあけずに打ってみましたが、とても素人に打てるものではありませんでした。

床なりは全くありません。

ご指摘で気が付いたのですが、施工基準書では、梁方向と板方向が一致してませんでしたか。このことは問題になりませんか。

yum:

saikoroさま
>ご指摘で気が付いたのですが、施工基準書では、梁方向と板方向が一致してませんでしたか。このことは問題になりませんか。

あれっと思って、be施工マニュアルver2.3 p37 7-4床パネルの設置を見直してみました。

仰るように梁方向と板方向が一致していますけど、これって不可能ではないでしょうか。
何故ならbe-h@usは梁が1m間隔でそれに直行する根太はありません。そこに333mm幅のbe-floorを梁方向に貼ったら、3枚で1mになりますが真ん中の床は雇いザネだけでもっているわけで、真ん中に乗ったら落っこちてしまうんじゃないでしょうか。

ですから、床は梁と直交方向にしか張れないと思うのですが、図面の見方がいけないのかなあ。


saikoro:

yumさま

図面の見方はその通りではないですか。

写真を拝見すると、梁と直交方向に張られてるんですよね。それでも中央付近が鳴るということですか。

接着剤は中央部分のみに流し込めばいいのでしょうか。

yum:

saikoro さま

>写真を拝見すると、梁と直交方向に張られてるんですよね。それでも中央付近が鳴るということですか。

直交方向に張って、梁間1mで中央付近が鳴るというのは、これはbe-floorは使えないというか使ってはいけないのではないでしょうか。

また、マニュアル通りに梁と平行にどうやって張るんでしょうね。我が家の図面を確認しましたが、やはり梁と直交方向に張るように指定してあります。

>接着剤は中央部分のみに流し込めばいいのでしょうか。

下から桟を当てた以外の場所がやはり床鳴りがするので、どうしたものかと悩んでいるところです。接着剤もちょっと抵抗があって・・・・・・

残念ながら接着剤のやり方はrockさんにお聞きしないと分かりません。

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2011年05月07日 18:44に投稿されたエントリーのページです。

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