とうとう屋上デッキが完成した。
工夫した点、失敗した点などを少しまとめておこう。
1)床板の張り順
デッキのガイドブックなどには床板は建物の側から張っていくのが定石と書いてある。
ただし、今回は上方の B群の板と下方のA群の板を、B1とAnの段階で縦の筋目を合わせなければならない。最初にB1の板を張った後Anを張って、順に張っていく手もあるが、それだと何だかA群の板を張るときに基準が無いようで心許ない。
幸いB1と建物の壁との隙間が30mm近くあったので、微調整はこのマージンで行うことにしてA群の一番右端から張ってきた。一応図面上はきちんと一致することになっていたが、Aの21番目の板を張ってB1との筋目があったときはうれしかったですね。
2)床板の継ぎ目
またB群とA群の境界の継ぎ目は、長い板と短い板を互い違いに張って一つおきに揃えるのが良いようだが、今回はメインテナンスのことを考えるとB群のデッキを独立させておいたほうが良いので、継ぎ目が一直線に揃うように張ってある。
継ぎ目の境は5mm間隔を開けて水はけを良くしている。また、継ぎ目の板の端は、やすりで丸めて板が変形して来た場合にも足がひっかからないように工夫した。
7m強の床板が一直線に揃っているとなかなか気持ちがよい
3)板は少し余るくらいに
これは失敗例だが、板を注文してから設計変更したので2x6材が6枚ほど足りなくなった。2x6材の規格は幅がおよそ140mmなのだが、新木場で大量購入した2X6材は幅139mm(写真上)、近所のカインズホームで買った2X6材は幅が144mm(写真下)で何と差が5mmもある。折角ここまで等間隔できちんと張ってきた床板の間隔がめちゃくちゃである。床板の間隔、9mmでも少し広いくらいなのに、14mmもあると指が一本入ってしまうぜ! 2x材は少し余るくらいに買っておくことを痛感しましたね。