ヒマワリの花は太陽の動きに連れて回るので向日葵(ひまわり)という名前がついたのかと思っていた。
しかし、植物生態写真家の埴 沙萠 先生によると「ヒマワリの花は、日をおいかけてまわらない」という。日を追いかけて回るのはツボミの状態で、一旦花が咲いてしまうとヒマワリの向きは東から南東を向いたままになるのだそうだ。何故そうなるのかは先生の絵日記に詳しく書いてあるのでそちらを参照してください。
というわけで、ヒマワリのツボミを朝6時30分から夕方5時までコマ撮り撮影してみた。
位置関係は画面の向かって左が南、手前が東、右が北、向こう側が西。
雨が降ったり風が吹いたりのお天気で、ちょっとヒマワリも迷っているのか、分かりにくいところもあるが、南東の方角から最後に西に向きを変えている(カメラの位置ももっと北側から撮ればよかったのですけど、今週再度挑戦できるかどうか)。
では、ヒマワリの花はというと・・・・・・
このように、花の根元の茎が90度近く曲がって南東の方向を向いたまま、日周運動はしない。いやあ、世の中には思い違いしていることがイッパイありますね。