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正直者のイス その3

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イスの素材は、例によって東京の家のベランダの廃材。その廃材であるレッドシダーを38x40mmの角材にリッピングした。座面、背板、肘掛け部分は、4x4の柱を20〜30mmにリッピング。一部釘跡などが目立つところもあるが、一皮剥くと思ったよりきれいだ。

まずは、側面の脚のフレーム部分。脚はポケットホールで繋ぐ。

 

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続いて肘掛け部分をネジ止めする。このとき角材が38x40mmしかないので、ネジが角材から飛び出さないような工夫が必要だ。
予め肘掛けの裏に角材の当たりをとって、下穴を開けておく。

 

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 当たりに角材を合わせて、クランプで固定。

 

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下側からネジ止めする。

 

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 これで、肘掛けと脚のフレームが完成。

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座面を張る前に、フレーム同士を6x90mmのボルトで固定する。外で使用するのでボルトはステンレス製のものを使用している。

 

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フレームを組み終わったら、座面を張っていく。
 

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 正直者のイスの出来上がりだ。

 

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 座面370mmというのは、靴を履かずに裸足で座るには丁度良い高さだ。また、背板を下の方まで張っていないので、腰が当たらなくて痛くない。見栄えは下まで張ったほうが良いのだろうが、そうすると背板にカーブをつけたくなるだろう。

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家の中に置いても木の椅子はマッチしてますね。
家の中で使ってバラす必要がなければ、フレームを井桁にボルト止めする必要がないので、もっとすっきりと仕上がるはずだ。

 

 

コメント (4)

SHOH:

素晴らしい!!!ちょっと拝見しないうちに、いろいろと作られていたのですね・・・。

yum:

shohさま

テーブルソーを買ってから、いろいろ出来ることが増えたような気がします。

篠原 正典:

私も曲線を全く使わずに試作しましたが、何度角度を変えて作ってもやはり
長時間座ると”正直に”尻と背中が痛くなります。
他のDIYではよく見られますがほんの少し座面と背もたれにはカーブを設定するのは面倒ですが実用上は理にかなっているようです。
DIYでは作る側からと使う側の双方の理と利は両立させないと家族(女房)の理解が得られずレジスタンスに合います。
独創性追及とはむつかしいものです。

yum:

コメントありがとうございます。
確かに長時間座るには、カーブがあった方が良いのでしょう。
ただし、屋外でちょっと食事をしたり、ビールを飲んだりという時間では、まあ、何とかなるかなあという気もします。
ヤコブセンのアリンコチェアも曲面を使っていますが、やはり長時間座ると尻や背中が痛くなります。
当時はテーブルソーしか無かったので直線だけで作りましたが、今はバンドソーもあるので、カーブを使った『曲者のイス』というのを考案中です。

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2013年07月17日 07:01に投稿されたエントリーのページです。

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