何しろ夏のバルセロナは、ものすごい数の観光客がおしかけて大変なので、なるべくならサグラダ・ファミリアは敬遠したいところなのだが、友人のManelが内部は完成したので是非見てこいというので、でかけてきた。
内部は美しいキリスト像が鎮座するようになったのと、ステンドグラスの文字が増えたのが印象に残った。
最近のバルセロナは何処の名所も事前予約と拝観料が必要だ。
まあ、事前予約はインターネットでしておけば、長い列に並ばなくても済むので、便利かもしれない。
観光客はプリンターなんか持っていないから、携帯やipadなどの画面のバーコード(QRコード)を掲示すればokだ。
一方、拝観料のほうは、昔はとられなかったカテドラルやサンタマリア・ダル・マール教会でもとられるようになった。
サグラダ・ファミリアは、建設費などを拝観料でまかなっているのでしょうがないが、大体20ユーロ以上。カサ・ミラ20.5ユーロ カサ・バトリョ22.5ユーロと結構な値段だ。
生前ガウディは「教会を仕上げることができなくても、後悔する理由はない」といっていたが、ガウディ没後100年にあたる2026年には完成する予定だという。
また彼はこうも言ったという。「私の依頼者は、別にお急ぎではない」。この場合の依頼者とは、神そのものに他ならない(堀田善衞『時空の端ッコ』より)。
なお、完成するとこのようになるのだそうだ。