半月くらい前からルーターテーブルを改造していたのは、このジグを使いたかったからだ。普通のダブテールジグはルーターを手持ちでやるのだが、このジグは発想を逆転してジグを手持ちで動かす構造になっている。
使い方はこのビデオあたりが分かりやすい。
早速、18mm厚の集成材でスルーダブテイルをテストしてみた(日本語だとダブテールは鳩ではなく蟻継ぎ、スルーダブテイルは通し蟻継ぎというのだが、かえって分かりにくのでダブテールでいきます)。
こちらはダブテールビットを使う、テールボードというもの。
そしてこちらがその受けとなる、ピンボードといわれるもの。これは1/2インチのストレートビットを使うのだが、ルーターブッシュとルータービットの距離がキチキチなので、早速ルータービットの刃を欠いてしまいました。
ノコとノミでやったら手間がかかるダブテールジョイントも、あっけなくできてしまった。
続いて12mm厚の板に挑戦。12mm厚の板はポプラの合板しかなかったのでそれを使用。
合板なので、どうしても板がめくれてしまう。
ピンボード側のめくれが激しいけど、まあ、テストピースなので・・・・・・
でも、こちらもピタリとおさまりました。
このジグは面倒なダブテール・ジョイントが簡單にできる、なかなかよくできたジグなのだが、残念なのは自由度が少ないこと。
例えばもう少し幅の詰んだハーフピッチ・スルーダブテールというのを作ろうとすると、このようにピンボード側が作れないんですね。
ハーフピッチ・スルーダブテール・ジョイントを作ろうとすると、オプションのルータービットなどを買わないといけないし、厚さも15.9mmまでしか対応していない。
目下これを切り抜ける方法を考えているところです。