コンクリートの打設時には、ミキサー車と打設車と2台車がやってきた。打設のオペレータが随分大きなウエストポーチをつけているなと思ったら、打設車のアームや生コンの打設・休止などの操作を行うリモコン装置であった。コードが無いところを見ると、ワイヤレスで飛ばしているらしい。随分便利になったものである。
基礎の立ち上がりの鉄筋に予めアンカーボルトを固定せずに、コンクリートを打ってからアンカーボルトを差し込んでいくのを「田植え方式」というのだそうだ。
ネットで「アンカーボルト 田植え」で検索してみれば多数ヒットし、侃々諤々の議論が展開されている。極端な例では、手抜き工事というのがある一方(ちょっと心穏やかではなくなるな)、木造の場合は現場で墨出しするし、台直しといって調整もできるので、それほど問題ではないという意見もある。ただし、積極的な肯定派は無く、これは建築業界の永遠の課題だというコメントさえある。
生コンを入れて立ち上げた基礎の上部は、まだ完全に水平になっていない。これをモルタルで水平に仕上げる作業を、天端(てんば)ならしというのだそうだ。「アンカーボルトの適切な敷設」と並んで、序盤で大切な工程だ。
金ごてでモルタルを均していく方法もあるが、最近はセルフレベリングといって、天端レベラーとか基礎レベラーという専用のモルタルを流し込んで水平を出す方法がよく使われているようだ。その工程は上図のようになる。
工事のスケジュールが早まって、建て方の1日目は見られなかった。建て方2日目に行ってみると、一階部分は終わり二階の柱もほとんど立っていて、あとは小屋組といいう段階であった。
躯体工事開始前には、予め柱や梁にBe金具を取り付けて工事がスムースに進むように段取っておくことが大切だ。
そうすれば、ホゾパイプに柱や梁をはめていく作業を、まるでレゴを組み立てるように素早く行うことができる。
ただし、中には、はまりにくくて苦労するものもあるようだ。。
一応スーパーはマニュアルを見ながら入れましたが、間違っていたらご指摘ください。
Be-h@usマニュアルの 7-1.壁パネルの設置>パネル設置の準備には、
「壁パネル設置の前に、外壁パネルの箇所にはWPSを取り付けます。WPSは土台・2階床梁の外面合わせに、釘N75@150以下で取り付けてゆきます。」とある。
う~む、こういう表現をみると、急に右翼になって「日本の言霊(ことだま)は、どこへ行ったんだい」と叫びたい衝動にかられる。
Be-windowは、立派だ。これが入ると、全体が引き締まった感じになる。
ただ立派に出来ている分かなり重い。
Be-h@usマニュアルの9-1搬入のところにも、「Be-windowsは、ウィング式の4tトラックで搬入されます。車上渡しとなりますので、荷下ろしには施工者側で人員を確保してください。また、設置の際にも、サイズにより相当の重量となるので、同様に人手が必要になります。場合によってはクレーンを準備してください」とある。
特に2mx2mの窓は、レールも含めると2mx4mもあるので、大の男4人でも大騒ぎだ。持つときに手がかりにするガラス用の吸盤も、相当強力なものでないと、滑ってしまって危ない。取り付けの位置に持って行くにも、足場を外して搬入路を確保する必要がある場合もある。これをセルフビルドでやるには相当な覚悟と体力がいるので、やはり専門家にまかせたほうが安全だ。
取り付けの際は、外側からではクリアランスが分からないので、内側からチェックする必要がある。
片流れの屋根は、どうしても長くなる。ガルバリウム鋼板の平板のものは余り長いものになると、メーカーが搬送中の破損を恐れて、ハゼ加工したものを出さない。波板のものなら出すとのことだ。
屋根屋さんも、メーカーが保証しない以上、責任が自分たちにかかってくるので腰が引けがちだ。屋根屋さんを何とか説得して、ロールのガルバリウム鋼板を現場で加工して1枚板でやって貰うという選択肢もあるが・・・・・・
高気密をうたっているBe-h@usの気密テストを行った。
今回のテストは減圧法といって、ファンで室内の空気を排気して負圧にして、 そのときの排気量と圧力差から隙間相当面積=C値を求める方法だ。
発泡ウレタン?の缶が転がっていたので、測定前にコーキングをしたり、開口部をシートで塞いだり、結構前準備が大変だったようだ。
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