ルーターで開けた直径35mmの穴にイケアのintegralというヒンジを入れてみた。
スナップ・オン式なのでネジを使わずに扉を取り付けられ、簡単にとりはずしもできるので便利。値段も2つで390円と安い。
ヒンジの穴はフォスナービットというドリルの刃でも開くので、試してみる価値はあると思う。
ビスケットといってもお菓子のビスケットではない。以前紹介したことのあるビスケット・ジョイナーのことだ。
2階の吹き抜けのところが柵も何も無くて落ちそうなので、ビスケットを使って本棚を作った。
長さ3m、奥行き300mm、高さは階段の側板の高さに合わせて900mmとした。棚の高さは本の大きさにあわせて、上から208mm、270mm、320mm(図面はgoogle sketchupで作成)。
天板は1枚の板でやりたかったが、余っていたシナランバーコアを利用したので、8尺のところでつないである(矢印)。
全ての収納に扉を付けるところまで完成(今回は広角アダプタを付けて全貌が見えるようにしました)。
一番右の出っ張っているのが、布団を収納するところ。
奥行きは3尺6尺の板が使えるように3尺(915mm)にしたのだが、 幅はイケアのパーツが使えるようにしたので1000mm(内法962mm)。結局、木どりをするときには、効率の悪いサイズになってしまった。
木材の尺モジュールというのは、一朝一夕には変わらないでしょうね(ツーバイ材にしても、6フィート、12フィートという単位ですし)。
左側は、幅1000mm(内法962mm)と750mm(内法712mm)、奥行きは580mm。これもイケアのkomplementというワードローブのパーツを利用できるように工夫してある。
各収納の天井は、2x10の梁と2x8の枠組みの上に、500mmx4000mmの松の集成材(約7000円)を載せてある。これは2階の床も兼ねている。
今までベッドを作るところまでは手が回らなくて、床に寝ていたのだが、寝室に押し入れも作ったので続いてベッドを作ることにした。
押し入れは図面を書かずに作って色々失敗したので、ベッドはいつも使っているgoogle sketchupで図面を作成した。
その時、考えたのは以下のような点だ。
google sketchupのアニメーションが、比較的簡単なので作ってみた。
普通のアニメーション・ソフトと違って、ちょっと戸惑うところもあるが、まあ、簡単に作れるところが便利かもしれない。
1x4の板ですのこを実際に置いてみると、16個では間が開きすぎて具合が悪いので18個にしたため、片側のベッドで枚数が足りなくなってしまった。ちなみに18枚にすると2センチ間隔くらいになる。
ところで、写真の右の方の床の一部が変色しているのは、日焼けによるものだ。ホワイトウッドのbe-floorは色白なので日焼けが目立ちますね。佐賀井さんは、な〜に、そのうち全体が日焼けして目立たなくなりますよと言ってましたが・・・・・・
最初はベッドとベッドの間をあけて、その間に床下暖房の吹き出し口を開けようかと思っていたのだが、4メートル四方の部屋に、1mx2mのベッドを2台入れると、とても間隔を開ける余裕はない。
そんなことを思い悩んでいると、
ベッドの頭のところに、幅2100 奥行き150 高さ800のヘッドボードを追加した。
片流れ屋根の宿命で、2階のトイレの入り口の高さは1550mmしかなく、あとは3寸勾配で奥に行くほど天井が低くなる。そのため、2階のトイレは天窓をつけたり、便器のある部分を150mm床を下げたり工夫している。また、入り口を入って左奥は納戸を兼ねている。
洗面器の下部ボールと排水金具の間から水漏れがあったので、排水管のナットを少しきつく締めてチェックしてみた。
すると、普通に水を張る分には水漏れが止まったのだが、洗面器に水を一杯張って洗面器上部のオーバーフローの穴から水が流れるようにするとまだ漏水する。
シリコンのテープを捲いてみたがそれでも漏水するので、洗面ボールを買ったジョイフル本田(正確には住宅設備機器専門館のスマイル本田)に電話すると、取り付けの注意点をファックスしてくれた。その一つがこのイラストである。
洗面キャビネット前面の扉は、省エネをしてイケアのキッチン・キャビネットの扉を流用した。
2年くらい前のキッチン・システムに比べ、若干パーツが変化しているようだ。扉に関しては以前のものが、扉の角を少し丸めてあったのに対し、随分丸めてアール状になっている。
あとは2階の下水配管で気がついたのは、煙突効果があるのか2階の下水口は臭気を吸い上げるようで、排水パイプと塩ビ管の接続部を丁寧に密閉しないと臭気が漏れてくるので注意が必要な点だ。
→http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa5673281.html?order=DESC&by=datetime
前回は吊り引き戸にしたときの強度の問題について考えたが、その他にもいくつか考えなければならないことがある。
えーと、吊り引き戸用の埋め込み式戸車というのは、どこのメーカーの製品も大体上部の両端につけるようになっている。これは恐らくホゾ穴のようなものを途中に開けるよりは、端に開けた方が取り付けやすいからだろう。
電気配線の変更は、なかなか手間がかかって大変だった。
以前は、正面に見える「配線用ふかし壁」の右の部分に2F床下からFケーブルを通していたのだが、引き戸とかちあってしまうので、引き戸の上を通すことにした(まだ、Fケーブルが見えていますが、隠します)。
スイッチボックスは上から、トイレの電灯、換気扇、そしてコンセントだ。
ちょっと見たところでは、簀子(スノコ)のようだが・・・・・・
ボンベ収納庫は、結局高さを高くして全て作り直して完成した。
今週は記録的な大雨で外の仕事ができない。そこで植物生態写真家の埴 沙萠 先生からいただいた桑の木をテーブルに変身させた。霧想庵の表札用にといただいたのだが、「カナクギ流」元祖としては文字を彫る自信がない。大きさも幅50cm長さ2mほどあるのでテーブルに変身させたというわけだ。
デッキを5つ作って家の外側のセルフビルドも大きなものが済んだので、室内のセルフビルドにとりかかった。
まずは脱衣場の棚からだ。脱衣場(だついじょう)というのは何とも音の響きが悪い。もっとましな名前はないのだろうか。辞書を引くと英語ではdressing roomとか bath houseというらしいが、dressing roomだと脱衣ではなく着衣となるところが面白い。洗濯機置場が一緒になった脱衣場なる空間は日本独特のものなのだろうか(アメリカ映画では洗濯機は地下室に置いてあるのが多いですね)。
閑話休題。
いつものように、google sketchupで図面を描いてみた。棚板はシナランバーで作ろうと思ったのだが、天井までの高さが2100mmあるので4尺x8尺のものが必要となる。4尺x8尺のシナランバーは近くのホームセンターにはないのでラワンランバーが選択肢となった。
A Bの空間はもう少し棚を作り込んでも良いのだが、今回はAにはイケアのワイヤーバスケット、Bにはホームセンターのプラスチックケースを利用することにした。
Cにはステンレスのパイプでタオル掛けを作るので、下の棚板の高さは864mm(棚板は24mm厚)となった。
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完成した棚。全体像が正面から撮れないので、入り口側と風呂場側から撮影した写真だ。
電気掃除機も居場所が出来て、ちょっと自己主張しています。
ラワンランバーは一応砥の粉で目止めして塗装したので、それほどラワンの木目は気にならない。
通常本棚は数段一列のものが多い。それは棚板を止めるのがやりやすいからだ。
寝室の北側の壁一面に長さ4000mm・高さ2500mmの本棚を作るプロジェクトだ。
奥行きは今までは300mmにしていた。これは3尺x6尺の板から木取りをするときに無駄が少ないからである。
「清く正しい本棚の作り方」では、奥行き210mmを推奨しているが、私の場合は260mmx310mmのA4ファイルボックスを入れるので、奥行きは250mmとした。
これは25mm厚、500mmx4000mm強のパイン集成材を半分に切れば良いので無駄も少ない。まあ、1cm位ファイルボックスが出っ張っても良しとしよう。
素材は塗装が楽なようにパイン集成材にした。図の黄色い部分は25mm厚、あとは18mm厚として少しでも軽くするように心がけた。近所のカインズホームで25mm厚 500mmx4000mm(7000円)2枚、18mm厚 3尺x6尺(3000円)8枚 計約4万円で購入。全て250mm(実際はノコシロがあるので249mm)の幅にカットしてもらった。
「清く正しい本棚の作り方」には自分で切るのは狂気の沙汰、0.5mmの精度でプロに切ってもらえとある。しかし木は伸び縮みするし、このような格子戸の建具を作るわけではないので、1mmの精度があれば十分ではないだろうか。
細かいカットはbosch4100でやったが、付属のノコ刃でもちょっと頑張れば、0.5mmくらいの精度は出る。丸ノコで切るのに比べたら格段に効率も良く、テーブルソーさまさまでありました。
今週はルーターにround bitをつけて棚板の角を丸める作業だけで、時間が無くなってしまった。
テーブルソーと一緒に輸入したkregのベンチトップ・ルーターテーブルが大活躍。手持ちでやるのに比べると、確実に素早く作業ができる。ベンチトップと名がついているように、トラックの荷台などに載せて現場で使うものだ。
今週は18mmの棚板を止めるdado(追い入れ)の溝をルーターで掘った。
全部で40カ所近くあるので、スミ入れをするだけでも時間がかかる。
dado用のjigは、以前ビデオで紹介したものを作ろうとしたのだが、jigを作っている時間が勿体ないので、結局簡単なT定規状のもの(矢印)になってしまった。
3/4インチの刃で溝を掘ると、18mmよりもちょっと幅が広くなってしまうが、細いビットで位置をずらして往復するのも、ちょっと数が多いので大変だ。まあ、棚板はネジ止めするかビスケットで固定するので3/4インチの刃で良しとする・・・・・・か。
以前、「本棚をめぐる十字問題」でも触れたが、棚板が十字状に交差する部分をどうするか。いくつか実験してみて、次のような結果となった。
25mm厚の縦板に対して、両側から5mmの深さのdado(大入り)を切ってある。従ってdadoを切った部分の厚さは25-5x2=15mmしかない。ここに#20のビスケット(長さ56mm×幅23.5mm×厚さ4mm)を両側に入れようとすると、幅が8mm程度足りない。
そこで、手前側はビスケットで止め(赤矢印)、向こう側はネジ止め(青矢印)にすることにした。dadoの溝の中にビスケットの溝を切るのはちょっと苦労したが、ビスケットジョイナーの刃をmaxに設定して何とか切ることができた。
一方、ネジ止め用の下穴は垂直に開けないと、18mm厚の棚板からネジが飛び出してしまう。ボール盤かドリルガイドが欲しいところだ。
本棚の大きさが大きくて、床に倒して置くスペースがないので、本棚を立てた状態で組み立てなければならない。すると既にはめ込んだ棚板の上にもう一段棚板を足そうとすると、既にはめ込んだ棚板が落ちてしまったりで大変だ。う〜む、何だかパズルのようだ。
今回は棚板の加工用にこのような馬を作った。
赤丸の部分をupしたのが次の写真。
いよいよ組立て段階になった。
これは下6段が組みあがったところ。
フラッシュ戸は以前、2階のトイレ/洗面所のところに作ったことがあるが、今回は1階の寝室の入り口に作る。 |
高さが2000mm以上で困るのは、表面に貼るシナベニアがホームセンターでは3尺x6尺のものしか置いてないことだ。インターネットで捜すと、埼玉県越谷市の材木屋が 扱っていることが分かった。4尺x8尺のものもあったが、3尺x7尺という丁度無駄が少ない大きさのものもあり、これは4mm厚のものが1枚2000円 也。
送って貰うと送料と梱包費で4000円位になってしまうので、イケア三郷ツアーも兼ねて回ることにした。道がやたら混んでいて結局1日がかり。やあ、疲れました。 材木屋のネットワーク(この業界も一番IT化が遅れている業種だから、勿論、人的ネットワークです)で、新木場でも受け取ることができるというので、今度はそちらに行くつもりだ。
今回は、フラッシュ戸の両側の木口を隠す大手材(図の黄色の部分)をどうするかちょっと迷った。
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引き戸で苦労するのは、やはり戸車の取り付け用の穴を彫ることだろう。
深さ47mm 高さ48mm 幅16mmの彫り込みを4つも作らなくてはいけない。おまけにどこのメーカーの製品も穴の底面はアールがついてるんですね。
最初はルーターでやってみたが、深さや高さが40mm以上もあると、私が持っているビットでは刃が届かない。一番深く掘っても25mm程度だ。それに2030mmも長さがあるものをフェンスに支えるのは至難のワザだ。幅16mmというのも半端な値で、アメリカだったらルーターの刃にあわせて3/4インチ(18mm)にするのではないだろうか。
戸車用の彫り込みの他に、組立て前にもうひとつやっておかなければなならいのが、底部のぶれ止め用の彫り込みだ。
Aの部分はルーターで簡単に彫れたが、Bの部分は2030mmの芯材を垂直にフェンスに支えてやらなければならないので大変だ。
以前はルーターテーブルを持っていなかったので、ビスケットジョイナーの刃を目一杯出して溝を掘った。ビスケットジョイナーを使えば、戸を組み立ててしまってからでも彫ることができるので便利だ。何回も穴を彫るので、ちょっと手間がかかりますけどね。
シナベニアを接着剤で枠組みに固定し、小さなクランプを総動員して抑えた。以前作ったフラッシュ戸は小さかったので、コンパネでサンドイッチし床に置いて重しをかけたのだが、今回の戸は大きくてその方法がとれない。 |
いつも使っているカメラのレンズに日食用フィルターを貼ってしまい、昔のカメラで撮影したらピンぼけ写真になってしまったので、仮の画を入れておきます。
えーと、今週はフラッシュ戸をレールに取り付けるところまで行ったのだが、ひとつ問題が発生。フラッシュ戸のレールを鴨居に取り付ける時に、下穴は開けたのだがネジを舐めて進退きわまってしまったのだ。
何しろネジがレールのU字型の溝の中にあるので、ペンチで回そうにもペンチの先が入らない(舐めたネジを外すものもいつくか売っているがそんなものは持っていない)。悪戦苦闘したがどうにもならないので、他のネジを全部外してレールごとバールで外した。もちろん鴨居の一部がバキッという音とともに損傷したことは言うまでもない。
カインズホームで買ったベストというメーカーの製品だが(最近、自社の検索システムで出てこないところを見ると、評判悪くてやめたのかなあ)、このメーカーに限らず付属のネジというのは安物が多くて、舐めてしまいやすく困ったもんです。ネジの値段をけちると、自分の製品にもケチがつくことを理解していないようだ。
やっとフラッシュ戸が完成した。 水性ペイントを塗ったが、色は真っ白だと目にきついので、明度85〜90%のウォームグレーにした。 ニッペの水性エコファミリーというシリーズのひとつで、一応低VOC塗料と表示されている。これだと、近所のホームセンターにも置いてあるので、急に足りなくなったりしたときに便利だ。 しかし、ニッペにしろアサヒペンにしろ、何で日本のペンキ缶のデザインというのはこうまでダサインでしょうかね。 |
台所のカウンターの上が混乱を極めているので、棚を作った。
台所用用品は大きさがまちまちなので、既成の棚だとどうしても無駄が多い。効率良く収納しようと思ったら、セルフビルドが一番向いているのではないだろうか。
当初はシナベニヤで作ろうと思ってホームセンターまで行ったのだが、18mm厚の3尺x6尺モノがシナベニヤが4200円、メルクシパイン集成材が3400円と800円も差があるので、結局メルクシパインで作ることにした。
2x4材を半分にしたものが余っていたので、土間の上部に工具用の棚を作った。
棚板を下から棚受け金具で支える方法もあるが、そうすると下側の棚の棚受けがテーブルソーを移動するときに邪魔になる。
そこで、桟木(赤矢印)を壁に打ち付けて棚板を乗せ、棚板の手前は天井から支えることにした。一番左側は天井の梁を利用出来なかったので、天井でビスが効く所を選んだためちょっと半端な位置(青矢印)にきてしまった。
棚板にはコンパネを使ったので、天井からの板を直接ビス止めすることが出来ない。そのため壁の桟木と天井からの板を、短い板でL字状につないで(緑矢印)、その上に棚板を載せることにした。
土間に置いてある、A4のファイルキャビネットを流用したパーツボックスの下のほうの引き出しが、どうも使いにくいので、嵩上げをしてもう少し使いやすくする作戦だ。ただ嵩上げしただけでは勿体ないので、その部分は靴箱とする。
まずは、sketchupで図面を書いてイメージをつかむ。土間の基礎のコンクリートが2cm程度出っ張っているので、靴箱後面を2cm削ることにした。使用する木材は主にテーブルソー用テーブルで余った15mm厚のラワンランバーである。
こういう箱物は、ビスケットジョイナーかポケットホールジグを使うのが簡単だ。ポケットホールジグは、ネジ止めの穴を隠したり目立たない位置に開けたりしなくてはならないので、今回はビスケットジョイナーを使うことにする。
今まで仮に作った棚が、デッキへの出入りに邪魔なので、以前作った工具用の棚と同じように天井から吊るす棚を作った。
まずは、2X4材を縦に半分にして棚の骨組みを作る。
両脇の柱の中心から中心までが1000mmなので、長さ910mmの棚受けがビスで固定できないかと一瞬あせったが、壁板を止めている枠組みがあったので、そこに止めることができた。
東京の家のツーバイ材の廃材でデッキ用テーブルを作ることにした。
ツーバイ材の厚さは通常38〜40mmなのだが、廃材を調べてみると38mmと34〜35mmのものがある。
アメリカではデッキの床板に5/4インチ(26mm)厚のものを使うようだが、34〜35mmというのはそれとも違う。いくら何でも38mmから4mm近く縮むわけもないし不思議だ。
まずは、ツーバイ材を貼り合わせるため側面を5mm程度リッピングしてみたのだが、ツーバイ材は結構曲がっていたりして、貼り合わせようとすると間が開いてしまう。
これは困った。ジョインターがあれば一発で基準面が出るのだが、生憎持っていない。
「そうか、基準面を持ったものを取り付けてやれば良い!」ということに気がついて、合板の切れ端をビス止めしてリッピングした。これで真っ直ぐな基準面ができるので、それをフェンスに合わせれば平行な板ができる。
ツーバイ材をもう一枚足して、1500x900mmと縦の幅を100mmくらい伸ばした。その理由はそのうち説明しましょう。
木工製品のイスは、競いあうようにシートや背もたれにカーブを付けて座りやすくしている。
自作の場合はそうすると、木取りもちょっと厄介だし、曲がりをつけるのも大変だ。
まずは、曲がったことはしないというコンセプトで、デッキ用のイスを考えてみた。
名付けて、曲がったことはしない「正直者のイス」。
イスの素材は、例によって東京の家のベランダの廃材。その廃材であるレッドシダーを38x40mmの角材にリッピングした。座面、背板、肘掛け部分は、4x4の柱を20〜30mmにリッピング。一部釘跡などが目立つところもあるが、一皮剥くと思ったよりきれいだ。
まずは、側面の脚のフレーム部分。脚はポケットホールで繋ぐ。
今回はデッキ用テーブルをスーパー楕円テーブルに変身させる。
このホームページで目的のスーパー楕円がどんな感じになるのか、シミュレーションが出来るところまでいったのだが、問題はそれをどうやって実現するかだ。
まずは型紙を作るところから始める。
eのパラメータを180度(デフォルトは360度)にすると、縦半分を表示することが分かった。90度にしても横半分にはならないので、縦長のスーパー楕円の型紙を作る。
更に左下の"Download as PDF file"のところで、A4縦、1:1にすると素晴らしいことが分かった。
今回はジグソーでざっと切ったテーブルを、テンプレートを利用してルーターでキレイに仕上げる。
活躍するのはパターンビットとかトリムビットと呼ばれているルータービットだ。
ベアリングが刃の下についているものと上に付いているものとがある。まあ、どちらから見るかによるのだが、刃の下に付いている方をトップベアリングビット、上についているものをボトムベアリングビットという。
まあ、トップベアリングビットの刃の長いものがあれば、ツーバイ材を一発でトリミングできるのだが、私が買ったビットは1インチの長さしかない。そこで、最初トップベアリングビットで削った後、板をひっくり返してボトムベアリングビットで残りを削る作戦だ。
正直者のイス(左)が結構好評だったので、それに気を良くしてボルト止めしないバージョン(右)も作ってみた。
マイナーチェンジなので、正直者のイスver.1.1だ。
変更点は、以下の3つ。
1)ボルト止めは、やめる。
2)接合部分はポケットホールで止める。
3)ポケットホールで止めやすいように、フレームの幅を38mmから45mmに変更。
今回はちょっと宗旨替えして、座席と背もたれのフレームを相欠き接ぎにすることにした(赤丸で囲った部分)。
家内の母親が歳をとって、布団から起き上がるのが大変なようなので、スノコベッドを作った。
図面はsketchupのファイルで残っていたので、それを利用。久しぶりに作ったので、忘れていたことがあったが、最初に図面を書いたときは、いろいろ考えていたことが分かった。
まずは、木取り。真ん中の仕切り板を除くと、ホームセンターで500x4000の板1枚で枠組みができることを思い出した。
また、ベッドの長さは丁度布団の長さに合わせたと思ったが、その他にもベッドの下にイケアのワイヤーバスケットや収納ボックスがぴったり入るサイズになっている。よく考えたなあ。
ワイヤーバスケットなどを取り付けるのがちょっと面倒臭かったし、東京には出来上がった後全部バラして持っていかなくてはならないので、肝心の出来上がりの写真を撮るのを忘れてしまった。何だか老人力がついてきましたね。
750Hx1030Wx120Dのヘッドボードを作った。
回廊プロジェクトで余った幅120mm, 厚さ27mmの杉板で枠組みを作り、それにスノコ作りで余った幅89mm, 厚さ15mmの杉板を張る。
壁面ではなく、ベッド本体に取り付けるので、余り奥行きがあると邪魔になる。奥行き120mmというのは、丁度ティッシュペーパーの箱が入る大きさである。
我が家の一階のトイレは、居間と接しているのだが、そこで来客とお茶を飲んだり食事をしたりしているときに、トイレの音が漏れてきて、極めて評判が悪い。
どうも、客人は私がセルフビルドでやっつけたものと考えているようだが、れっきとしたプロが設計し施工したものである。
ボルト止めの分解できるタイプのイスをそとに出しておいたら、雨に打たれたり日にさらされたりで、ボルトが緩んで左右方向にグラつくようになってきた。
力いっぱいボルトを締めると、ボルトが木にめり込んで余りよくない。
本当は木で筋交いを入れたかったのだが、そうすると継ぎ手などを使わなくてはならないので、アルミの板を使うことにした。18mm幅 4000mm長のアルミ板がホームセンターで1100円也。
まずはクランプで止めてその効果を確認する(一番最初の写真を撮り忘れました)。
また、水準器で脚の垂直もチェックしておく。
蚤虱馬の尿する枕もと (のみしらみ うまのばりする まくらもと)
芭蕉の奥の細道にこんな句があるが、我が家のトイレは馬の尿ならぬ人の尿の音が筒抜けで洒落にもならない。
ビス止めのビスを全て抜いてみたが、壁の部分は少しも外れる気配がない。左上のところに少し隙間があるので、そこにノミを入れて少し削ってみた。
吸音ボードを貼ったあと、9.5mm厚の石膏ボードを貼る。 水洗タンクとの隙間はわずかしか無かったが、何とかクリアできた。しかし、長い石膏ードは壁が邪魔をして入らないので、3つの部分に別れてしまった。 |
トイレの開き戸は、遮音シートやロックウールを入れるので結構重くなる。 |
いよいよフラッシュ戸の製作に移る。 まずは、sketch upで図面を書いてみる。 開口部は幅600mm,高さ2066mmあるが、ドアはそれよりも上下左右4mmづつ短くした。それにしても随分細長いなあ。 横桟の間隔は600mmのロックウールの吸音パネルを半分に切って使おうと思うので、300mm。 |
ボール盤を持っていないので、25mm厚の板に径21mmの穴を真っ直ぐあけるのは難しい。手持ちの道具で垂直に穴を開けらられるのはルーターしかないので、それを使うことにした。
幸いドアノブを取り付ける部分は、38mmと40mm厚の板を合わせてあるので、80mmの深さの穴を開けないでも済む。両側から穴を彫るようにするば、長さ20mm強のビットを使えば良いだろう。
横から開ける穴は径21mmの穴を少しオーバーラップさせて、その間をノミで削って楕円にしろとの指示がある。施工のしやすさというのも設計のうちだが、このドアノブの設計者の頭にはそんなことは入ってないようである。
フラッシュ戸の骨組みに、遮音マットを貼りその上から4mm厚のシナベニアを貼る。
写真は内側から見ているので、黒く見えているのが遮音マット。
ドアスタンドは、先日紹介した後半のものを作ることにした。
2x6と12mm厚ベニアの端材を利用する。
まずは、sketch upで図面を描く。
オリジナルの寸法がインチなので、mmに直すとちょっと半端な値ですね。
ドアを挟む間隔はツーバイ材が使えるように38mmとした。
以前紹介した丁番用ジグを米国式でいくか英国式でいくか迷ったのだが、吊り元にも溝を掘ることを考えて米国式で行くことにした。
米国式では基準面が手前なので、左右対称のものを作ってしまえば良いのに対し、英国式では奥の面を基準にするので、吊り元の柱を考えるとスリットの切り込みを深く作らねばならないからだ。
最初、12mm厚のMDFで作ったら、1/2インチ長のパターンビット ではジグの壁まで削ってしまって大失敗。15mm厚のラワンランバーの端材で作り直した。
バンドソーは持っていないので、両脇をノコで引いてからドリルで穴を開け、回し挽きノコで奥の部分をカットしてラフな切り込みを作成。その後、英国式のようにMDFの端材を両面テープで貼り付けてパターンビットで仕上げた。
1インチ長のベアリングが根本についたパターンビットは径が太いものしか持っていなかったので、ベアリングが先端についた細めのパターンビットでルーターテーブルで逆側から仕上げた。その後、角が丸くなった部分はノミで削って修正した。
手前のガイド部分は単に接着剤を塗りビス止めしただけだ。ルーターはちょっと油断すると、暴れてジグの壁面を削ってしまうなんてこともよくある。あまり気合を入れてジグを作るより、壊れたらまた作ればいいや位に考えておいた方が無難ですね。
finger jointをするために分けていた側板をビスケット(矢印)で板接ぎする。
いよいよ仕上げの段階に入った。
まず、踏み台の外側をルーターで丸める。
内側も丸めると、何だかキリッとしたところが無くなってしまうので、内側は直角のまま少しヤスリで丸める程度にした。
最近買ったリョービのベルト・ディスクサンダーが20kg以上もあるのでカートを作ろうと思ったのだが、以前買ったルーターテーブルがポータブル用で高さが低いので、兼用のものを作ることにした。
高さをテーブルソーと同じにすることで、拡張テーブルの用途も狙っている。
一挙三得を目指す欲張った企画なのである。
二兎を追うものは・・・・・・というではないか、ましてや三兎を追っているのだから、果たしてうまくいきますことやら。
まずはsketch upでざっと図面を描く。
フレームを相欠継にして少し頑丈な構造に変えてみた。
4x4の柱をリッピングして作ろうと思っているので、フレームのサイズが図面通りにいくかどうかは分からない。
フレームをここまで組み立てたところで、今回使うキャスターがボルトで止めるものなので、ボルトの長さが40mmも無くて付かないことが分かってしまった。
それと、全体の高さを測るときにテーブルトップの厚さを足し忘れたので、ちょっと縮め直さなくてはならない。
う〜む、"Measure twice cut once!" 「2回測って1遍で切れ」という格言通りになってしまった。
フレームの高さを切り詰めて、相欠き継ぎをやり直して再度組み直したところ。
フレームは4X4のレッドシダーを4つ割りにしたものを主に使っているので、40X40mm。横のフレームを入れたことで、かなりしっかりとした。
テーブルソーは一つしかないからdadoブレードをつけると、相欠き継ぎの部分をまとめてやらないと、何回も刃を交換することになるので、段取りをうまくやらないといけない。
この前作ったトレーよりも、もう少し大きいトレーが欲しいという家人のリクエストがあったので、普段使いの長手盆を作ることにした。ちなみに先日作ったトレーは茶器の一文字盆というのだそうだ。
さて、サイズをどうしたものかと思って色々調べたら、秋岡芳夫氏の「新和風のすすめ」に次のような記述があった。
『「使いやすい道具というのは何か」というのは生活の重大テーマですが、それに対する答えのひとつは、「身巾もの」ということです。
さきに、身巾もののお膳を試作中だと書きましたが、たとえばその「お膳」なら、両手で持ったとき、手が肩幅よりも飛び出さないでからだのなかで持ち運びできる大きさ、それを「身巾もの」といいます。---身度尺と人間工学より』
身巾ものの代表のような箱膳のサイズを調べると、大体36cmくらいのものが多い。箱膳のように真四角というのもしまいにくいので、36x30cmのものを作ってみることにした。
もう2x6は残っていないので、4x4の柱をリッピングして使う。
長方形や楕円のお盆を作っても面白くないので、スーパー楕円の長手盆を作ってみることにした。
途中経過を撮るのを忘れたが、外側のいらない部分を切り落とし、ルーターで整形して角を丸めた。
サンドペーパーで磨いたあと、柿渋を2倍に薄めて塗り、少し色をつけてみた。
以前作ったver.1は内縁を丸めるのがうまくいかなかったので、盆をくり抜く厚さを20mmまで増やしてパターンビットを効果的に使えるように変更した。
写真は内側を長手盆と同様にドリルで穴を開けてパターンビットでくり抜いたところ。更に外縁をジグソーで大まかに切り取ってある(上がレッドシダー、下はスプルース)。
3ヶ月前にシェイカー風踏み台というのを作ったが、ibuildit.caを見ていたら、12mm厚合板(3x6尺でお釣りが来る)で作るもっと簡単な踏み台がでていた。面倒くさい継ぎ手などは一切使っていない。
12mm厚合板を使いながら2枚貼りあわせたりして強度をもたせているところがミソですね。一つ作っておくと便利だろう。
ペーパータオルがそのへんにゴロゴロころがっていて邪魔なのでホルダーを作ることにした。
youtubeで"paper towel holder"で検索するとイッパイでてくるが、一番簡単そうだったのがこれだ。アメリカのペーパータオルの規格は幅13インチ(約330mm)のようだが、日本で売っているペーパータオルの幅はそれよりも100mm短い230mm程度。
230mmではラップやアルミホイルなどは入らないので、上のスペースにはペーパータオルの予備を入れることにした。
面倒くさいのはペーパータオルの芯をどうやって固定するかだが。芯をロクロで削ろうにも持っていないし、ビデオにでてくるトイレットペーパーの芯のような仕掛けも適当なバネが無い。ジャンクボックスを探したらたまたま調度良いものがでてきたので、作る気になったわけである。
簡単なので図面を作るまでもないが、一応sketchupで作図してみた。
使用したのは本棚を作るときに余った18mm厚の集成材。これを寸法通りにカットしたところ。
あれっ、蓋を撮り忘れてますね。
7月に作った「ベルト・ディスクサンダー用カート兼ルーターテープル」は結局ルーターテーブルになってしまった。兼用というのはなかなかうまく行かないもんである。
ディスクサンダーが椅子の上に乗っていてじゃまなので、専用のカートを作ることにした。参考にしたのはこのページ。
まずは、sketch upで図面を描く。
カートを材木用の棚の下に入れるため、高さを大分低く変更。
なんだか半分くらいの大きさになってしまいました。
どうせ工具用だから、12mm厚ベニアの4尺x8尺でいいやと思ってホームセンターに行ってみると、3尺x6尺しかない。
カットリストを4尺x8尺で作っていたので、現場で手書きで3尺x6尺に急遽変更。
板もポプラのjis不適合品という11mm厚合板が3尺x6尺で1080円と安かったので、こちらに変更した。多分中国製だと思うが、見た目はラワンよりも良い感じだ。
12mm厚から11mm厚に変更したので、sketchupの図面も書き直す。
実験してみると、引き出しの取手はこのタイプのほうが安定しているので、こちらに決める。
以前作ったすのこベッドには、イケアのワイヤーバスケットを入れていたのだが、前面が斜めになっているのでパネルをつけにくい。
そこで、引き出しを作って入れ替えることにした。まずはsketchupで図面を描く。 横幅が1m近くあるので、3x6尺の板から木取りをするのが難しいですね。 奥行きは3尺の半分が使えるように約450mm。
引き出しの枠とパネルは、ここのところ安くて気に入っている11mm厚のポプラ合板。底板は軽くするため5.5mmのラワンベニアを使用することにした。
パーツを切り出したところだ。
最近は3x6尺の板などは、屋根に乗せると風に煽られて危険なので、ホームセンターで半分くらいの大きさになるまでカットしてもらっている。
いつも行くカインズホームは、人が変わっても結構正確に切り出してくれるので安心して頼めるのだ。
赤矢印の溝は1/4インチのルータービットで掘ったが、青矢印の5.5mm厚のベニアが入る溝は、テーブルソーの刃を2回くらいずらして掘った。真ん中に11mm厚の補強用の桟が入るので、その分だけ上にずらしてある。
引き出しは無事スライドレールに取り付けられたので、引き出し前面のパネルの縁取りをする。
縁取りはカエデなどの硬い木でするのだが、ホームセンターではほとんど硬い木にはお目にかかれない。そこで18mm厚のspf材を8mmにリッピングして使用した。
裏側は見えないので裏側で位置を揃えて、表側に7mmくらい突出させている。
イケアのキッチンキャビネットは裏側に支えの壁が必要ということで急遽作った棚。最初はグラスや食器を並べて、3枚の引き戸を作る予定だったのだが、引き戸を作るのが伸び伸びになっている間に、棚が物置と化してしまった。
そろそろ引き戸を作ろうかと思ったのだが、3枚で27mmしか余裕をみていないので、ガラス戸でもはめる予定だったのかもしれない。
ガラクタを隠した方が良いので、ガラス戸ではなく木で扉を作ろうとすると、9mm弱の3枚の引き戸はちょっと作りにくい。
選択肢は折戸か開き戸くらいしかないが、折戸はちょっと構造が複雑だ。消去法で開き戸ということになるが、開き戸にするのであれば棚を4つに区切って2枚x2の開き戸にすればよかったのだが、もはや棚を作りなおすのは大変だ。
幅が600mm強の開き戸は開けた時に、ちょっと邪魔になるがまあ仕方がない。
パーツを並べるとこんな感じだ。
扉の高さが1036mmあるので、木取りをするのに半端な長さだ。4x8尺のベニアがあれば無駄が少ないのだが、3x8尺だと残りが770mmくらいしかない。
久しぶりにjoyfulホンダに行ってみたが、シナベニアの4x8尺は無かった。おまけに4mm厚の3x8尺は1600円台とカインズホームより300円近くも高かった。
その他で気がついたのは、合板の種類が増えたこと。今までは合板といえば、ラワンかシナくらいだったが、トドマツとか数種類のものが有り、集成材も種類が増えていた。
安かったのはサンドペーパー。カインズホームやコメリで100円ちかいものが65円くらいであった。
結局、カインズホームで3x6尺を4枚買って、カットしてもらった。近頃はカットする人が変わっても長さが1mmも狂うことがなく、結構重宝してますね。
フラッシュ戸ができたので、取り付けのためのヒンジの穴を開ける。
直径35mmの穴を開けるのに、以前ルーター用に買ったビットを電気ドリルに付けて使ってみた。
一個はうまく開けられたのだが、シナベニアが柔らかいせいかビットの中心がずれやすくて位置決めが正確にできない。
仕上の塗装は、ニッペの水性エコファミリーというシリーズのウォームグレー。真っ白でなく明度が85〜90%なので、おちついている。
開き戸に取手をつけなかったので、すっきりと収まった感じだ。他人が開けることはないので、扉のどちら側を押したら開くのかは本人さえわかっていれば良いのである。
このルーターテーブルは、もともと「ベルト・ディスクサンダー用カート兼ルーターテープル」として作ったので、棚の幅はベルト・ディスクサンダーを入れるのに適した幅になっている。
その下段の棚が開いていてもったいないので、引き出しをつけることにした。
もう下駄を履かなくなって久しいのに、下駄箱という名前だけは生きている。不思議だなあ。カタカナ好きの設計者のみなさんは、何と呼んでいるのだろう。
さて、玄関を入ってすぐの土間に置く下駄箱とコートハンガーの組み合わせを作ることにした。
コートハンガーのバーをX軸方向に作ると、奥行きが600mmくらいは必要となる。
一方、下駄箱のほうはそんなに奥行きを必要としないので、コートハンガーのバーを奥行方向につけることにして、奥行きは400mmとした。
高さは東京の家のものを参考にして、1460mm。
まずは、sketch upで図面を描く。
横幅は丁度柱から柱までで、1105mmとなる。一番下の箱の右側が削れているのは、もう床がたちあがっているからである。
枠となるパーツだけダクトテープで固定して仮組みしてみた。
合板などの大きなパーツは大体ホームセンターでカットしてもらっているが、昔に比べると随分正確になったものである。
以前だったらカットするときに、1〜2mmの誤差がありますけどいいですねと聞かれたり、カットする人によってもばらつきがあったりしたものだが、最近は安心してお願いできるようになりましたね。
ハンガーを奥行き方向にかけると、一番奥のものが取り出しにくい。
そこで、ハンガーレールが手前に引き出せる金具を注文した。
スガツネのスライドコートハンガーは、UH型とWH型と2種類あってWH型の方が安い。
ちなみに400mmのものは、UH型が定価2916円(税込み)WH型が1596円(税込み)と1000円以上も違うので、迷わず安い方に決める。
販売店別では私の好きな京都の河長が1596円(税込み)+配送料864円で計2460円。
モノタロウが1790円+配送料500円 計2290円(税別)=2473円(税込み)。
河長は配送料がちょっと高いが、月曜に注文して火曜の朝には届いていた。モノタロウは税別表示なので、ちょっと注意しないといけない。やはり消費税8%は効いてきて僅差で河長のほうが安かった。
本組の作業は床に養生シートを敷いて行った。
組み上げるところまでは良かったのだが、いざ動かそうと思ったら、重くて持ち上がらない。24mm厚のランバーコアは相当な重さだなあ。仕方がないので、土間のそばまで養生シートごとひきずっていくよりなかった。
それと、土間のコンクリートが結構デコボコなので、土台の部分は調整するのに苦労した。
今週はカメラを山荘に忘れてきてしまったので、写真なしのレポート。
ドアはフラッシュ戸にするので、芯材を何にするか考えなければいけない。
今までは東京の家のバルコニーの廃材(レッドシダー)をリッピングして使っていたが、それも尽きてしまったので、ホームセンターで探す。
4mm厚のシナベニアを両側に貼るので、厚さを20mm程度に抑えるには12mm厚の材料が必要だ。いろいろ見たがホームセンターでは、選択肢はホワイトウッドくらいしかない。
しょうがないので、1x4と1x6のホワイトウッドを12mm厚にリッピングして使うことにした。まあ、外で使うのではないから、悪評の高いホワイトウッドでも大丈夫だろう。
それにしても、円安の影響はホームセンターにも出てきて、何だか材木の値段が先週よりも上がっているようだ。アベノミクスの影響は、こんなところにもじわじわと浸透してきているのである。
棚板は結局、ポケットホールでつけることにした。
丁度手持ちの1インチ(25.4mm)のポケットホール用ビスが15mm厚の板にも対応していたからである。
予め棚板の四隅にポケットホールの穴(赤矢印)を開けておいてから、棚板の下に170mmのスペーサー(青矢印)を入れて棚板をネジ止めする。スペーサーを上に移動してこれを繰り返す。
ポケットホールというのは、接着剤なしでもしっかりと固定できるので便利ですね。
棚の一番下は長靴が入るように2段分空けたが、6段の棚があっという間に仕上がった。今週はフラッシュ戸を作る予定だ。
今週はいよいよフラッシュ戸作りだ。
まず、芯となる枠組みを作る。
厚さ20mmのフラッシュ戸が2枚完成したところ。 縁取りはルーターで角を丸めた。 |
端材が大分貯まって邪魔になってきたので、その整理もかねて下駄箱/コートハンガーの上に工具用の棚を作ることにした。
まずは奥行き300 長さ1106mmの棚板を作る。
15mmや18mm厚の板でこの大きさのものはない。また合板を買うと端材が増えるばかりなので、15mm厚の合板で枠組みを作って、その上にベニアを貼ることにした
骨組みはポケットホールで止める。このビデオに出ていた(5分13秒付近)jigが便利そうなので、それを作って枠組みを作る。ネジ止めをするときは、やはりクランプで止めたほうが確実だ。
図面を書くほど複雑では無いのだが、一応全体像がわかるようにをsketchupで描いてみた。
棚板の周りは、エッジバンディング(縁取り)をして、醜い断面を隠した。
集塵機の付属品が散らかっているので、その収納棚を追加した。
収納棚といっても20mm厚の板に穴を開けたもの。
丸い穴は大きすぎると物によっては落ちてしまうので、パイプなどの口径に近いものを開けなくてはならない。
ホールソーだと微調整が無理なので、以前買った自在錐を使用した。
そろそろ寝室の本棚が満杯になってきたので、トイレの前に本棚を増設することにした。
まずは、sketchupで図面を描く。
高さ2110mm、幅1000mm、奥行き250mmである。
美術全集という本が400mmも高さがあって、寝室の本棚には横向きに入れていて、どうも効率が悪い。そこで一番下の空間は高さを410mmにその他は270mm、一番上は文庫本が入る155mmとした。
本棚に使用する板は前回と同じく、パインの25mm厚と18mm厚の集成材を使用した。近所のカインズに行くと、円安のせいか木材の値段が随分値上がりしている。以前3000円の18mm厚3X6尺が4500円弱、7000円の25mm厚の板が7900円とかなりな額だ。
カインズで250mmの幅にカットしてもらったあとは、自分のテーブルソーでカット。
先ずは側板に、深さ5mmのdadoを先日製作したjigを使ってルーターで掘る。
ここで問題発生。ピッタリdado jigを使ったのは良かったのだが、18mm厚の棚板が新しくカットした部分と、既に工場で裁断されていた部分とで、乾燥の具合が違うため厚さが若干違うのだ。う〜む、これはちょっと驚きですね。
毎回調整するのも面倒なので、新しくカットしたチョットだけ厚めの板に全て統一。
イケアの食器水切りラック用の棚を作った。
ラックというのも棚という意味だから、まあ、棚用の棚というわけである。
使用したのは余っていた杉板とレッドシダー。テーブルソーで20mm厚、幅40mmの板をリッピングする。
棚の高さは410mm、幅350mm、奥行き560mm。
枠組みに下の部分だけ相欠き接ぎにする。
先ずはU字型の枠組みを作ってから、その上にスノコ状の棚板を載せて固定してしまおうという作戦だ。
植物生態写真家の埴 沙萠先生から、アンプとスピーカーをいただいたので、アンプなどを整理するためオーディオラックを作ることにした。
オーディオ・マニアは、厚くて重い板で棚を作ると共振が・・・・・・などとウンチクを傾ける向きもあるが、こちらは単に整理できればいいやという極めて簡単な理由で作る。
まずは、sketchupで図面を描く。3段の棚にキャスターをつけただけ。
まあ、少し工夫しているのは、合板の木端を隠すため、5mm厚のエッジバンディングをしているくらいである。
何だか料理用のカートとしても使えそうですね。
四隅の柱は、東京の家のベランダの廃材の4X4がまだ1本余っていたので、それを40x34x480mmにリッピングした。
左側のちょっとくたびれたレッドシダーの4X4も、リッピングするとご覧のようにきれいなものだ。
今週は四隅の柱にdado(大入れ)を切るところから始めた。
4本の柱を両面テープで止めて、以前作ったdado jigでピッタリの溝を掘る。
このdado jigは一つ作っておくと、とても便利だ。
直角の部分はあとで微調整が効くように、接着剤で貼り付けずにビス止めだけにしておいた方が良いかもしれない。
以前、「本棚をめぐる十字問題」でも触れたが、通常の箱型の本棚で隣接する立板が効率が悪いと考える人は結構いるものである。
このHowarth氏は、それを「エの字型モジュール(英語だとI字型か)」で解決しようという作戦だ。
同居することになったお母さんまで手伝っているのが、なかなか微笑ましいですね。
しかしまあ、こんな大掛かりな本棚をあっという間に作ってしまう、すごいお道具をそろえた工房というのは羨ましいなあ。
ところで、アチラの人は棚板を可動式にする「shelf pin方式」というのが好きで、その穴を開けるジグまで市販されている。でも、素朴な疑問だが、棚板を変更することってそんなに無いじゃないだろうか。二日がかりであんなにイッパイ穴を開けたのに!
強度的には、一番上の板を壁に固定しているので、問題はないのだろうが・・・・・・棚板自体は2フィート(60cm強)弱飛ばしている。
暮れは雑用が多くてなかなか仕事がはかどらない。おまけに思わぬ伏兵まである。 ドアを作るのは来週に持ち越しだ。 |
クローゼットのドアは548x2220x21mmと結構大きい。ラワンランバーやシナランバーで作るとかなりの重さになるので、太鼓張りのフラッシュ戸にする。
フラッシュ戸は何回か作ってきたが、今回は枠組みにパネルを貼ってからエッジバンディング(縁取り)をするのではなく、左右の枠組みをT字状に削ってそこにパネルをはめ込む方式にする。高さが2m以上あって天地は見えないので、その部分の縁取りは省略。
フラッシュ戸が完成したので、スライドヒンジ用の35mmφの深さ12mmの穴をルーターで開ける。穴の位置は縁から9mm。
クローゼットの下の方に作る引き出しをとりあえず、sketch upで描いてみた。
縦の仕切りは25mm厚の合板、その他は11mm厚のポプラの合板とした。
結局引き出しの枠板はボックスジョイントで組むことにした。
また、底面から5mmのところに溝を切って(矢印)、厚さ4mmのベニアの底板をはめ込む。
以前作った台所用の棚が手狭になってきたので、拡張することにした。
今棚の右側にある電源用のコンセントを窓際まで右に寄せて、すでにある棚も右に移動し、その間に新しい棚を作る作戦だ。
まずは以前の棚の縦の仕切り板を取り払って、その段に早速作ったshelf pin jigで棚ダボ用の穴を開ける。
shelf pin jigの右側の板は幅210mmなので、これを使うとshelf pinの最初の穴が下から230mmのところに開けられる。
扉は高さ1208mm 幅415mm 厚さ21mmのフラッシュ戸とする。厚さ21mm幅45mmの芯材を両脇はT字に削って縁取りにする。上下は見えないので4mm厚のシナベニアの木端をそのままにしておく。
ドアノブをつける段になって、はて、どの位の高さのところにつけたらいいのだろうかと、迷ってしまう。
力学的にはまあ中間の位置につければ、上下のヒンジに均等な力がかかってよいのだろうが・・・・・・
台所のシンクの横が、いろいろなものがごちゃごちゃになって広く使えないので整理棚を作ることにした。
まずはsketchupで図面を描く。角材は35mmx20mmのものを使用。
棚の枠を組むときに段欠きの向きを逆にしたので、正面からみると木端がでて(矢印)美しくない。
枠の水平部分を真ん中で10mmくらい縮めて、ゆるいカーブをつけるように一部変更した。
スチール製のファイルキャビネットの置き場に困って、クローゼットの横に置いてみたのだが、どうもしっくりこない。
しょうがないので、木製のファイルキャビネットを作ることにした。
まずはsketch upで図面を描いてみる。高さ700mm 幅417mm 奥行き600mm。
天板をどうするかとか細かいところは、現場を見ながら少しづつ修正していくつもりだ。
引き出し部分は11mm厚のポプラの合板を使う。
最近作ったbox joint jigは長めのものに使うとちょっと誤差が出てきてはまりにくくなる。どうも送りのメカニズムがイマイチ正確でないようだ。
仕方がないので、以前作ったjigを使うことにした。こちらの方が微調整が効くのは良いのだが、1枚づつ切っていく方が失敗が少ない。すると、4個の引き出しを作るには、合計4x4x2=32箇所のbox jointを作らなくてはならない。
合板なので、裏側に捨ていたを置かないと合板が剥がれたりするので、裏板の数も結構な数必要となる。
ここ1週間オーストラリアの友人が来ていてブログを更新する暇がなかった。
さて、キャビネットの引き出しが出来たので、キャビネット本体の製作にかかる。
普通は本体から作っていくのだが、今回Lampスライドレール8400シリーズというのを初めて使うので、念のため引き出しの方から作り始めたのである。
本体は24mm厚のシナランバーコアを使う。机の天板に使っていたもの1枚から、高さ700mm 幅416mm 奥行き700mmの本体が丁度ひとつできるように木取りした。
底面を桟だけで済ませたのは、全体の重量を軽くするためと、板を経済的に使うためだ。
それにしても、24mm厚のシナランバーコアというのはやたら重いですね。新しく買う場合はホームセンターで大体切ってもらうのだが、今回は3尺X6尺の板をテーブルソーで切ったので取り回しに相当苦労した
今ある郵便ポストが小さいので、A4の書類が楽に入るくらいのものを考えてみた。
まずは、sketch upで図面を描く。
先月購入した幅300mmのワイドポスト口を使うと、幅444mm 高さ511mm 奥行き270mmと、お座敷犬の小屋くらいの大きさになってしまった。
取り出し口は左側、右下の方にはインターフォンを収めることにする。
実際に作るときに迷ったのが、板は何を使うかだ。合板で作るのが一番簡単そうだがポストは雨ざらしになるので、塗装をしても合板では長持ちしないだろう。
そこで、内張りは余っている15mm厚のラワンランバーや12mm厚のポプラ合板で作って、外張りを杉板で作ることにした。
霧想庵の外壁は杉板を本実継ぎで貼って有ある。本実継ぎにするには板の片側にルーターで溝を切ってもう片側を凸状に削らないといけなくて結構面倒だ。
そこで、もう少し手間のかからない相じゃくり継ぎで加工することにした。
今回も棚板を受けるのにdadoを切るのだが、前回作ったdado jigを使っている間にルーターの刃で削ってしまったで、jigを作り直すところから始める。
前回のjigはガイドブッシュを使ったが、これを使うにはいちいちルーターのベースにガイドブッシュをねじ込んだりするので面倒くさい。
今回はこのwoodworkers journalのビデオを参考に、ルーターの丸いベースをガイドにする方式で作ることにした。
原理は丸ノコガイドと同じで、少し大きめのベースを作っておき、このベースにガイドとなる木を貼りあわせて、それに添ってベースをカットすれば、ルーターの刃にピッタリと合った直線が切れるというものだ。
この方式だとガイドブッシュを取り付ける手間も省けるし、ベアリング無しの普通のストレートビットで簡単にdadoを切ることができるので便利だ。
立板にstopped dadoを切ったので、棚板には切り欠き(矢印)を作る必要がある。
まあ、ノコギリで一個づつ切っていけばいいのだが、全部で14個もあるので何かもうちょっと簡単にできる方法を見つけねばならない。
今、日本では正直者でない政治家が増殖中であるが、こちらは正直者の椅子である。
冬にはバラして片付けられるようにと、ボルト締めにしたのだが、どうしてもボルトが緩んできてガタツキ気味になる。また、一番の誤算は、冬にはバラすなんて面倒くさいことはしないということであった。
そこで、ボルト締めはやめにして、ダボと接着剤で止めてしまうことにした。
塗装は油性ウレタンニスを使用する。1回目は薄め液で倍くらいに薄めて塗る。
ニオイがかなり強烈なので、とても家の中では塗れない。
「正直者のイス」を作った時には、テーブルソーしかなかったので、全て直線で設計した。今はバンドソーもあるので、少し曲線を取り入れたイスに改造してみることにした。「正直者のイス」改め「ちょっと曲者のイス」である。
まずはsketchupで図面を描く。
バンドソーでちょっと大きめに切り抜いたところだ。バンドソーは大きくて重いので、外に運び出すことができないので、家内がいないときを見計らって使わなければならない。そんなこともあって、切り方がでこぼこでうまくなりませんね、といいわけを・・・・・
以前シェイカー風踏み台というのを作ったが、今回はその一部を改良してもっと簡単な踏み台を作ることにする。
実は今まで一月もかけてフィンガージョイント・ジグを作ってきたのは、これをやりたかったためである。
今回は釘を1本も使わないで、接着剤だけで仕上げた。
家内が2〜3歳児の検診に使うイスを作ってくれと言うので、まずはsketchupで図面を描いてみた。イスの寸法は「子どもからだ図鑑」という便利なデータベースが出ているので、それを参考にしている。
幼児用のイスは、もう少し背もたれを高くという要望があったので、少し改良を加えた。ともかくイスが出来たので、つぎはそれにあう机だ。
高さ350mm、幅700mm、奥行き500mm。天板は例によってスーパー楕円。
「もう少し背もたれを高くして欲しい」という 要望にそって作った、幼児用のイスver.2である,
こうやって並べてみると、真ん中のver.1 のほうが、バランスがいいような気もする。座面は同じケヤキの板を使っているのだが、自動カンナで製材のノコ目が消えるまで削っていたら、32mmあった板厚が25mmになってしまいました。
今回、テーブル脚を取り外し組み立てができるようにするには、鬼目ナットと蝶ボルトの組み合わせを使う。
そのためには、鬼目ナットとボルトの位置がずれずに、一直線上に並ぶように配置することが大切である。
ナットとボルトの位置を正確に合わせるには、このようにVブロックを利用して、下穴を開けるのが手っ取り早い。
今回、幼児用の机をもうひとつ作ることにしたので、前回、写真を取り忘れた素材の加工の部分を補足する。
素材は埴先生のところでいただいた、厚さ45mm 幅550mm 長さ1800mmの板。どうやらヒノキのようだ。ちょっと黒っぽいシミのようなもの(矢印)があるのが、気になりますね。
DKに置いてあるテーブルがラワンベニアのままだったので、これを埴先生のところでいただいた木で作り変えようというプロジェクトである。
頂いた木はいろいろな用途で使ったので、もう幅や長さを大きくとれるものが残っていない。そこで、小さな木を貼り合わせて作ってやろうという作戦だ。
長さが違う木を三色に色分けしたが、幅はそれぞれ85mm。真ん中の空いた空間には電磁調理器が入る予定である。
埴さんのところに低いイスがなかったので、以前作った正直者のイスをベースに座面の高さ35.5cmのイスを作ることにした。
まずはsektchupで図面を描く。
使用したのは埴先生のところからいただいてきた、直径150mm長さ3000mmくらいの杉の磨き丸太。
価値が分からないので、製材しちゃいましたが、割れが入っているので、40mmの角材と20mm厚の板をイス一脚分とるのがやっとでした。
製材した写真をとるのを忘れたが、バンドソーで縦に引いて、手押しカンナ盤、自動カンナ盤で削って、結局製材するだけで1日かかってしまった。
脚の部分はケヤキを製材する。すでに厚さは40mmしかなく、反っている部分もあるので、40x40mmの角材はとれず、40X35mmの角材とする。
天板と棚板も幅広い板で手持ちのものは、40mm厚のケヤキしか無いので、それを製材する。
天板と棚板はバンドソーでスライスしたあと、それぞれ25mm厚、15mm厚になるように手押しカンナ盤と自動カンナ盤で削る。ケヤキは硬いので、スライスするのも削るのも大変である。この過程は余裕がなくて写真を撮り忘れちゃいました。
棚板は約130mm幅に製材した板を3枚はぎ合わせて400mm弱の幅の板とした。
今週は天板1枚、棚板3枚の製材だけで、時間切れとなってしまった。
これで来週からいよいよ加工・組み立てに入れるだろう。
素材の製材ができたので、まずは枠組みの加工にとりかかる。
今回枠組みは、ホゾとホゾ穴でつなぐ。
今年は標高600mある我が霧想庵もやたら暑い。そこで、今、大窓の半分しか開かない網戸を、大窓が全開できるような、大きなものに作り変えることに挑戦してみることにした。
まずは枠組みをsketch upで描いてみる。高さ2128mm 横幅1840mm 厚さ25mmとする。縦板は幅80mm 横板は幅120mm。
果たしてうまくいくでしょうか。
雨にさらされる網戸をどんな木材で作るか迷ったが、久しぶりにジョイフル本田に行ったら、カインズホームより品数が豊富なので驚いた。
結局、レッドウッドの防腐ツーバイ材が安いのでそれに決定。2x4 8フィートが880円、2x6 6フィートが1050円であった。
一応、平らな床に転がして、捻じれや反りの少ないものを買ったが、それでも捻じれや反りは避けられない。それでも、カインズで売っているものよりは、品質管理がしっかりしているようである。
何しろ2m四方くらいの大きなものなので、四角い枠を組んでしまってから加工するのは大変である。
そこで、組む前に加工することが沢山ある。まずは網戸を固定するための溝を切る。
今回、網戸を作るに当たって参考にしたのは、This old houseのこのビデオである。
参考になったのは次の2点。
1)縦枠と横枠は相欠きにして、更にドミノで補強する。
2)スクリーンはステープラーで止める。
1)に関しては、ドミノは持っていないので、ビスケットで代用する。
2)スクリーンは、アルミサッシのようにゴムで止める方法もあるが(このビデオの4分14秒〜)ステープラーで止めることにした。大体自作の網戸はステープラーで止めているのが多いようである。
このビデオの網戸は開き戸だが、今回作るのは引き戸なので、更に戸車を取り付ける加工も必要になるわけである。
まだまだ、道のりは遠いなあ。へたをすると、網戸のいらない季節になっちゃいますね。
戸車用の穴を開ける。10mmΦのドリルで深さ35mmの穴を開けておいてから、ノミでえっちらおっちらと整形していく。なんせホームセンターで買った安いノミで、手入れもしていないから、切り口がが美しくないですね。
普通戸車はネジ止めするところを少しノミで掘り下げるのだが、これは四隅の部分に少し切れ込みを入れるようになっている(矢印)。
2m以上もある縦枠の木端にどうやってスリットを切るか悩んだが、ビスケットジョイナーで難なく切れました。
今、ボール盤を載せているスチールキャビネットが大きくて、狭い仕事場をさらに狭くしているので、ボール盤用のカートを作って、屋外に退散していただくことにした。
厚さ25mmのラワンランバーがころがっていたので、300x400x550のカートを作る。
作るといっても、ビスケットで止めるだけ。最近はポケットホールを使わなくなりましたね。
網戸のスクリーンの押さえの枠には、柿渋を塗ったのだが、日光が当たらないせいか、ちょっと見ると白木のままのようである。
このままマスキングしてペイントを塗るか、何本もあるネジを抜いて塗り直すかまよったのだが、結局ネジを抜いて塗り直した。
「へいお待ちwindow」の下の空間がぐちゃぐちゃになってきたので、整理棚を作ることにした。
まずは、sketchupで図面を描く。まあ、なんの変哲もない整理棚である。
底面の板が無いのは単に板が足りなかったからだ。