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13)プロジェクト アーカイブ

2010年11月29日

薪ストーブ廃熱利用プロジェクトその1

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薪ストーブをがんがん焚いても部屋の温度は27〜28度、天井付近で30度前後である。この空気をサーキュレーターで動かしても、寒冷地では家全体を暖めるのには十分とはいえない。

ストーブの煙突の周りはもっと高温になっているので、これをうまくコントロールして床下暖房に利用してやろうというのが今回のプロジェクトの狙いだ。

いきなりストーブの廃熱を床下にぶち込んで、火事になってもこまるので、
1)廃熱取り出し装置試作 2)温度のチェック 3)床上での配管 4)床下への導入という順序で実験していこうと思う。

1)廃熱取り出し装置試作
煙突から熱を取り出すのに二重煙突を買って利用しようかとか鉄板を曲げてチェンバーをつくろうかとか考えたのだが、とりあえず燃えないゴミで捨てようと思っていたキシラデコールの一斗缶を利用してみることにした。

まずは缶切りで上面をくりぬき、側面にフランジ用の穴などを開けてから、焚き火をして塗料分を入念に燃やした。

 

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2010年12月09日

薪ストーブ廃熱利用プロジェクトその2

図1. 実験装置(クリックすると大きな画像をみることができます)

前回、煙突から出したフレキの先に150φ-100φのレデューサーをつなげ1mの100φのボイド管をつなげた(図1)。
これは現在土間から縁の下に、100φの空気取りの穴が基礎に開いているのでそれを利用するためだ。今回の温度計測点1はそのレデューサーの手前に60cm150φのボイド管を付けてそこに「温度とり」というデータロガーのセンサーをいれているので、図1とはちょっと違っている。
1m100φのボイド管の後ろには、再度レデューサーを入れ、その先に4m150φボイド管を3本繋げ、その先にダクトファンを入れて空気を引っ張っている。

ボイド管を150φにしたのは、
1)100φのまま空気を20m近く引っ張ると、抵抗が大きい。
2)ダクトファンの風量が100φのものが150φの1/2しかない。
3)OMのダクトのように200φのものを使うと床下で身動きがとれなくなる。
以上、3つの理由による。
 

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2011年01月19日

薪ストーブ廃熱利用プロジェクトその3

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エントツにかぶせた集熱部分を一斗缶からガルバリウムで作ったものに代えてみた。
ガルバリウムは3尺x3尺のものをホームセンターで900円くらいで売っていた。
厚さは1mmなくベコベコなので、アルミアングルで骨組みを作って、それにビス止めした。

一斗缶に比べ集熱部分は倍くらいになっているのだが、出てくる温度はそれほど変わらない。温度計の位置によって測定値が大分変化するので、吹出し部分の温度計もボイド管に穴をあけてそこに入れてみた。

もう一度計測してみると、ストーブの温度が200度くらいのときに、エントツ取り入れ口から2m位の場所で、68度、吹き出し口の温度は38度くらいであった。

2011年01月24日

薪ストーブ廃熱利用プロジェクト その4

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今までは、ダクト内の温まった空気をダクトの先端に取り付けた給気用換気扇で引っ張っていた。
今回はエントツ部からアルミのダクトで2m位の位置にチェンバーを作ってその中に、排気用の換気扇を入れて温かい空気を押し出すようにしてみた。
とりあえず、排気用換気扇としてボルネード733というサーキュレータを流用した。

ボルネードのサーキュレータの風量は733という型番は不明だが、一つ下の630というタイプで10.14立法m/分だから608.4立法m/時という計算になる。一方、三菱の給気用換気扇は110立法m/時。

風量が随分違うので、スイッチを入れるとぐんぐんと温度が上がりあっという間に、チェンバーの温度が80度近くになる。凄い!! しかし、これではサーキュレータのモーターが危ないので、次回はチェンバーの位置をもう少しエントツから離した位置にして実験してみようと思う。

 

2011年02月08日

薪ストーブ廃熱利用プロジェクト その5

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今回はチェンバーの位置をエントツから8m位離して実験してみた。
すると、エントツから3m地点での温度が50〜70度、ダクト出口付近の温度が18度〜35度位になる。出口までの間に30〜35度温度が失われていることになる。
温度計の数を増やしてもう少し詳しくみると、大体4mのダクト当たり10度強温度が失われていて、これは先の測定値とも一致する。

熱交換部分の面積を一斗缶から3尺のダクトに変えても余り出口温度が変わらないのは、ダクト部分での熱損失が大きいからだ。近くのカインズホームに行くと、ダクト用の保温材というのを売っていたので、それを巻いてみた(写真の銀色の筒です)。150φx7500mmで約7000円もする。アメリカでは48ドル(4000円弱)位なのだが、送料がばか高いので日本で買った方が安いようだ。

早速、温度を測ってみると、4m当たりで2度位しか温度が下がらない。保温の効果は抜群である。

 

2011年02月22日

薪ストーブ廃熱利用プロジェクト その6

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予備実験でいろいろなことが分かってきたので、ダクトを床下に入れるべく最終段階のテストを行った。
今まではダクトの送風にボルネード733というサーキュレータを利用してきたが、これをそのまま床下に入れるのも長時間運転したときに不安があるので、送風ファンを代えてみた。

設計の佐賀井氏の助言に従って、中間ダクトファンというものに変更だ。三菱電機のシロッコファンを使ったV-23ZM5 中間取付形ダクトファン 低騒音タイプというものを買ってみた。今までの家電品に比べて値段も2万円代前半とかなり高価だ。消音タイプというのもあったが、あとからサイレンサーを取り付けられるのでまずは低騒音タイプにした。

風量は強・弱2段切り替えで、それぞれ600立法メートル/時と420立法メートル/時だ。
ダクトを床下に入れる状態に切って配管し、恐る恐る弱のスイッチを入れると実に静かだ。。
ダクトの周りには断熱材は巻いてないが、ストーブ温度180度で、エントツから4m離れたダクト直前の温度が35度、そこから10m近く離れた吹き出し口の温度が31度近くある。

う〜む、今までダクト4m当たり10度以上温度が下がっていたのは風量が足りなかったせいなのか。ダクト出口の風量も今までの送風機と違って大分多いようだ。大分希望が湧いてきた。来週はいよいよダクトを床下に入れるように頑張ってみよう。

 

2011年02月28日

薪ストーブ廃熱利用プロジェクト その7

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すでに床上でシミュレーションをやっているので、床下の配管は楽勝かなと思っていたが結構大変で今週中には終わらなかった。
やはり一番ネックになるのは、根太のあるところは45cmくらいしか高さがないので、寝っ転がって作業するしかないこと。床下の移動は匍匐前進。床下のコンクリートは冷え切っていて身体に堪えますね。

写真正面に光って見える箱が中間ダクトファンで、天井から吊るすものを上下反転して床置にした。
左の方に光って見える蛇腹がy字管で分岐したダクトを床上に吹き出させるためのもの。

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2013年03月13日

即暖作戦 その1

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我山荘は図面のように東西に長い構造になっている。
薪ストーブ(赤矢印)は、本来なら家の中心に置くべきなのだろうが、床が汚れたり薪運びが不便だったりという理由で、一番東の土間近くに置いてある。

一番西にある寝室(青矢印)には、石油ボイラーから温水を回して床下暖房をするようになっている。床下暖房は温まるのに時間がかかるので、週末に到着したときには寝室の温度は10度以下。今年の冬は特に寒かったので、5度くらいになっていることもあった。

薪ストーブのある土間は、ストーブをつければ1時間くらいで20度くらいになるのだが、寝室はなかなか温まらないし、そばの浴室も冷えているので、温度差が10度近くありヒートショックが心配だ。というわけで、寝室に即座に温まる暖房機器を考えることにした。略して即暖作戦。

 

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2013年03月14日

即暖作戦 その2

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実は石油FF暖房機の見積もりをとる前に、ヘッドボードをすでに20cm左に移動していた。これを更に10cm移動するとなると、ヘッドボードは壁と床に何箇所もビスで固定してあるので大変だ。それに配置のバランスも大分崩れてしまう。FF暖房機以外の選択肢はないものだろうか。

 

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2013年03月15日

即暖作戦 その3

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かくして即断作戦は石油FF暖房機から温水暖房機に変更。本体・部材・架橋ポリエチレンパイプも全てインターネットで調達。勿論、施工もセルフビルドでやることにした。

 

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2013年03月19日

回廊大作戦 その1

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これは我が山荘の二階の図面である。
トイレの奥に納戸があるため、現在はトイレの間仕切り(赤矢印)が無く、一階の寝室にトイレの音が筒抜けなのだ。先日もオーストラリアの友人が泊まったときは、しょうがないので一階のトイレまで用足しに行く羽目になった。

それも不便なので、トイレの間仕切り工事をして音漏れを防ぐことを考えた。すると、奥の納戸に行けなくなるので、新しく通路を作る必要がある。
そのためには、壁(青矢印)をぶち抜いたり、既にある本棚や棚を切り詰めたりしなくてはならず、結構な大仕事となる。これが大作戦という名前の所以である。

 

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2013年03月25日

回廊大作戦 その2

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納戸の床板がどこまであるのか確認するため、壁の下地をはずす。これは予め枠を組んでから入れてあるので外すのが結構大変だ。奥と手前とかなり長い釘で固定してあるので、その釘を抜くだけでかなりの作業量である。

 

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2013年04月01日

回廊大作戦 その3

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今週は手前の本棚を切り詰めるところから始まった。
棚板はビスケットで固定してあるので、外して切ることができないの。この状態のまま丸ノコで切ると、結構キックバックがあって怖い思いをしましたね。本棚の下の床板は日焼けしていなくて、こんなに色白だったのが分かる。

 

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2013年04月09日

2階トイレ壁プロジェクト その1

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  納戸の棚を撤去して回廊は目出度く開通し、納戸にも陽の光が差しこむようになった。そこで、こちらはひとまずお休みして2階トイレ壁プロジェクトに移る。

先ずは回廊大作戦でぶち抜いた壁の角材を利用して、壁の下地の枠づくりだ。

天井が3寸勾配で斜めになっていたり、換気扇のダクトがあったりと前途多難である。そうそう、防音もどうするか考えなくてはいけないなあ。

 

2013年04月15日

2階トイレ壁プロジェクト その2

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壁枠が出来たので、先ずは便器側面の下地板を貼る。
天井に勾配があったり、梁がとびでていたりするので、結構微調整に時間をとられますね。

 

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2013年04月23日

2階トイレ壁プロジェクト その3

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 壁は外側から①石膏ボード ②遮音シート ③合板の順になっている。全部一枚板で換気扇のダクトを通したかったのだが、石膏ボードと合板は便器が邪魔をして一枚板では入らないので二枚に分けた。

③の合板でダクトの位置の当たりをとって、自在錐で100φの穴を開けることで、穴通しの難問は解決。ただし、石膏ボードは合板をネジ止めするときに手がぶつかって折れてしまったのが残念だ。

 

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2013年05月07日

2階トイレ壁プロジェクト その4

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もうひとつの防音作戦、グラスウールに挑戦する。グラスウールは体のそこら中がちくちくしたりするので余り好きではないのだが、この際使えるものは何でもやってみようという意気込みで・・・・・・

最近のグラスウールは防湿気密シートの袋に入っていて作業しやすくなっているのだが、つい超特価というキャッチフレーズに目が眩んでロール状のものを買ってしまった。まあ、外壁と接する所に使うのではないので、結露の心配はないと思うのだが、一応防湿気密シートなるものも慌てて追加発注した。
 

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2013年05月08日

2階トイレ壁プロジェクト その5

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   グラスウールの施工が完成したので、まずは下地板を張る。これも1枚板だと天井や便器のタンクが邪魔をして入らないので分割しなければならない。結局、上部の三角の部分も入れると4分割になってしまった。

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2013年05月09日

2階トイレ壁プロジェクト その6

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  2Fのトイレはお客が使うことがあまり無いので、石膏ボードのままでもよいのだが、結構継ぎ目が多いので、壁の内側だけ塗装することにした。
ついでに今まで、一階の天井裏との仕切りが無かった部分も巾木で塞いだ(矢印)。

まず下地処理としては、パテでネジ穴と継ぎ目を塞ぐ。

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2013年05月13日

2階トイレ壁プロジェクト その7

2fwcw17    いつもは下塗り用のシーラーなど使わないのだが、石膏ボードはシーラーを塗らないとうまく塗装できないようなので、今回は水性カチオンシーラーというものを使ってみた。

ニッペの水性カチオンシーラーには透明と白色と2種類あるようだが透明のものを発注した。ただし、透明のものはどこまで塗ったか分かりにくいので、白色のものの方が良いかもしれない。

確かにシーラーで下地処理すると、ペンキのノリが良いようだが、まだちょっとムラがあるので、来週もう一度上塗りをしてみるつもりだ。

2013年05月21日

2階トイレ壁プロジェクト その8

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   今週は新しい基礎型枠を見学に行ったりして余り時間がなかった。石膏ボードの継ぎ目のパテが盛り上がっている部分をヤスリで削って、もう一度水性ペイントを塗り直して時間切れとなった。

正面の壁は大分継ぎ目が目立たなくなったが、向かって右の部分は光が斜めから当たっているせいもあって、まだ継ぎ目が目立ちますね。まあ、仕上げ用のパテを塗ってないのでこんなものかもしれない。

換気扇を取付け額を飾って、9割は完成した。あとは、ウォッシュレットのリモコンとトイレットペーパーホルダーの取り付けが残っている。

家内からは1階の音漏れトイレも何とかしろというリクエストが出てきて・・・・・・

2013年06月05日

回廊大作戦 その4

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工業デザイナーの秋岡芳夫さんが、「日本人の持ちやすい大きさというのは、コップも茶筒もビール瓶もほぼ同じ大きさの直径80mm前後」と何かに書いていたような気がした。多分「暮しのリ・デザイン 」あたりだったと思うのだが、本箱をひっくり返しても見つからない。
webで調べると、他の本にも同じようなことを書いているのが見つかった。

という訳で、手摺りの横木は80mmくらいに2x4材をリッピングして、角をルーターで丸めた。縦の柱は東京の家の廃材のレッドシダーを使ったので、横木のホワイトウッドと随分色が違うが、まあ、柿渋でも塗ってもう少し色を濃くして見るつもりだ。

 

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2013年06月17日

回廊大作戦 その5

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手摺りに柿渋を塗ってみた。以前は倍に薄めて2回塗っていたのだが、今回は原液1回塗り。
縦の部分との色の違いが余り目立たなくなった。

さて、あとは納戸への入口の引き戸を作れば、回廊大作戦は終了する。

 

2013年06月20日

ベランダ改築作戦 その1

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東京の家のベランダの手摺りまで分解したところで、工務店に再見積を出して貰ったが大して安くならない。
それなら全部解体してやろうという気になってきた。
しかし、駐車場の上にあって柱も余り建てられず斜めの部分があるため、110x220もある太い梁を使っている (赤矢印)。当然すごい重さだ。おまけにこれが部分的に腐っているから尚更厄介だ。

まずは、斜めの大梁を支えている梁の部分(青矢印)をジャッキアップしておいて、大梁を取り除く。

 

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2013年06月24日

ベランダ改築作戦 その2

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今週末は工務店の都合で土曜にベランダを改築することになった。
まずは、尚建築工房の佐賀井さんが書いてくれたスケッチを元に、sketchupで図面を作る。
斜めに梁を出すといろいろ面倒なので、三角の部分は切ってこじんまりと四角いベランダにする。

 

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2013年07月02日

デッキ用テーブル・プロジェクト その1

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東京の家のツーバイ材の廃材でデッキ用テーブルを作ることにした。
ツーバイ材の厚さは通常38〜40mmなのだが、廃材を調べてみると38mmと34〜35mmのものがある。

アメリカではデッキの床板に5/4インチ(26mm)厚のものを使うようだが、34〜35mmというのはそれとも違う。いくら何でも38mmから4mm近く縮むわけもないし不思議だ。

まずは、ツーバイ材を貼り合わせるため側面を5mm程度リッピングしてみたのだが、ツーバイ材は結構曲がっていたりして、貼り合わせようとすると間が開いてしまう。
これは困った。ジョインターがあれば一発で基準面が出るのだが、生憎持っていない。

「そうか、基準面を持ったものを取り付けてやれば良い!」ということに気がついて、合板の切れ端をビス止めしてリッピングした。これで真っ直ぐな基準面ができるので、それをフェンスに合わせれば平行な板ができる。
 

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2013年07月03日

ベランダ改築作戦 その3

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防水用のブチルテープを使いきってしまったので、ちょっと作業が中断していたがベランダのスクリーンと床板張りが完成した。

 

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2013年07月08日

デッキ用テーブル・プロジェクト その2

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ツーバイ材をもう一枚足して、1500x900mmと縦の幅を100mmくらい伸ばした。その理由はそのうち説明しましょう。

 

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2013年07月11日

正直者のイス その1

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木工製品のイスは、競いあうようにシートや背もたれにカーブを付けて座りやすくしている。
自作の場合はそうすると、木取りもちょっと厄介だし、曲がりをつけるのも大変だ。

まずは、曲がったことはしないというコンセプトで、デッキ用のイスを考えてみた。
名付けて、曲がったことはしない「正直者のイス」。

 

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2013年07月16日

正直者のイス その2



最初に書いた図面では、肘掛けの部分を削ったりしなくてはならないので、少し修正した。参考にしたのは、ハンク・ギルピンというオッサンのガーデンチェアだ。

どんなオッサンかは、こちらのインタビューをご覧ください。

具体的には、背もたれの部分を止めるのに、後ろに一本支えの棒を入れ、背もたれをおよそ10度後ろに傾けることにした。さて、うまくいきますでしょうか。

2013年07月17日

正直者のイス その3

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イスの素材は、例によって東京の家のベランダの廃材。その廃材であるレッドシダーを38x40mmの角材にリッピングした。座面、背板、肘掛け部分は、4x4の柱を20〜30mmにリッピング。一部釘跡などが目立つところもあるが、一皮剥くと思ったよりきれいだ。

まずは、側面の脚のフレーム部分。脚はポケットホールで繋ぐ。

 

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2013年07月22日

デッキ用テーブル・プロジェクト その3

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今回はデッキ用テーブルをスーパー楕円テーブルに変身させる。
このホームページで目的のスーパー楕円がどんな感じになるのか、シミュレーションが出来るところまでいったのだが、問題はそれをどうやって実現するかだ。 

まずは型紙を作るところから始める。
eのパラメータを180度(デフォルトは360度)にすると、縦半分を表示することが分かった。90度にしても横半分にはならないので、縦長のスーパー楕円の型紙を作る。

更に左下の"Download as PDF file"のところで、A4縦、1:1にすると素晴らしいことが分かった。
 

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2013年07月29日

デッキ用テーブル・プロジェクト その4

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今回はジグソーでざっと切ったテーブルを、テンプレートを利用してルーターでキレイに仕上げる。
活躍するのはパターンビットとかトリムビットと呼ばれているルータービットだ。
ベアリングが刃の下についているものと上に付いているものとがある。まあ、どちらから見るかによるのだが、刃の下に付いている方をトップベアリングビット、上についているものをボトムベアリングビットという。

まあ、トップベアリングビットの刃の長いものがあれば、ツーバイ材を一発でトリミングできるのだが、私が買ったビットは1インチの長さしかない。そこで、最初トップベアリングビットで削った後、板をひっくり返してボトムベアリングビットで残りを削る作戦だ。
 

 

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2013年07月30日

正直者のイス その4

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正直者のイス(左)が結構好評だったので、それに気を良くしてボルト止めしないバージョン(右)も作ってみた。
マイナーチェンジなので、正直者のイスver.1.1だ。
変更点は、以下の3つ。
1)ボルト止めは、やめる。
2)接合部分はポケットホールで止める。
3)ポケットホールで止めやすいように、フレームの幅を38mmから45mmに変更。

 

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2013年08月05日

正直者のイス その5

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今回はちょっと宗旨替えして、座席と背もたれのフレームを相欠き接ぎにすることにした(赤丸で囲った部分)。

 

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2013年09月02日

1Fトイレ防音化プロジェクト その1

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我が家の一階のトイレは、居間と接しているのだが、そこで来客とお茶を飲んだり食事をしたりしているときに、トイレの音が漏れてきて、極めて評判が悪い。

どうも、客人は私がセルフビルドでやっつけたものと考えているようだが、れっきとしたプロが設計し施工したものである。

 

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2013年09月23日

正直者のイス その6

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ボルト止めの分解できるタイプのイスをそとに出しておいたら、雨に打たれたり日にさらされたりで、ボルトが緩んで左右方向にグラつくようになってきた。

力いっぱいボルトを締めると、ボルトが木にめり込んで余りよくない。

本当は木で筋交いを入れたかったのだが、そうすると継ぎ手などを使わなくてはならないので、アルミの板を使うことにした。18mm幅 4000mm長のアルミ板がホームセンターで1100円也。

まずはクランプで止めてその効果を確認する(一番最初の写真を撮り忘れました)。
また、水準器で脚の垂直もチェックしておく。

 

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2013年10月07日

1Fトイレ防音化プロジェクト その2

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 蚤虱馬の尿する枕もと (のみしらみ うまのばりする まくらもと)
芭蕉の奥の細道にこんな句があるが、我が家のトイレは馬の尿ならぬ人の尿の音が筒抜けで洒落にもならない。

ビス止めのビスを全て抜いてみたが、壁の部分は少しも外れる気配がない。左上のところに少し隙間があるので、そこにノミを入れて少し削ってみた。

 

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2013年10月23日

1Fトイレ防音化プロジェクト その3

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遮音シートを貼ったあとどうするか悩んでいたのだが、水洗タンクと壁の隙間を実際に測ってみると35mmくらいあった。
そこで、まず25mm厚のロックウールの吸音ボード(MGボード)を張り、その上に9.5mm厚の石膏ボードを貼ることにした。

吸音ボードは、上に石膏ボードを貼るので、ガラスクロス貼りでなく裸のものを使用する。裸のものはガラスクロス貼りの半分くらいの値段である。
届いた吸音ボードはずしりと重く、20kg近くあるのではないだろうか。

 

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2013年10月29日

1Fトイレ防音化プロジェクト その4

hingeddoor01   吸音ボードを貼ったあと、9.5mm厚の石膏ボードを貼る。
水洗タンクとの隙間はわずかしか無かったが、何とかクリアできた。しかし、長い石膏ードは壁が邪魔をして入らないので、3つの部分に別れてしまった。

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2013年11月05日

1Fトイレ防音化プロジェクト その5

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 トイレの開き戸は、遮音シートやロックウールを入れるので結構重くなる。
ヒンジも3つつけた方が良いかなと思ったら、真ん中につけるヒンジはドアの反りを防ぐためで、重量を支えているのは一番上のヒンジのようだ。3つつけるなら、真ん中ではなく上の方につけた方が良いという説もある。

写真はbe windowのヒンジだが、確かに上のほうに2つついていますね。
では取り付ける位置はどこにしたら良いかとwebを調べてみると、これがもうマチマチで困ってしまうのだ。

これとかあれとか、その他・・・・・・

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2013年11月07日

1Fトイレ防音化プロジェクト その6

hingedoor05    いよいよフラッシュ戸の製作に移る。
まずは、sketch upで図面を書いてみる。
開口部は幅600mm,高さ2066mmあるが、ドアはそれよりも上下左右4mmづつ短くした。それにしても随分細長いなあ。

横桟の間隔は600mmのロックウールの吸音パネルを半分に切って使おうと思うので、300mm。

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2013年11月08日

1Fトイレ防音化プロジェクト その7

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ボール盤を持っていないので、25mm厚の板に径21mmの穴を真っ直ぐあけるのは難しい。手持ちの道具で垂直に穴を開けらられるのはルーターしかないので、それを使うことにした。

幸いドアノブを取り付ける部分は、38mmと40mm厚の板を合わせてあるので、80mmの深さの穴を開けないでも済む。両側から穴を彫るようにするば、長さ20mm強のビットを使えば良いだろう。

横から開ける穴は径21mmの穴を少しオーバーラップさせて、その間をノミで削って楕円にしろとの指示がある。施工のしやすさというのも設計のうちだが、このドアノブの設計者の頭にはそんなことは入ってないようである。

 

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2013年11月11日

1Fトイレ防音化プロジェクト その8

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フラッシュ戸の骨組みに、遮音マットを貼りその上から4mm厚のシナベニアを貼る。

写真は内側から見ているので、黒く見えているのが遮音マット。

 

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2013年11月20日

1Fトイレ防音化プロジェクト その8

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ドアスタンドと丁番用ジグが出来たので、あとは実行あるのみ。

丁番用ジグをクランプで固定する。丁番の位置は、一番上が上から6インチ(152mm)、更に6インチ空けて二番目、三番目は下から9インチ(229mm)とした。
また、丁番は長さ89mmのものを使用し、向こうの端から5mm余裕をとれるようにジグのフェンスを調節してある。

 

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2013年11月21日

1Fトイレ防音化プロジェクト その9

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吊り元にも丁番用の溝を掘る。
こちらで使うジグは今までドアに使ってきたのとは対称形のものだ。ドアを上から3mm開けることを考えてジグの切れ込みまでの長さを6インチ(152mm)+3mm=155mmにしてある(矢印)。
 

重いルーターを不安定な姿勢で使うのは大変だ。こういうのはやはり小型のトリマーがあれば良いのだろうが持っていないのでしょうがない。

ルーターを片手でしっかりとジグのそばに固定しておいてスイッチを入れると、どうしても反動が強くて支えきれないので、予めスイッチを入れてからルーターをジグに合わせることになる。
これも注意しないとジグを削ったりするので、緊張しますね。

2つ目の溝は6インチ(152mm)間隔をあけて、同様に削る。

 

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2013年11月25日

1Fトイレ防音化プロジェクト その10

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ラッチ側の壁は、30mm厚と18mm厚のランバーコアが接着されている。
ドアのツラは18mm厚の表面(青矢印)であっているので、18mm厚のランバーコアをドアを受ける柱の分---38mm(赤矢印)だけ切り欠きを作らなくてはならない。

ジグソーは使えないし、丸ノコのプランジカットもガイドが右側にくるから、上から下へ切るので危なくて使えない。
 

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2013年11月26日

1Fトイレ防音化プロジェクト その11

hingedoor24    壁(A)に幅38mm 奥行き18mm 長さ2065mmの切り欠きが出来たので、その部分にドアの受け側になる柱(B)を入れ込む。なお下に見える赤線(矢印)がドアの表側のツラになる。

柱(B)は何の木を使うか迷うところだが、ホームセンターで手に入るのは杉かSPFくらいしか無い。杉は6枚組のしかなかったので結局SPFの2x6にする。しかし、ホームセンターのツーバイ材というのは、何で曲がったのや捻れたが多いんでしょうねえ。まあ、B級品なんだろう。

この2x6を幅105mm 長さ1065mmにリッピングし、片側には幅15mm 奥行き24mmの切り欠きを作る。

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2013年12月03日

1Fトイレ防音化プロジェクト その12

wcwall01
   トイレ前方の壁はベイシンがついていて、内側からはいじれないので、外側から攻めていく。

左側の壁はシナベニアがビス止めしてあったので簡単に外れたが、右側の壁は下半分だけビス止め、上半分はエアーガンで釘止めされているので、釘締めで釘を打ち抜いてはずすしかない。まったくこれをやった大工は何を考えているんだろう。

まずは遮音シートをタッカーで止めていく。タッカーの針がシナベニアから飛び出てしまうかと思ったが大丈夫だった。

左側の壁は配線もあるので、作業が大変だ。

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2013年12月10日

1Fトイレ防音化プロジェクト その13

wcwall04  

 トイレ前方の壁に、吸音材を貼る。深さが70mmくらい有るので、まず、余っていたグラスウールを詰めてから、ロックウールの吸音ボードを貼った。

これで、トイレの音が寝室まで響かなくなった。いやはや、トイレプロジェクトは随分長い時間かかってしまったが、得ることも多かった。

プラス思考でみると、セルフビルダーにとって良い設計者というのは、どこか抜けているような人が良いのかもしれない。随分勉強になりましたからね。

2013年12月17日

1Fトイレ防音化プロジェクト その14

wcwall05    やっと塗装までこぎ着けた。カチオンシーラーで下塗りし、パテでネジの頭などを埋めたので、扉のシナベニアの継ぎ目などは何とか目立たなくなった。
塗装は真っ白だと目にキツイので、ウォームグレー という85%くらいの明度のものを使っている。

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2014年12月03日

薪ストーブ廃熱利用プロジェクト その8

insulation10

我が霧想庵には薪ストーブの廃熱を利用した温風暖房装置があって、その数カ所に温度計が設置してある。
ストーブの温度が200度くらいのときに煙突から2m地点のダクトの温度が58度、6mくらい離れたダクトファン手前の温度が55度、15mくらい離れた寝室下のダクトで40度くらいになる。
ダクトファン手前の温度低下が3度くらいなのに、ダクトファンの後では15度近くも低下している。

縁の下に潜って確認してみると、写真の点線部分のダクトが断熱材を巻かずにそのままになっていた。断熱材を使いきってしまったので、そのままになっていたのだ。

 

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2015年01月13日

薪ストーブ廃熱利用プロジェクト その9

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以前、床下放熱器を風呂の脱衣場の床上放熱器にした。今回はその放熱器の下の床に穴を開けて、ストーブの廃熱利用の空気を分岐させてやろうというアイディアだ。

ストーブの下までは、余っていた75mmのvu管で分岐して廃熱の空気を持ってくることにする。吹き出し口にはシャッターをつけて、空気の流れをオン・オフするため、vu管の直径よりも少し大きめのカップリングが入る大きさの穴(矢印)を開ける。

 

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2015年01月14日

薪ストーブ廃熱利用プロジェクト その10



廃熱の吹き出し口シャッターで参考になったのがこのビデオ。
こちらは集塵機用の吸込口だが、これを逆転の発想で吹き出し口に使ってやろうという作戦だ。

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2015年01月15日

薪ストーブ廃熱利用プロジェクト その11



ビデオで紹介したシャッターに少し改良を加えて、スケッチアップで図面を書いてみた。

あとは、150mmφの本管からどうやって75mmのvu管を分岐させるかだ。同じ径のy字管ならあるが多分異径のy字管はないだろう。


2015年01月19日

薪ストーブ廃熱利用プロジェクト その12

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150mmφの本管に直接穴を開けて、そこに75mmの管を繋ぐ方法もあるが、狭い縁の下で加工するのはちょっと不可能だ。

そこで、予めy字管を作っておいて、本管の一部を切り取ってすげ替えるという作戦でいくことにした。

y字管は以前150mmφのものがあったので、それで分岐したあとレジューサーで直径を縮めてやろうと思ったが、ホームセンターに行ったら100mmφのy字管しかない。

無ければしょうがない、自分で作るしか無い。まず、150mmのボイド管に先週買った自在錐で穴を開けた。
 

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2015年01月20日

薪ストーブ廃熱利用プロジェクト その13

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シャッターは、ベースを11mmのポプラ合板、その他の部分を4mmのシナベニアで作った。

スターエムの自在錐はきれいな円が切れて気持ちが良い。
ただし、4mmのシナベニアに穴を開けるときは、センタードリルを薄板用に交換したが、刃がなかなか食い込まないので、結局厚板用に取り替えて開けた。

また、刃が両脇についていて、これが同じ円周上ではなく刃の厚さだけずれて、回転するようになっている。何ということはない目的とする直径は1枚の刃で切っているわけだが、直径の大きさにかかわらず刃の厚さだけずれて切るというのは意味があるのだろうか。

 

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2015年01月27日

薪ストーブ廃熱利用プロジェクト その14

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脱衣場の温度がどのくらいになっているのか2チャンネルある温度計をつけてみた。
矢印の位置がダクトの開口部である。大体ストーブの煙突から12m位の位置だ。

温度計は上がダクトの温度、下が室温を示している。
脱衣場は狭いからドアを閉めておけば室温が20度くらいにはなっている。ドアを開けておくと今まで一番温度が低かった、トイレの前あたりも大分暖かくなる。

 

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2015年02月03日

下駄箱/コートハンガー プロジェクト その1

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もう下駄を履かなくなって久しいのに、下駄箱という名前だけは生きている。不思議だなあ。カタカナ好きの設計者のみなさんは、何と呼んでいるのだろう。

さて、玄関を入ってすぐの土間に置く下駄箱とコートハンガーの組み合わせを作ることにした。
コートハンガーのバーをX軸方向に作ると、奥行きが600mmくらいは必要となる。
一方、下駄箱のほうはそんなに奥行きを必要としないので、コートハンガーのバーを奥行方向につけることにして、奥行きは400mmとした。
高さは東京の家のものを参考にして、1460mm。

まずは、sketch upで図面を描く。
横幅は丁度柱から柱までで、1105mmとなる。一番下の箱の右側が削れているのは、もう床がたちあがっているからである。

 

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2015年02月04日

下駄箱/コートハンガー プロジェクト その2

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枠となるパーツだけダクトテープで固定して仮組みしてみた。
合板などの大きなパーツは大体ホームセンターでカットしてもらっているが、昔に比べると随分正確になったものである。

以前だったらカットするときに、1〜2mmの誤差がありますけどいいですねと聞かれたり、カットする人によってもばらつきがあったりしたものだが、最近は安心してお願いできるようになりましたね。

 

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2015年02月06日

スガツネ スライドコートハンガー

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ハンガーを奥行き方向にかけると、一番奥のものが取り出しにくい。
そこで、ハンガーレールが手前に引き出せる金具を注文した。

スガツネのスライドコートハンガーは、UH型とWH型と2種類あってWH型の方が安い。
ちなみに400mmのものは、UH型が定価2916円(税込み)WH型が1596円(税込み)と1000円以上も違うので、迷わず安い方に決める。

販売店別では私の好きな京都の河長が1596円(税込み)+配送料864円で計2460円。
モノタロウが1790円+配送料500円 計2290円(税別)=2473円(税込み)。

河長は配送料がちょっと高いが、月曜に注文して火曜の朝には届いていた。モノタロウは税別表示なので、ちょっと注意しないといけない。やはり消費税8%は効いてきて僅差で河長のほうが安かった。
 

2015年02月16日

下駄箱/コートハンガー プロジェクト その4

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今週はカメラを山荘に忘れてきてしまったので、写真なしのレポート。

ドアはフラッシュ戸にするので、芯材を何にするか考えなければいけない。
今までは東京の家のバルコニーの廃材(レッドシダー)をリッピングして使っていたが、それも尽きてしまったので、ホームセンターで探す。

4mm厚のシナベニアを両側に貼るので、厚さを20mm程度に抑えるには12mm厚の材料が必要だ。いろいろ見たがホームセンターでは、選択肢はホワイトウッドくらいしかない。
しょうがないので、1x4と1x6のホワイトウッドを12mm厚にリッピングして使うことにした。まあ、外で使うのではないから、悪評の高いホワイトウッドでも大丈夫だろう。

それにしても、円安の影響はホームセンターにも出てきて、何だか材木の値段が先週よりも上がっているようだ。アベノミクスの影響は、こんなところにもじわじわと浸透してきているのである。
 

2015年02月17日

下駄箱/コートハンガー プロジェクト その5

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棚板は結局、ポケットホールでつけることにした。
丁度手持ちの1インチ(25.4mm)のポケットホール用ビスが15mm厚の板にも対応していたからである。

予め棚板の四隅にポケットホールの穴(赤矢印)を開けておいてから、棚板の下に170mmのスペーサー(青矢印)を入れて棚板をネジ止めする。スペーサーを上に移動してこれを繰り返す。
ポケットホールというのは、接着剤なしでもしっかりと固定できるので便利ですね。

棚の一番下は長靴が入るように2段分空けたが、6段の棚があっという間に仕上がった。今週はフラッシュ戸を作る予定だ。

 

2015年02月23日

下駄箱/コートハンガー プロジェクト その6

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今週はいよいよフラッシュ戸作りだ。
まず、芯となる枠組みを作る。

 

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2015年03月02日

下駄箱/コートハンガー プロジェクト その7

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縁取りはルーターで角を丸めた。

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2015年03月09日

下駄箱/コートハンガー プロジェクト その8

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まず、フラッシュ戸の縁取りとシナベニアとの隙間などをパテで埋める。メーコー 万能パテ というのが水性で使いやすい。ラワンの目止めは、むかしは砥の粉でやっていたが、最近はこの万能パテを水で薄めて使っている。

塗装はウォームグレー 。真っ白より落ち着いた感じがする。何故かインターネットより近所のカインズの方が安かったが、最近は全般に値上がりしているのでどうだろう。
 

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2015年03月16日

工具用の棚 part3 その1

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端材が大分貯まって邪魔になってきたので、その整理もかねて下駄箱/コートハンガーの上に工具用の棚を作ることにした。
まずは奥行き300 長さ1106mmの棚板を作る。
15mmや18mm厚の板でこの大きさのものはない。また合板を買うと端材が増えるばかりなので、15mm厚の合板で枠組みを作って、その上にベニアを貼ることにした

骨組みはポケットホールで止める。このビデオに出ていた(5分13秒付近)jigが便利そうなので、それを作って枠組みを作る。ネジ止めをするときは、やはりクランプで止めたほうが確実だ。
 

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2015年11月30日

クローゼット プロジェクト その1

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収納スペースが手狭になってきたので、クローゼットを増設することにした。
増設するといっても、クローゼットはハンガーを掛けるため奥行きが600mmもあるので、場所をどこにするかが問題だ。

いろいろ考えたすえに、居間と台所の壁ぎわに設置することにした。横幅は壁板1枚と柱1本の幅だから、1104mm。高さは2198mm。

壁際には、電源コンセント、電灯スイッチ、床下暖房コントローラーなどもあるので、これも移動しなくてはならない。まあ、自分で配線したから、そんなに難しいことではない。

まずは、sketchupで図面を描いてみる。左の側板が飛び出ているのは、そのうち謎が解けるでしょう。
 

2015年12月01日

クローゼット プロジェクト その2

closet12

使用する材料は、高さが2480mmもあるので、4x8尺の合板。4x8尺の長手の寸法は2440mmくらいなので、少し継ぎ足すしかない。天井はそれ程重さがかかるわけではないので、18mm厚の合板とする。

ホームセンターには、4x8尺のシナランバーは置いてないので(ジョイフルホンダも置いてなかったなあ)、割りきってラワンランバーを使うしかない。

今回から使用する材料費もメモしておくことにする。
24mm厚4x8尺ラワンランバー 6980円
18mm厚3x6尺 3480円
ハンガー用ステンレスパイプ(25mmφ)2.4m    1880円
同ソケット 2セット               248円
ニッペ 水性エコファミリー 0.7L ウォームグレー 1580円
う〜むペイントはカインズのほうがamazon より安いですね。
 

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2015年12月07日

クローゼット プロジェクト その3

  closet19  

 暮れは雑用が多くてなかなか仕事がはかどらない。おまけに思わぬ伏兵まである。
扉が開く位置に天井ライトの配線があって邪魔になるため(矢印)、梁に溝を切ってケーブルを埋め込んだ。

そんなこともあって、今週はハンガーレイルを2つとりつけ、クローゼットの床板を張り、床下暖房のコントローラーの配線をやり直ししたところで時間切れとなってしまった。

ドアを作るのは来週に持ち越しだ。

2015年12月14日

クローゼット プロジェクト その4

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クローゼットのドアは548x2220x21mmと結構大きい。ラワンランバーやシナランバーで作るとかなりの重さになるので、太鼓張りのフラッシュ戸にする。

フラッシュ戸は何回か作ってきたが、今回は枠組みにパネルを貼ってからエッジバンディング(縁取り)をするのではなく、左右の枠組みをT字状に削ってそこにパネルをはめ込む方式にする。高さが2m以上あって天地は見えないので、その部分の縁取りは省略。
 

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2015年12月21日

クローゼット プロジェクト その6

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フラッシュ戸が完成したので、スライドヒンジ用の35mmφの深さ12mmの穴をルーターで開ける。穴の位置は縁から9mm。

 

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2015年12月22日

クローゼット プロジェクト その7



クローゼットの下の方に作る引き出しをとりあえず、sketch upで描いてみた。
縦の仕切りは25mm厚の合板、その他は11mm厚のポプラの合板とした。

2016年01月05日

クローゼット プロジェクト その8

closet34

結局引き出しの枠板はボックスジョイントで組むことにした。
また、底面から5mmのところに溝を切って(矢印)、厚さ4mmのベニアの底板をはめ込む。

 

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2016年01月13日

台所用の棚 その2

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以前作った台所用の棚が手狭になってきたので、拡張することにした。

今棚の右側にある電源用のコンセントを窓際まで右に寄せて、すでにある棚も右に移動し、その間に新しい棚を作る作戦だ。

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2016年01月14日

台所用の棚 その3

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まずは以前の棚の縦の仕切り板を取り払って、その段に早速作ったshelf pin jigで棚ダボ用の穴を開ける。

shelf pin jigの右側の板は幅210mmなので、これを使うとshelf pinの最初の穴が下から230mmのところに開けられる。
 

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2016年01月18日

台所用の棚 その4

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扉は高さ1208mm 幅415mm 厚さ21mmのフラッシュ戸とする。厚さ21mm幅45mmの芯材を両脇はT字に削って縁取りにする。上下は見えないので4mm厚のシナベニアの木端をそのままにしておく。

 

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2016年03月02日

木製ファイル・キャビネット その1

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スチール製のファイルキャビネットの置き場に困って、クローゼットの横に置いてみたのだが、どうもしっくりこない。
しょうがないので、木製のファイルキャビネットを作ることにした。

まずはsketch upで図面を描いてみる。高さ700mm 幅417mm 奥行き600mm。
天板をどうするかとか細かいところは、現場を見ながら少しづつ修正していくつもりだ。

 

2016年05月10日

郵便ポスト その2

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実際に作るときに迷ったのが、板は何を使うかだ。合板で作るのが一番簡単そうだがポストは雨ざらしになるので、塗装をしても合板では長持ちしないだろう。

そこで、内張りは余っている15mm厚のラワンランバーや12mm厚のポプラ合板で作って、外張りを杉板で作ることにした。

霧想庵の外壁は杉板を本実継ぎで貼って有ある。本実継ぎにするには板の片側にルーターで溝を切ってもう片側を凸状に削らないといけなくて結構面倒だ。

そこで、もう少し手間のかからない相じゃくり継ぎで加工することにした。

 

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2017年03月22日

正直者のイス その7

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今、日本では正直者でない政治家が増殖中であるが、こちらは正直者の椅子である。

冬にはバラして片付けられるようにと、ボルト締めにしたのだが、どうしてもボルトが緩んできてガタツキ気味になる。また、一番の誤算は、冬にはバラすなんて面倒くさいことはしないということであった。
そこで、ボルト締めはやめにして、ダボと接着剤で止めてしまうことにした。

 

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2017年03月27日

正直者のイス その8

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塗装は油性ウレタンニスを使用する。1回目は薄め液で倍くらいに薄めて塗る。
ニオイがかなり強烈なので、とても家の中では塗れない。

 

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2017年05月15日

長手盆2017 その1

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埴 沙萠先生のところで、木を沢山いただいたので、スーパー楕円の長手盆を再度作ってみることにした。今回はbowl bitというのを買ったのでそれを試してみたかったからである。

 

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2017年06月05日

長手盆2017 その3

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外壁とデッキの塗装がめでたく終了したので、長手盆を完成させた。

右が杉で左がケヤキ。杉板は巾をギリギリ一杯に使ったので、縁の厚さが均一ではない。左側のケヤキの板は、丸太切りしたものを使用したので、ちょっと強度に問題があるかもしれない。

こういうお盆を掘るときは、やはりルーターは手持ちでやるべきですね。

 

2017年07月04日

歯車式 box(finger) joint ジグ その1



以前作った box joint ジグの歯送りの機構がいまひとつなので、歯車式のbox(finger) joint ジグに挑戦してみることにした。お値段は12ドル也。

かなり複雑なので、最後までたどりつけますかどうやら・・・・・・

2017年07月05日

歯車式 box(finger) joint ジグ その2

box joint jig01

まずは、真ん中の素材を立てる枠組み(矢印)から作り始める。

アチラの人が考えたプランで、一番困るのは木材の種類である。この枠組もスプルース(トウヒ)と書いてあるが、そんなの普通ホームセンターでは売ってない。
 

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2017年07月18日

歯車式 box(finger) joint ジグ その4

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他人が考えたプランというのは、新しい発見も多いのだが、普段慣れないことをやるのでなかなか大変だ。

これは22mmφのボールベアリングを固定する穴(矢印)をあけるのだが、手前から半分くらい22mmφの穴を開けて、その先は20mmφの穴を開ける。こうすると、ベアリングが向こう側に抜けにくくなるわけだ。

穴を開けるのにはフォスナービットを使うのだが、22mmと20mmの2種類を必要とするし、垂直に開けるにはボール盤が必携である。

フォスナービットは、amazonでもモノタロウでも1500円くらいするが、近所のカインズでは590円で売っていて、何だかすごく得をしたような気分になりましたね。

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2017年07月19日

歯車式 box(finger) joint ジグ その5


事故はその時起きた。
このビデオで3分45秒あたりから、中心のフレームの側面にプランジカットでスリットを切るのだが、この場面で突発した。テーブルソーのハンドルを回してブレードを何回か上げた瞬間、中心のフレームが顔面めがけてぶっ飛んできたのだ。

幸いに、半身に構えていたので、直撃は避けられたが、メガネは吹っ飛び鼻の付け根をかすって重いフレームが飛んでいった。鼻の骨が折れたかと思ったが、鼻血が少し出た程度で済んだのは幸運であった。

多分、暑さで集中力が散漫になって、フレームに手前方向の力が加わってしまったのだろう。

テーブルソーのキックバックは、大体カットする木に捻りの力が入った時に起きるようだが、プランジカットで送りと逆方向に力が入った場合にも起こるのである。

これは丸ノコのプランジカットでも、送りと逆方向に力が加わった場合に起こるので要注意だ。この場合は、丸ノコがものすごいスピードで吹っ飛んで来るので恐ろしい。私はこれで、足の指を落としそうになりましたね。

今回あんな重いものがまともに当たっていたら、今頃は外傷性のクモ膜下出血か硬膜下血腫で救急に運ばれていたかもしれない。

2017年07月22日

歯車式 box(finger) joint ジグ その6

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これがキックバックで吹っ飛んだ中心のフレームである。重さを計ったら3kg近くあったから、小さなダンベルくらいのものが吹っ飛んできたことになる。

矢印のところでストップするスリットが、ずっと右の方まで続いている。幸い捻じれの力が加わらなかったので、こんなもので済んだが、普通はこのようにメチャクチャになってしてしまう。

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2017年07月24日

歯車式 box(finger) joint ジグ その7

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16歯、12歯、48歯、51歯の木製歯車を作ってみた。 ボール盤で全部で127個の穴を開けて、バンドソーで切り抜くというのは、千日回峰に近いものがありますね。

素材はbaltic birchの合板を使えと書いてあるのだが、そんなものは無いので使ったのは、11mm厚のポプラ合板。
微調整をすれば何とかなるかなあと思っていたのだが、ポプラの合板はちょっと力が加わると剥がれやすくてだめだ。

それと、厚さも9mmくらいのほうが、接触面が少ないので、微調整しやすいのではないだろうか。まあ、最初に16歯と12歯のテストピースを作ってみれば良かったのだが......

そんな訳で、来週は9mm厚のシナ合板かラワン合板を作ってみようと思う。
 

2017年08月01日

歯車式 box(finger) joint ジグ その8

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ここのところ歯車のところでつまづいて、なかなか前に進めない。ポプラの合板はもろいので、9mm厚のシナベニアに変更して歯車を作り変えた。

シナベニアに変えてはみたのだが、どうも歯車のかみ合わせがうまくいかない。
相当注意してバンドソーで切り出したのだが、それだけではだめなのだ。
 

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2017年08月07日

歯車式 box(finger) joint ジグ その9

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およそ1ヶ月かけてやっとbox joint jigが完成した。本当はjigは単なる手段で、それを使ってbox jointを作るのが目的なのだから、jig作りに1月もかけていたのでは本末転倒なのだが・・・・・・

 

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2017年12月12日

コードレスをコード有りに その2

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コードレスドリルはバッテリーの寿命がくるとお手上げだ。そんな訳で以前、コードレス用のAC電源をつけてみたのだが、力が今ひとつでない。その原因は起動時に定格の5倍くらいの電流が必要になるからだそうだ。例えば、消費電力44VAと書いてあれば、オームの法則で約4A弱の電流が流れるから、起動時には何と20Aも必要ということになる。

webで見ると「コードレスをコード有りに」という要望は結構高くて、教えてコーナーにもいろいろ出ている。しかし、回答の殆どは20Aも流れる電源は数万円もするので、電池パックを買えとか安いコード式を買えというものがほとんどだ。

中国製のニッケル水素バッテリーなら3000円台で買えるから、それにしようかなと思っていた折、instructablesで15v 350w AC/DC switching power supplyを使えという記事がでていた。

まずは、秋葉原の秋月電子を探したが、最高で12V13Aのものしか無く値段も4800円。amazonで調べると中国製の12V 30A DC 直流電源が何と2438円(今見ると2988円になっている)。評判も良いようなので早速購入した。数万円のものが2000円台とは、中国製恐るべし。

今週は「コード有りプロジェクト 」に挑戦してみよう。

 

2017年12月18日

塩ビパイプでコードレス・ドリルホルダー その2

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このブログに時々投稿して下さるkassさんから、バッテリのヘタったboschのドリルとインパクトをいただいた。ご本人はコード有りのドリルをお買いになったようです。

というわけで、以前作ったコードレス・ドリルホルダーを増設することにした。前回丸いものをバンドソーで切って怖い思いをしたので、今回はドレメルでvu75の塩ビ管にスリットを切った(結局、バンドソーの刃は、鉄床で叩いて曲がりを直したものの使い物になりませんでした)。アメリカでは、白い塩ビ管売っているのに、日本では雨樋は色々な色があるけど、塩ビ管はグレーだけで残念。

 

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2017年12月19日

コードレスをコード有りに その3

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kassさんからいただいたインパクトとドライバーをAC式に改造しようと思ったら、バッテリーを充電すると何とか使えるので、まずは私のブラックデッカーのインパクトを改造することにした。こちらはもう、バッテリーを4本買って3本も死んでいるのである。

 

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2018年01月15日

コードレスをコード有りに その4

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ブラックデッカーのインパクトドライバーで練習したので、いよいよkassさんからいただいたボッシュのインパクトのAC化に挑戦である。

ブラックデッカーの方は、2つのバッテリーから1つのバッテリーを再生するのに成功したので、こちらもあわよくば・・・・・・と思ったのだが、一方のバッテリーが充電直後でも、テスターで電圧が出ていないものが多かったので断念。多分内部抵抗が高くなっているんでしょう。それで、充電時に結構熱くなるわけだ。

これが、バッテリーのケースを開けたところ。9本のNiCdセルの上に1本セルが配置されている。初めてこのタイプのバッテリーを設計した人は、どうしてもバッテリー全体の大きさを小さくしたくて、3列3行の横に1本を置かずに上に載せたので、あの不思議な出っ張った形状になったのだろう。

こちらも電源端子(赤矢印)の他に端子が2つあるが、これにはサーミスタがついているので、充電時に温度をチェックしているのだろう。

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2018年01月23日

製材

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埴先生のところでいただいてきた杉板。多分、製材所で樹皮の部分を切り落としたのをお隣の大工さんが貰ってきたものだろう。大きさは幅500、長さ1600mmくらい。

この皮付きの材木は、樹皮を剥がしてみないとどこまで使えるか分からない。以前、厚さ60mm以上あるヒノキの材木の樹皮を剥がしていったら、真ん中辺りで厚さ10mm程度しかないところがあって、大きく木取りをすることができなかった。

 

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2018年01月30日

コードレスをコード有りに その5

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電源をCDケースに収めてみた。

 

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2018年01月31日

温水暖房システム変更作戦 その1

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温水暖房のコントローラーを取り付けるときに、まだ、寝室のベッドなどができていなかったので、寝室のコントローラー(画面下)まで居間のほうについている。

寝室で暖房を使っていて消すときに、寒い中いちいち居間までいかなくてはならないので、コントローラーを寝室のほうに移動することにした。

コントローラー用の信号線を壁と床下から引っ張り出すのは面倒くさいので、近所のホームセンターでベル線を10m買った。確か300円くらい。
ベル線というのは、ブザーやインターホンなどに使う線で極性がちゃんと分かるように色分けしてある。何故かすでに配線してある線は同じ色の線を使っているので、いちいちテスターでチェックして極性を調べなければならない。ノーリツがいけないのか、設備屋がバカなのかどちらだろう。
 

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2018年02月05日

温水暖房システム変更作戦 その2

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家内が退職して住むまでは、週末にしか霧想庵に来なかったので、ストーブから一番離れた寝室は、ブラインドを閉めて日光を遮断していたせいもあって冷え込んでいた。そのため即断作戦で温水暖房機を設置したのだが、住むようになると日中は日がガンガン当たって20度を越えるようになった。

家内が朝、仕事で出かける時は薪ストーブをつけている暇がないので、寝室の温水暖房機を居間とDKの境に移動することにした。

本来なら温水コンセントを増設してもう1系統配管をするのだが、ヘッダーが3つしかないので、今ある配管を引きなおさなければならない。

まずは、温水コンセント用の65mmφの穴を床に開ける。
 

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2018年02月19日

長手盆 ver2 その2

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全部ルーターで穴を掘るのは大変なので、まずはボール盤に20mmφのフォルスナービットをつけて深さ25mmくらいの穴を掘る。板厚が35mmあるので、25mm掘っても10mm近くは底板の厚さがある勘定である。
今回の板は杉板なので、それほどモーターに負担はかからない。真ん中辺は
ボール盤の奥行きが無くて届きませんね。

 

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2018年03月05日

生木のボール(鉢) その1



ストーブ用の薪を切り出していると、ときどき燃してしまうのは惜しいなと思う木におめにかかることがある。

finewood workingのページをみていたら、その生木を使ってボール(鉢)を作る方法が出ていたので、挑戦してみることにした。

普通、切り出した生木は3〜4年乾燥させないと木工には使えないが、これは生木の状態で加工できるところがなかなか良いですね。

といっても、この分野はdraw knifeやax、その他色々な工具を必要とするので、揃えだしたらきりがない。
そこで、邪道かもしれないが、ありあわせの電動工具などを使ってどこまで出来るのか、試してみよう。さて、うまくいきますかどうか。

2018年03月06日

生木のボール(鉢) その2

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使用したのは、薪割りのときにとっておいたコナラ?の木。ちょっと小さめだがこれしかなかったのでしょうがない。長さ380mm、幅200mmくらい。

まずは底面を平らに削る。axは持っていないので、ナタで削った後電気カンナをかけてみた。何だか真ん中辺りが凸面になっているようだ。

 

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2018年03月13日

生木のボール(鉢) その3

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ざっと彫り上げたところだ。

 

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2020年07月07日

竹垣を単管パイプで その1

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5年位前に作った竹垣が腐って、前に倒れそうになってきたので、単管パイプで建て替えることにした。

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2020年07月15日

竹垣を単管パイプで その2

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単管パイプは予め、カインズのエクステリア・カラーのマチュア・イエローというペイントを塗っておいた。緑色に塗るよりは、枯れた竹の色に似ているので、アクセントがついてよい。
エクステリアと書いてあるから、油性ペイントかと思ったら水性で、安い割には金属類にもよく馴染むのでおすすめである。
 

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2020年07月16日

駐車場改造 その1

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雑草と砂利を交互に並べた駐車場を気に入っていたのだが、病院から退院するときに車椅子が砂利にとられて苦労したので、改造することにした。

 

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2020年07月18日

駐車場改造 その2

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工事の1日目は、砂利混じりの土をユンボで掘り出して掻き出すところから始まった。
何だか以前建っていた家の、コンクリの塊なんかがでてきましたね。

 

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2020年07月22日

駐車場改造 その3

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工事2日目。コンパネの型枠を設置して、水糸の傾斜を型枠に写し取っていく。

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2020年07月25日

駐車場改造 その4

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工事3日目。コンクリート打設の前に、5mmφ 150mm角のワイヤーメッシュを敷いていく。コンクリートは圧縮強度は高いのだが、引張強度が低い。そこで、ワイヤーメッシュを入れることにより、引張強度も増すことができるのだそうだ。

 

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2020年07月26日

駐車場改造 その5

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工事4日目。枕木を搬入する。
最初は、オーストラリア産のユーカリの枕木を使う予定だったが、このコロナ騒ぎで日本に入ってこなくなったとのこと。

そこで、今回は南洋材デルニアの枕木を使うことになった。デルニアはパプアニューギニア原産の堅木で、パレットなどにも使われているそうだ。

115x225x2000の枕木1本が、35〜40kgあるので、一人で持つのは大変である。

 

2020年07月27日

駐車場改造 その6

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工事5日目。もうコンクリートも打設してあるので、あとは枕木を50mm間隔をあけて並べていくだけと思っていたのだが・・・・・・
プロはなかなか丁寧な仕事をするもんですね。

まずは、家の壁と垂直な基準線、

 

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2020年08月13日

駐車場改造 その7

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8月の頭に雨が多くて黒土が濡れていて、なかなか工事が進まなかったが、やっと晴れ間が見えて工事再開となった。

 

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2020年08月27日

駐車場改造 その8

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今回は入り口部分の段差の解消である。
ひとつは、U字溝の蓋と縁石の段差(青矢印)。こちらは大した段差ではないのだが、段差が均一でなく斜めになっているので、車椅子の車輪が空回りして登れないのである。
もうひとつは、U字溝の蓋と道路との段差(赤矢印)。段差が均一なら既成のゴムのスロープなどが使えるのだが、斜めになっているのでそれも使えない。

 

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2020年09月10日

強力灯油ポンプ その2

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4月にupしてから大分時間がたってしまったのですが、その続きです。

今回のプロジェクトで、結構苦労したのはポンプよりホースであった。
水を移送するのであれば、選択肢はいっぱいあるのだが、大口径(1インチ)で、移送するものが灯油となると、あまり無いのである。灯油はゴムやプラスチックを溶かす性質がある。例えば発泡スチロールなどは溶けて穴が開いてしまう。だから、使用するホースは耐油性のものでないといけないのである。

ネットでいろいろ検索してたどりついたのが、モノタロウのこのホースである。
5mで3490円也。
早速ポンプに接続して試運転してみると、18Lの灯油は1〜2分で移送できた。

ただし、結構ホースが固くて取り回しに苦労するので、モノタロウにもう少し柔らかいホースは無いものかと尋ねたところ、モノタロウでは扱っていなくて、また、現在使用中のホースは石油には対応していないので、直ちに使用を中止してくれとのことであった。う〜む、困った。
 

2020年10月01日

ブロック塀破壊プロジェクト

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薪小屋の道路側を囲っているブロック塀を壊して、薪を乾燥しやすくしてやろうという作戦である。
壊す前の写真を撮り忘れたが、水色の線までブロックがありました。もう50年近くまえのブロック塀なのに、鉄筋が縦横にしっかりと入っていて、なかなか壊れない。

 

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2020年10月10日

強力灯油ポンプ その3

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灯油移送用ホースというのは、ガソリンスタンドでもゴム製のホースを使っていて、結局はそこに落ち着くようである。ホースは後ほど、ゴム製にするとして、今回はその他のちょっとした工夫について説明しよう。

 

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2021年01月22日

生木のボウル(鉢)part3 その1

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入院している間に杉の丸太が乾燥して割れ目も入ってしまって、もう生木とはいえない状態になってしまっった。それでも直径が40cm近く、長さが45cmくらいあるので重さが30kg程度。医者に5kg以上のものは持つなといわれているので、電動チェーンソーで半分に切って、訪問介護の理学療法士さんに運んでもらった。

 

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2021年02月16日

生木のボウル(鉢)part3 その2

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開口部の楕円とアウトラインを作図する。
作図に関しては、すぐ忘れてしまうので、後ほど書き留めておきましょう。

 

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2021年03月01日

生木のボウル(鉢)part3 その3

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すぐ忘れてしまうので、以下に作図法の覚書を書き留めておく。

1,長軸の中心線を基準にして、短軸の中心線を引く。
作図にあたっては、ちょっと大きめのコンパスを多様するが、このビームコンパスがなかなか便利である。
 

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2021年03月03日

生木のボウル(鉢)part3 その4

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バンドソーでカットした側面を、turbo planeで削って少し整えたところ。

 

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2021年03月04日

生木のボウル(鉢)part3 その5

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杉の木は柔らかいから、彫りやすいと思っていたのだが・・・・・・以前にも書いたが、木目の硬い茶色の部分と柔らかい白い部分の硬さが随分違うので、力任せに削ると左半分のように、柔らかい部分の繊維が破壊されて凸凹になってしまうんですね。
これを防ぐには、ノミを頻繁に研いで削るしかない。
 

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