季節外れの大雪で、雪見酒ならぬ雪見桜となってしまった。
20cm近く積もった雪も、快晴に恵まれて昼頃にはほとんど溶けてしまった。しかし、風が冷たく花見の客も少ない。桜祭りの提灯が寒風に揺れている。
天候不順で、冬と春を行き来しているため、色々な植物がいつ咲いたらよいか迷っているようだ。
このあたりでは、梅と桜が同時に咲いている。能「胡蝶」では、胡蝶の精が梅に会えないと嘆いていたが、この分では胡蝶の夢もかなうかも知れない。
雪を被った土手には、ツクシが顔を出していた。