空気が澄みわたり、月が美しい季節になってきた。
1969年7月21日午前2時56分世界時(午前11時56分日本時)、アポロ11号の宇宙飛行士ニール・アームストロングが、月面に初めて一歩を記したとき語った次の言葉は余りにも有名だ。
「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。」
え〜と、ここから先はウィキペディアのニール・アームストロングによりかかって書いています。
恐らく彼は首尾良く月面に降り立ったら、一発かましたろうと考えて随分前から準備していたのだろうと思ったら、ロケットが発射して月面に着陸するまでの数時間の間に考え、決心したのだという。
ビデオでは当時の音声の状態も良くないのだが、"That's one small step for (a) man, one giant leap for mankind."と不定冠詞のaの音が聞こえなくてこれが問題になったのである。なぜなら a が無いと、manは人類という意味になってしまうから「これは人類にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。」と変な文章になってしまうからだ。
緊張の余りaを言い忘れたのだとか、実際は言っているのにノイズレベルが高くてaが聞き取れなかっただけだとか色々な議論が沸騰した。
しかし、後日彼自身が語っているように「もし仮に間違っていたとしても、歴史が私の言い間違いを許す寛容さを持ち、人類が一つになる方向に向かって進むことを希望する」というのが正しい選択肢ではないだろうか。