« 2008年01月 | メイン | 2008年10月 »

2008年05月 アーカイブ

2008年05月06日

唐茄子屋政談

画面をクリックすると、大きな画像をみることができます。

唐茄子・ニホンカボチャの別名。十六世紀にポルトガル船によって渡来した。そのときカンボジアで生まれたと伝わり、カボチャに転じた。

土堤八丁・荒川の防水堤として元和六年(1620)に作られた。浅草聖天町から下谷箕輪まで十三丁あり、聖天町から衣紋坂まで八丁あったところから付いた。

 

続きを読む "唐茄子屋政談" »

2008年05月08日

金明竹 その1

金明竹の桿は黄金色。枝が出る部分に緑色の筋が出るのが特徴。この噺は「寿限無」「垂乳根」と同じく《言い立て》が楽しい前座噺の代表作。落語に出てくる田舎訛りは、場所が特定できないように工夫されていますが、なぜかこの噺は関西弁です。加賀屋の使いが述べる道具七品の中身は、ホンモノであれば今ではすべて国宝級の超一級品。客層が大名や豪商相手の骨董屋に与太郎を店番に使うぞろっぺいさが、落語の魅力のひとつ(かな?)。

本来の「金明竹」という噺には、最初に大受けする箇所で現在主流の、目利きを頼みにきた同業者に与太郎が、「家にも旦那が一匹いましたが、さかりが付いて・・・」というところはなかったそうです。これは三代目の金馬さんが、他の噺から持ってきて使い、それが受けたところ他のほとんどの噺家が右へ倣いとばかり使ったとのことです。 

続きを読む "金明竹 その1" »

2008年05月11日

金明竹 その2

『四分一拵』の他に、刀剣彫金工が使った素材は、赤銅、黄銅(真鍮)、素銅(銅)、金・銀、鉄があります。


『小柄』刃を除いた柄の部分。これに刃を付けて小刃柄(こづか)ともいう。戦場で果物の皮をむいたり、ぺーパーナイフとして使ったとありますが、時代劇映画での、手裏剣のようには使わなかったそうです。


『脇差』の発生は、「太平記」に脇差の文字があるので南北朝時代にはあったようです。名字帯刀を許された者が用いた刀でもありました。


『金明竹』現在あるマダケ科に属する直径5センチに満たない太さの美竹を、寸胴の形で茶の湯の花器に使うには細すぎるように思えます。また資料写真にもそのよな細い竹の花器はなく、昭和後期に孟宗竹の突然変異で現れたモウソウキンメイが、日本に最初に隠元禅師が持ち込んだ竹だったとも考えられます。

 

 

続きを読む "金明竹 その2" »

2008年05月16日

夏どろ

画面をクリックすると、大きな画像をみることができます。

この間抜けでお人好しの泥棒が銭入れに持っていたのが、火打ち道具を入れる袋と、決めつける訳ではありませんが、当時の庶民は鼻紙入れやお守りを入れる袋に、印形や薬、お金まで入れていたものが、後に銭入れに変化していったようです。その後、明治時代に入って改良され、今の財布の形になりました。

 

続きを読む "夏どろ" »

About 2008年05月

2008年05月にブログ「つだかつみのユーモリスト日和」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2008年01月です。

次のアーカイブは2008年10月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35