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2011年10月 アーカイブ

2011年10月08日

回復期リハビリ訓練・8

thera7.jpg ブログ更新を少し怠けてしまいました。反省!

この病気になってからは、

日常生活はリハビリ訓練も兼ねていますので、あまり頑張らない。怠けたいと思ったら怠ける。が、全てにおいて諦めない。人や物に頼らない(特にカミさんやドア・壁・杖に)。など、生活姿勢が若干変化しました。

退院から現在までの左半身麻痺の状態は、カタツムリ程度の、気が遠くなるほどの遅さ(?)で良くはなっているようです。

で、転院二ヶ月目は相変わらず変化のない毎日でしたが、 5月に入るといろいろと変化がありました。ひとつは 初旬に、看護学校の生徒の研修の相手を看護婦長さんに頼まれ、専属のかわいい看護士さんが付いてくれました。

これって、闘病仲間の男性陣たちからは羨ましがられましたね。

向かいの病室にいた50代の独身男性が会うたびにこのことをいうので、替わってやってもいいですが、「ただし、風呂も丸裸を見らますよ」と言ったところ、その後はこの話題に触れなくなりました。

今にして思うと、病院に入院していた時は私にとっては日常ではなく、非日常でしたので、普段恥ずかしいことも、入院中は感じることも無く、徹底的にふざけていて、周りの皆に顰蹙をかっていたように思います。この心理状態は何だったのかは、また後ほど整理して説明を致します。

2011年10月10日

江戸しぐさ(十三)足組みしぐさ

asigumi.jpg 人に相対しているとき、相手に敬意をもっているかは態度で分かります。特に目上に対しては、足を組むなんてことは失礼に当たります。と、江戸人は考えていました。

江戸時代は着物生活でしたので今のタレントや俳優、若手歌手の着物の着こなしは、普段の生活からは縁遠いので仕方がないとはいえ、ファッションに疎い私でも、まともに見ちゃいられません。

着物の前がはだける!大股は開く、外股で歩く、帯の位置が可笑しい等々、ジーンズをはいている姿勢と変わりがないってのは、着物文化を否定していると取られても言い訳がききません。

ン?「足組しぐさ」の解説から離れてしまいました。呆けたかな。

ふしぎアイランド・・・14

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ふしぎアイランド・・・15

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(61)また計算が違った・5

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マッドゴルファー・・・2

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2011年10月15日

回復期リハビリ訓練・9

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理学療法訓練室から病棟内の廊下を歩く訓練に慣れて(?)きた頃に、少しステップアップして、坂道訓練と階段の昇降加わりました。

この訓練で自分の膝の筋力が消えていたことを実感しましたね。

歩行訓練では左上の絵のように、足の付け根の関節を軸に前に出れば振り子のように左足は前にいきますが、スロープの登りは膝がストッパーがかかって膝を曲げないと前に行かず、下りでは左膝から前のめりにくづれそうに感じて少し危ない思いをしながらの訓練となりました。

訓練士のI先生とは冗談口を言いながらでしたが、冷や汗ダラダラで厄介な課題が突きつけられました。

要するに左膝の筋力を付ければ解決するんじゃないかと、現在もなるべく膝を曲げて左足に重心をのせるようにしていますが、股関節の変形を注意しながらですので、ま、気長にを心がけています。

ふしぎアイランド・・・16

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ふしぎアイランド・・・17

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江戸しぐさ(十四)泡沫しぐさ

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このシリーズは江戸文化に関われて自分では長く連載が続けられればと、願いもし、肩に力が入りすぎてしまった感もあり反省材料が多くありましたが、健康を過信した天罰で、関わってくれた代理店に迷惑をかけてしまい、連載が寸断。別の絵師に手渡されてしまいました。

ブログの江戸しぐさの終わり一枚の絵が「泡沫しぐさ」だったてのも皮肉ですね。

心ここのあらずのこの無礼な輩を自分に当てはめてみるに、対面する関わってくれていた人たちに同じような不愉快な思いをさせていたと思うと、ウッ、辛いなぁ。

2011年10月20日

転失気の1

tensiki1.jpg 少し気分を変えます。

幼児向け月刊絵本に二年前掲載のもの。セレクトに悩みましたが、落ち着くところに収まったネタとなりました。

1・ものしりじまんの おしょうが おなかを こわして いしゃに みてもらった。

「おなかが はっているようですな。

ところで、 てんしきは おありかな?」 てんしき? なんのことだろう?

しらないと いえない おしょうは おもわず

「はい。」と こたえてしまったが、あとで しんぱいに なってきた。

2・そこで、 こぞうの ちんねんに てんしきを もってくるように いうと、

「おしょうさま、 てんしきって なんですか?」

「うーん、わしは まえに おしえたぞ。わからないなら おむかいに いって かりてきなさい。」

転失気の2

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3・むかいの はなやは しったかぶりで

やっぱり しらないと いえない。てんしきが なんだか わからないのに、

「きのうまで ふたつ あったが、 ひとつは かざったら すぐに うれて

のこりは ごはんの おかずに たべちゃって ないよ。」と

ちんねんに いった。

転失気の3

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4・かえってきた ちんねんから

へんじをきいた おしょうは ますますわからなくなった。

「いったい てんしきって なんなんですか?」

ちんねんが きくと、

「おまえは わしに いつでも きけると おもうから わすれるのじゃ。

くすりを とりに いく ついでに おいしゃさんに きいてみなさい。

きいたら わしに いいなさい。 そうすれば もう わすれないじゃろう。」

転失気の4

tensiki4.jpg

5・くすりを もらった ちんねんが

てんしきの ことを きいてみると、

「あっはっは。 しらない ことを しょうじきに きくのは りっぱだぞ。

おしょうは しっているよ おもうが、

てんしきとは おならの ことだよ。」

「なーんだ、みんな ほんとうは しらなかったんだ。」

かえりみち、 ちんねんは いたずらを おもいついた。

6・「おしょうさまは おさけが すきで、

よっぱらうと ぶーぶー おこってばかりいるから、

てんしきは さかずきの ことだって いおう。」

転失気の5

tensiki5.jpg

7・つぎの ひ、いしゃが また しんさつに くると

「これから じまんの てんしきを おみせしますぞ。 さあ、 もってきなさい。」 と

おしょうは ちんねんを よびつけた。

これには いしゃも おどろいた。

はこばれてきた さかずきを みて

「はて? いしゃの あいだでは てんしきは おならのことですが、

おてらでは さかずきとは どういうわけで?」

8・だまされたと わかっても、

おしょうは いまさら ひっこみが つかない。

「この さかずきで おさけを のむと

いたずらぼうずたちに こごとが ぶーぶー でますのじゃ。」

2011年10月28日

きゅーはくの絵本

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ちょっとした油断から風を引いてしまいました。で、手持ちの残り少ないカードから自分の絵本を紹介します。

メインブログの上から三番目の絵本の絵を少し展開します。

上の絵は江戸時代にポルトガルから伝わって、日本風にアレンジしたカルタの一種で、当時は大変流行したものの、寛政の改革(1787ー1793)でカルタ遊びを禁じられて以降は廃れたとのことで、このカルタの人物たちが、日本で四番目に出来た太宰府にある九州国立博物館の収蔵庫や、修復工房、見学できない給気塔や免震室などバックヤードに逃げ込む展開になっています。

このカルタは、お姫様の嫁入り道具のひとつだったようで、九州博物館の土産店で美品が手に入ります。面白いことに、キャラクターの中に明らかに女性と分かる顔に髭が描かれているんですね。

おおきな博物館・1

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展示ケースから、魔法を使って脱出。

おおきな博物館・2

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展示室のページ。

取材させてもらったとき、この絵の隣の展示室にあった高麗白磁の壺の置いてある展示室入り口で、白磁のものすごいオーラが伝わってきて、有無を言わせず吸い寄せられるという初めての経験をしました。

この絵本には描けませんでしたが、もう一度行ってみたい所です。

おおきな博物館・3.

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学芸エリア。

このバックヤードは、見学可能です。

ここから保存修復など珍しい光景がが実体験できます。

で、絵本ではうんすんのキャラクターたちは収蔵庫、スタジオ、搬入口、給気塔、きゅうき塔内部のアースチューブ、ダブルスキン、免震層まで探検します。

 

2011年10月29日

おおきな博物館〈抜粋〉1

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うんすんのキャラクターが博物館を抜け出して、スタッフに追われ、突風にあおられて給気塔に入るまでのページです。

九州国立博物館は右手の建物。

左の煙突状の建物が給気塔です。

取材時は給気塔が半分ほどツタに覆われていましたが、現在は周りのうっそうとした樹木に紛れて分からないのではと思います。

おおきな博物館〈抜粋〉2

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その続きのページ。バックヤードツアーでも見学不可の場所を一点紹介します。

給気塔内部はこのようになっています。

さすがにここに行くまでかなりの難所で、縦横にはしったチューブを跨いだり潜って、複雑な迷路のようなコースになっていて迷ったが最後で見学は無理ですが、 外部の空気を地下の空調設備まで運んで空気中に混ざった異物や濁った空気が水で洗われて済んだ空気となり、収蔵庫や展示室など博物館内部に運ばれるための最初の通り道です。

右下のゲジゲジは大げさでなく、本当にこの大きさでした。昆虫は苦手ではありませんが、さすがに肝がつぶれましたね。

このほか収蔵庫、ダブルスキン、免震層、修復室など、貴重な文化財を管理修復する為に考え得るかぎり理想的な環境に作られた、日本で一番新しい国立博物館をうんすんカルタのキャラクターたちが各部門を紹介する絵本です。

はいッ!紹介はココまで。『おおきな博物館』は2008年、フレーベル館発行、定価1050円で発売中です。

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