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先日頂いた布袋竹の杖がほぼ完成した。
先月下旬に木工用のバンドソーが使えなくなり、以前黒檀やケヤキのスライスしておいた板を、電動糸ノコ盤で一枚づつ持ち手にカットして接着した。
木工用バンドソーを使い倒していた身としては、この程度の板は一発でカット出来ていたが、糸ノコ盤操作は非力でかったるくてならない。
バンドソーが復活するまで、木材カットは工夫を強いられるが、こういう不便は創作のアイデアが生まれるチャンスとなると期待している。
今朝は起き抜けに布袋竹の先端と握り手を繋げ、タイトボンドで装着した。
後は乾いたら接着面周りを削って形を整える。
その後、チークのオイルステインを塗って完了。
この布袋竹数本をくれた方にお礼としてプレゼントするつもりだ。
先日の金曜と土曜日の二日間は、猛暑でエンストを起こして、丸一日ダウンとなった。
昨日は意地もここまでと、除湿ボタンを押し、室内温度を28度に設定して作業開始した。
この程度でも冷えによる体の硬直は影響あるが、後は野となれである。
起き抜けの早朝から午後三時頃までカワセミモドキの修正を続けた。
この竹を切り出したのが冬では無かった為か、虫喰い穴が大小二箇所あった。
ので、幼虫が穴から顔を出したように作って、以前貰った柘の適当な太さの枝を幼虫に加工して、穴に差し込んでほぼ完成した。
鳥の嘴はチェスナットのポアーステインで着色し、鳥や幼虫、枯れかかった竹全体を透明クリヤーのニスを塗った。
仕上がりは鳥の腹と杖の上部先端の隙間を密着加工してボンドで接着すれば完成となる。