愛犬ラッキー[283]夢の接ぎ木
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座間に住む長兄から、大量の文庫本が送られてきた。
もうすぐ90歳に手が届くというのに、本好きは知っていたが 若いころは外国作家のミステリーが本棚に多かったと記憶している。
本を送るからと、一方的に電話口で言われていたので、海外ミステリーを期待していたが、届いたダンボールの小包を開けると文庫本40数冊全部が時代小説だった。
最初に目にした平岩弓枝の「はやぶさ新八御用帳」から読ませてもらった。
他は読まずに捨てるに忍びなく、適当に読みだしたら、鈴木英治という作家の 「父子十手捕物日記」が面白く、気が付くとハマっていた。
主人公の同心親子は剣の達人ではないし、ことに息子はオナゴの尻を触る癖があり、幼なじみの中間とオナゴのことで本気の殴り合いの喧嘩をしたりと、どことなく落語の世界と通じるところがある。
なにより現実離れした超人でないというのが良い。
あとで、ブックオフにでも行って抜けている冊数でシリーズを揃えるることにしよう。
ということで、この自粛期間中は落語CD作りと、捕物小説の江戸情緒を味わって過ごしています。
今月下旬で、脳出血でブッ倒れてから12年目に突入する。
発症した当初は、半年で元通りになって歩けるようになってみせるなどと、この病気の危険性を楽観視していた。
これはとんでもない間違いとすぐに気付き、精神的にしぶとく病気に負けないようにするには、フザケ倒して兎に角、腹の底からこの状況を笑い飛ばすことを自分に課してきた。
年甲斐もなく周りからバカかと思われても、これが年数を重ねるごとに精神的にしぶとく養われるようで、病気に負けない性格作りに役立ったと確信まで行かなくてもそう思う。
左半身麻痺でベッドに居た当初は、木馬を作ってみたいと家族や周りの人達に話したことを覚えている。
それが昨日の朝突然、作りかけの作品を横目に、プロトタイプを原寸大のダンボールで作ってみたいと無性に思って動き始めた。
まず、おおまかに新聞紙に木馬を書き厚紙に型をダンボールに張りと、11年ぶりに重い腰を上げることになった。
この絵の原寸大が適正かはまだ分からない。
が、体調と相談しながら進めることになります。