雪女
世界的に異常気象で、先日は北海道や西日本は大雨、関東でも梅雨が記録的に短く猛暑続きです。
メディアは電力不足を騒ぎたて、クーラーも制限せよという。
諸物価高騰、生活全般四面楚歌。でも、
Don't Worry,Be Happy
絵は「技術者が読むキャリア情報誌【Beruf】 1985No7B1WEEkLY 4月4日号に掲載。
ラッキーはストックがないので、月初めの絵は、この雑誌の絵を続けることにします。
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世界的に異常気象で、先日は北海道や西日本は大雨、関東でも梅雨が記録的に短く猛暑続きです。
メディアは電力不足を騒ぎたて、クーラーも制限せよという。
諸物価高騰、生活全般四面楚歌。でも、
Don't Worry,Be Happy
絵は「技術者が読むキャリア情報誌【Beruf】 1985No7B1WEEkLY 4月4日号に掲載。
ラッキーはストックがないので、月初めの絵は、この雑誌の絵を続けることにします。
猛暑で気力体力が削がれている。
木工作業でテーブルソーを作らないと先へ進めないが、今は6〜7割で完成が止まっている。
私にはクーラーは体に大敵なので、窓全開で外国の漫画家の作品を見て時間を潰している。
上の絵は【ニューヨーカー】の1969年8月8日号に載っていた半世紀以上前の作品です。
作者はソール・スタインバーグだが、タイトルは付いていない。
一枚漫画を志していた団塊世代は一度でも夢中になっていた作家でもある。
植草甚一さんの「ぼくの好きな外国の漫画家たち」に紹介文があった。
本名はサユル・スタインベルク。1914年ルーマニア生まれ。高校卒業後イタリア・ミラノ大学で建築学を学び、1941年 アメリカに定住してソール・スタインバーグと米風の読み方になる。
この人の画集も一冊もっていて、【THE LABYRINTH】の表紙カバー裏の肖像写真に、茶封筒に目鼻を描いて頭から被っている写真が 何より気にいっている。
一枚漫画の巨人は他にロナルド・サールやサンペなど画風に強い影響を受ける場合が多いが、この人は私らひと世代前の漫画家に多く影響が見られた。
熱中症は人間だけではないようである。
スマホを長時間会話や地図を使い続けると熱を帯び、最悪発火するというニュースがあった。
対処法は10円玉をスマホの背面にビッシリ敷き詰めるといいそうだ。(胴が熱を吸収する効果がある)
他に扇風機、いけないのは冷水に付けたり冷蔵庫に入れると、スマホ内部が結露を起こして破損の憂き目に合うという。
スマホを持ち歩いている者が10円玉をジャラジャラ持ち歩いている図を想像すると笑いがこみ上げてくる。
一昨日までの殺人的な猛暑で高齢者は、あっしもぼち墓地どころではなく、あっという間に彼岸行きで、母も危ういところを入院で回避できた。身近の経験では数年前近所の旦那が畑で、熱中症が原因で倒れ発見時は水分も受け付けず即彼岸に向かったと聞く。
くわばらくわばら。
絵は半世紀前の【PLAYBOY】1973年6月掲載の一枚漫画。
ロナルド・サール(1920ー2011)、英国ケンブリッチ生まれ。
ソール・スタインバーグと並ぶ20世紀最大の風刺漫画家でグラフィックデザイナーの一人でもある。
この人の名前がタイトルの漫画集に、戦争中シンガポールで日本軍の捕虜となった時、日本兵の残虐行為をスケッチしたのが数ページに渡って載っていた。
この時の経験があってか、処女出版された漫画「聖三角女学院の鐘」で、女学生たちの凶暴な悪ふざけ(どころでなく残虐遊戯)が発禁になるほど、ブラックユーモアに昇華されている。
私も20代の頃、この人の画風に魅了されたが、気質の違いと経験と力量不足諸々を悟って離れていったひとりだった。
絵はRonald Searle&Heinz Huberの【Haven't We Met Before Somewhere?】から抜粋した2点。
20代前半の頃証券会社でアルバイト生活をしていた時に、会社近くの書店でポケット文春『わんぱくニコラ』のサンペの漫画に出会った。
ルネ・ゴシ二・文の共著でわんぱく小僧達の日常が描かれていて夢中になって読んだものである。
裏表紙にサンペの画集紹介があり、「すべて複雑』「逃げられる奴は逃げろ」のタイトルを見て、その頃銀座ソニービル近くにあったイエナ書房(二階は洋書売り場)に行った覚えがある。
サンペのエスプリが効いた漫画は、『のんき大将」「ぼくの伯父さん」「ぼくの伯父さんの休暇」など、大好きなフランスの映画監督ジャック・タチの世界に似ているように感じたものである。
ジャン=ジャック=サンペ、1932年ボルドー生まれ、デビュー当時から売れっ子だった。
現在でも熱狂的なファンは多い。
絵はサンペの画集「SAUVE QUI PEUT」から抜粋。
5月初旬に負った右手親指の怪我から三ヶ月強。
6月は猛暑で気力体力が削がれて身動きがでず、諸事情に追われ木に触ることが出来なかった。
7月も猛暑は若干落ち着いたが、のらりくらりと気分転換を図り、熱中症も回避して、ここへ来てようやく目的にたどり着いた。
ここ数日はやや過ごしやすい日が続いたので、ミニ テーブルソー スレッド作りに取り掛かった。
テーブルソーを屋外に設置するまで、下準備に汗だくで小一時間・・・・疲れる。
テーブルソーで負った親指の傷の外見は完治しているように見えるが、傷口にモノが挟まっているようで、ペットボトルを開けることすら満足にできない。
この程度の補助具作りに、猛暑や雑用(とはいえない用事だが)等で三ヶ月もかかるとは思わなかった。
思いの外重度の怪我だったと自覚する。
だがしかし、工夫を重ね、今後は徐々にだが木工作業を前に進めることが出来る。
今までご近所に気兼ねしてセーブルソーの騒音を控えて、室内でPCに木工のパウダーが入る危険を犯して、ノコやバンドソーを仕方なく使っていた。
問題はテーブルソーの半端ない騒音にある。
先日完成したミニ テーブルソー スレッドを使っていたら、時間短縮で一気に完成に近づけるし、プッシュブロック等数種類 の安全に切り出しができる補助具がどうしても必要になってきた。
このところご近所も畑や空き地で、時々小型耕うん機や雑草刈払機で半端ない騒音を撒き散らしている。
ここ数日の猛暑の中、ご近所が使う耕うん機等の騒音とコラボして、テーブルソーを連続して動かすことができた。
上の写真は、マイクロジグ プッシュブロックやテーブルソー スレッド等4種類の補助具を切り出した組み立て前のパーツになります。
写真のブナ集成材など木材は、近くのリサイクル店で売っていた座卓や椅子をバラして切り出したもの。
これだとドイトやホームセンターでブナやケヤキなどを買うよりかなり安く手に入る。
ちなみに手前の重しやクランプを使っているブナの集成材は座卓だった天板の一部を使っている。
この天板の大きさはほぼA全判(1030mmx728mm)の大きさで、厚み26mmだった。
座卓は数年前リサイクル店でワンコインで手に入れたのだ。
最近は与野のドイトが撤退していたし、いつも行くホームセンターはめぼしい木材が手に入らないので、もっぱらリサイクル店が頼りなのだ。
テーブルソーの怪我を回避するため、プッシュブロックを 3〜4点作ることが目標だった。
先月の猛暑はやや収まったかにみえたが、クーラーで体を冷やすことが 出来ないので、每日一升以上の水を飲みながら陽を避けての作業が続いている。
この程度のモノなら一週間で出来ると踏んでいたが、左のプッシュブロックは未完で、作リ直しをすることになった。
これも熱中症を避けながらの作業で、うっかり頭が鈍って手順を間違えたためなのだ。
カミさんからは何時ごろ作品に取り掛かるのかと尻を叩かれたが、当初の目標はなんとしても今月中にクリアして、来月から再出発するつもりだがそれも猛暑日次第で、出来ればのはなし。
あつものに懲りてなますを吹く。
ではないが、テーブルソーで怪我を回避するのに、 インターネットで見た使いやすそうな数種のプッシュブロックを参考にようやく完成した。
これだけ多く作る必要があったのか疑問だったが、猛暑の中ボーッとした頭では必要だったようだ。
壁に立てかけてあるミニテーブルソースレッドは、なるほど使いやすい。
が、左隅にある並行定規を跨いで使うプッシュブロックと隣のアジャストテーブルプッシュブロックは未使用なので、使い心地は後日分かるはず。
プッシュスティックの変形ブロック(?)二点も改良の余地がある。
テーブルソーそりだけはまだ未完成だが、大谷翔平のMLB観戦が無ければ出来ていたはずなのだ。
猛暑の中これくらいの休憩は良しとしなければやってられないのだ。