あまり暑いので、涼しげな映像をひとつ。
ガイドブックによれば、バンクーバーは、もともと18世紀末ラッコの毛皮を求めてやってきた人々の拠点として始まったそうだ。市内のスタンレーパークにある水族館では、そのラッコが人気者となっている。
以下、「日本大百科全書」(小学館)より引用する。
〔猟虎〕 sea otter/【学】Enhydra lutris 哺乳(ホニユウ)綱食肉目イタチ科に属する海獣。成体の頭胴長は1.2メートル、尾は0.4メートル。体重は25〜40キロ。雄は雌よりやや大きい。(中略)
ラッコは海生で、岩礁に上ることもあるが、通常は海岸の岩礁域の海の中で生活し、背中を下にして水面で休んだり、泳いだりするのが特徴的である。その際には頭と前肢を水面に出し、後肢と尾で推進したり体のバランスをとったりする。また、海藻を体に巻き付けて休むことも多い。(中略)
良質な毛皮の生産を目的として、18世紀から19世紀にかけて乱獲され、各地で絶滅の危機にさらされたが、1911年(明治44)から国際条約によって保護した結果、資源はしだいに回復し、1970年代には約14万頭の資源量が推定され、分布域もしだいに拡大している。・・・・・・
ラッコってカタカナで書くから何語かと思っていたら、ちゃんと「猟虎」という漢字があったんですね。