水沢寺から水沢山への登山道を少し登ったところに、飯綱大権現が祀られている。
はて、飯綱といえば妙高や戸隠のそばに飯縄山というのがあるから、それと関係があるのかなと思ったら、やはり飯縄山に因む山岳宗教が発祥元とされているようだ。
白狐に乗った剣と索を持つ烏天狗がご本尊。そういえば、高尾山の薬王院にも烏天狗がいましたね。戦勝の神として崇められ、謙信、信玄など中世の武将に信仰されたという。でも、謙信と信玄と両方から拝まれたら、神様としてはどうするのかな。 「火攻めの兵法として、狐の背に烏の脚を縄で括り付け、その翼に火を点けて敵城に放つ戦術の図解であるとともに、戦勝に導いた狐と烏を供養するもの」ともある。 う〜む、かちかち山の狸ならぬ狐さんは、そんな状態でちゃんと敵の城まで行ったのだろうか。 |