タイフーンの吹いている朝
近所の店へ行って
あの黄色い外国製の鉛筆を買った
扇のように軽い鉛筆だ
あのやわらかい木
けずった木屑を燃やすと
バラモンのにおいがする
門をとじて思うのだ
明朝はもう秋だ
台風が来ると、いつも西脇順三郎の「秋」という詩をを思い出す。
この詩に出てくる「バラモンのにおい」のバラモンとは何だろうか。
春に大風が吹いた時に、屋上の波板が飛んで隣家まで飛んでいって迷惑をかけてしまった。
とてつもなく凄い台風がくるというので、屋上のものが飛んだりしたら大変なので、急遽、東京からかけつけた。台風は予想より東にそれて、霧想庵の上を通過したようである。台風の目の中に入ったのか、日が差して風もそんなに強くは無かった。
台風が過ぎると子持山の方向に、虹が現れた。