東京の自宅のベランダには、冬の食物が無い間だけ餌を置いて鳥の憩いの場にしてある。いろいろな鳥がやってくるが、カラス>オナガ>ハト>ヒヨドリ>スズメ>メジロと体の大きい順に力関係が出来上がっているようだ。
ハトとヒヨドリは力が伯仲しているので、熾烈な争いを繰り広げて年によって順序が入れ替わる。何だか人間さまと似てますね。ここ数年はヒヨドリが優勢だ。
ヒヨドリは縄張り意識がとても強くて、常に餌場をパトロールして他のヒヨドリが侵入すると小競り合いがはじまる。スズメがすきを突いて餌を食べていると、頭をつついて追い払っている。ヒヨドリは毎年、4月20日過ぎになるといなくなって、スズメの天下となる。
前置きが長くなったが、この写真はそのスズメに追いかけられて、窓ガラスに激突して植木に墜落したメジロである。しばらく動かなかったので、心配して窓をあけたら、頭を2〜3回振って飛び立っていった。多分、脳しんとうでも起こしたのだろう。