アガサ・クリスティの推理小説の題名のようになってしまったが、最近、ヒヨドリ館のバナナを目当てに、招かれざる客がいろいろ現れるようになった。
最初に現れたのはスズメだが、これはヒヨドリに頭をつつかれてからは、二度と近づかなくなった。
次に現れたのはメジロである。こちらはヒヨドリに頭をつつかれそうになっても、素早くかわして平然としている。ときには二羽で現れて、一羽がヒヨドリをひきつけている間にもう一羽が悠然とバナナにありつくなどという頭脳プレイまでみせてくれるので、なかなか面白い。
シジュウカラも、すばしっこさを武器にバナナを失敬していく。
ヒヨドリ館の屋根に、スズメの餌をまいておいたら、早速ハトが見つけてやってきた。
ハトはヒヨドリに比べて大きいので、ヒヨドリは追い払うこともできず、何だか迷惑そうである。ちょっと後ろ姿が寂しそうだ。