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プロパン戦争

pgass00

わが山荘を建てたときに、工務店がガスの配管の手配をしていないから文句を言ったら、プロパンガス屋を呼んで契約すれば、タダで工事しますよという答えが返ってきた。

変なシステムだなと思ったが、結局は工事費を縛りにしてガス屋を変えさせない悪しき習慣なのだということが分かった。

我が家はガスを週末にしか使わないし、それも煮炊きにしか使っていないから使用量は1立法メートルくらいだ。それなのに、東京の家のガス代(使用量は8〜9倍位)よりも高いのだ。

そんなこともあって今回ガス屋を変えてみることにした。そうすると、今まで使っていたガス屋は工事代をタダ乗りされては叶わないと、セルフビルドで忙しい週末に一時間も粘って、値下げするとか相手の悪口とかを並べるし・・・・・・

経済産業省資源エネルギー庁によると、「LPガスは、日本全国総世帯数の約半数にあたる約2,800万世帯の家庭で使われている」というが、今度変えたガス屋にしても、インターネットで調べるとよからぬ話がイッパイでているし、LPGの世界はとんでもないことになっているのだ。
私の友人のカメラマンは、日本に余り居ないのに、基本料金だけとられてとんでもないと怒って、プロパン屋を解約してしまい、友人の農家からガスを調達するという荒業を行っている。今日日、ユーザーものほほんとしていると、法外な料金を払い続けなければならない。

そこに最近は、弱小LPG屋に対し巨大な電力業界がオール電化で殴りこみをかけ、仁義なき戦いが繰り広げられているのだ。ユーザ不在の困ったはなしは何時まで続くのだろうか。

コメント (5)

saikoro:

有益な情報でした。

kass:

やはり、タダ話には裏がありますね。ウチもガスについて同じ話をされましたが、どうにも不信感が拭えませんでした。
ウチはどうしたかというと、家を新築したばかりだった義理の父母にこの件相談したところ「新築祝いにエコキュート付けてやる」という話になり、工務店の「電気給湯器の方が30年の実績がありお勧めできる。エコキュートはまだ実績に乏しい。エコキュートはエコなだけ。」とのアドバイスから、電気給湯器を新築祝いに貰いました。あのアドバイスはなかなか説得力がありましたね。住宅メーカーの営業マンならまずエコキュートを一押ししたのではないでしょうか。ガスの話からはズレましたが、「給湯をどうするか?」はとても悩んだところなのであえて長々と書きました。
と書いたところで、『煮炊きだけ』ってことは台所だけですか?それなら我が家と同じですが、ウチは壁に穴開けたくらいで、工事費もほとんど取られてないです。

インフラは欠かせないものでありながら契約が不透明なモノが多いですね。これって日本特有なんでしょうか?

yum:

saikoroさま

大兄のところは、煮炊きはガスにしたのでしょうか?最近は電気にする人が結構多いんですけど・・・・・・

yum:

kassさま

家を建てる時に給湯・暖房・調理などのエネルギー源を何にするかは、とても迷うところですね。

しかし、ちゃんとした議論がなされずに世の中オール電化にベクトルが向かいつつあるというのはちょっと困ったもんです。

ガス屋も不透明な契約を続けていると、オール電化を支援することになることくらい分かっていると思うんですけど。

saikoro:

yum様

それ、悩んでいます。
最初は IHにするつもりでしたが、体によくない、---この歳で今更ですが、また、諸説あってなんとも判断できかねています。

いまはなんとなく、電気圧力鍋、電気ケトル、電子レンジとガス一口でやれないかと考えています。根拠がないのですが。

ところで仰せのとおり、電化がそんなにいいかもよくわかりません。太陽光発電は廃棄処分が大問題とか、風力発電も問題がおきている、何より原発の事故や廃棄物処分のこと。排出炭酸ガスが少なくても放射能汚染したらどうにもなりません。それに、太陽光より太陽熱利用じゃないかと、素人は思うのですが。

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2010年12月15日 08:41に投稿されたエントリーのページです。

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