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パーゴラプロジェクト その9

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8月の末から始めたパーゴラプロジェクトがやっと完成した。
床板が足りなくなったのは結局一列だけだったので、近所のホームセンターで買ったもので間に合わせてしまった。厚さや幅が3mm程度大きいので、電気カンナで削ろうと思ったが、いちばん端に使ったのでナントカ目立たないようだ

階段を作るのを忘れたので、これは後ほど挑戦。

 

 

デッキはこれが5つ目で最後のデッキとなるので、少し気がついたことをいくつかまとめておこう。

1)基礎
セルフビルドで作るときは、やはりこれが一番大変だ。
ちょっと寒い所では、羽子板付きの束石を並べるよりは、ボイド管にコンクリートを流し込んだ方が良いだろう。

何しろコンクリートを練るのは重労働だから、最初からデッキを作る予定であれば、基礎だけプロに作っておいてもらうという手もあるかもしれない。

2)土台・柱
土台や柱に使う4x4はレッドシダーだと結構高い。例えば14feet(4267mm)のものは5000円以上するが、ヒノキやベイマツだと4000mmのものがホームセンターで2000円程度で買えるのでおすすめだ。
ただし、私は今回ヒノキが無くてベイマツを使ったが、レッドシダーに比べたら2倍くらい重いので腰痛の人は要注意。

3)継手
アメリカのパーゴラの作り方を見ていると、結構DADOなどの継手を使っているが、湿気の多い日本ではこれは腐る元ーーー禁じ手・ご法度とさえ言える。日本でもプロが作るデッキは、ついついワザを使ってホゾ組みや相欠きを使ったりしているが、これでは長持ちしない(あえてそうしているのかも??)。また、極力木材と木材の接触面積を少なくする構造にすることが、デッキを長持ちさせる秘訣である。

今回、パーゴラの横木と根太はシンプソン金具のサイズミック&ハリケーンタイのH4というものを使用した。なお、サイズミック&ハリケーンタイは右用と左用があるタイプがあるので注意しなければいけない。


4)塗装
匂いが気にならないのであれば、アサヒペンの油性ウッドガードが安くて耐候性があるのでおすすめ。木目がつぶれても良いのであれば、和信ペイントのガードラック・アクアも良い。今回使用したガードラック・ラテックスは?といったところか。

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おまけ
床板の断端を最後に揃えて切り落とすというのも挑戦してみたが、柱があるところなどは切りにくくて(ここは手ノコでやるより無いだろうが)だめ。最初から切り落としておいても、きちんと張ればそんなにデコボコにならないので、まあ趣味の範疇ではないだろうか。

 

コメント (5)

SHOH:

どんどん上達されていますね。
柱はグラグラしていないのでしょうか?
素晴らしいです。

yum:

shohさま

地面から床までの距離とその上の部分を比較すると、上の方が大分長くて「てこの原理」でぐらつくのではないかと心配しましたが、大丈夫でした。

上部を外壁に止めたのと、筋交いを入れたのが効いているようです。

saikoro:

豪華なデッキですね、全部でいくらくらいかかりましたか。
yum さんの高い人件費を除いて。

いずれ私のところの貧しいデッキを披露させてください。

柱の上のほうの筋かいのところに白いものが見えますが、シールですか。

saikoro:

すいません、馬鹿な質問して。

白いのはシンプソン金具ですね、失礼しました。

yum:

saikoroさま

レッドシダー床板 11万5千円
柱・土台      3万円
基礎(セメント・砂・砂利・
ボイド管など)   1万5千円
塗料        1万3千円

合計17万3千円

大体、こんなところだと思います。
今回は紹介していただいた材木屋で送料がかからなかったこと、4x4のレッドシダーを使わないでベイ松の柱を使ったことなどが安くなった原因だと思います。

忘れているものも含めて、20万円はかからなかったんじゃないでしょうか。そのかわり時間がかかりましたけどね。

やはり基礎のコンクリ打ちというのは、大変でもうやりたくないです。

saikoroさんのデッキも是非投稿よろしくお願いします。

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2011年10月18日 08:12に投稿されたエントリーのページです。

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