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mykiカード

myki01

メルボルンの交通課金システムもマイキーカードというsuicaのようなリチャージ式のスマートカードに代わりつつある。今年いっぱいで、今までのメットカードという紙の切符からこのカードに全面的に移行すると言われているが、実際には駅などではもう紙の切符は買えず、このカードを買うしかない(市内のトラムなどはまだ紙の切符も買えるが)。

詳しくはこのあたりを見ていただくとして、問題はこのカードが旅行者には非常に分かりにくく不便なことだ。
例えば夜に飛行機でメルボルン空港について、市内までシャトルバスで到着すると、もうそこには1日券などの切符は売っておらず、どうやって電車に乗っていいのか途方に暮れてしまう。旅行案内所は閉まっているし、駅で聞いてもマイキーカードはカード会社の領分なので分からないというヤツが多い。

やっとマイキーカードの自動販売機にたどり着くと、カードにmyki passとmyki moneyという2種類があるのでどちらを買っていいのか迷う。切符を買うからmiki passかなと思うと最低1週間単位でしかも期限つき。おまけに市内のゾーン1の外側ゾーン2までのカードを買うと最低60何ドルもふんだくられる。

結論からいうとmyki moneyというのが、まあsuicaのように使えるカードだ。これを買うときもsuicaのように1000円コース2000円コースという選択画面が出てこないので、細かい紙幣を持ってなくて50ドル入れるとそのまま全部チャージしてお釣りがでてこないので要注意だ。

もう一つ問題なのは、駅のゲートのところにあるセンサーが良くないのか、一発で反応しないものが多い。郊外だけでなく無人駅が多くてゲートが無い所が多いから、センサーがちゃんと反応しないまま入って市内で出ると、強制的にゾーン1,2の料金を差っ引かれてしまうという、なかなか愉快な事態が生じる。

更に愉快なのは旅行者用のmyki visitor packというものもあるのだが、これが市内のビジター・インフォメーション・センターでないと買えないことですね。そこまでどうやって行くんだよねえ。

 

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2012年10月03日 08:36に投稿されたエントリーのページです。

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