実際に作るときに迷ったのが、板は何を使うかだ。合板で作るのが一番簡単そうだがポストは雨ざらしになるので、塗装をしても合板では長持ちしないだろう。
そこで、内張りは余っている15mm厚のラワンランバーや12mm厚のポプラ合板で作って、外張りを杉板で作ることにした。
霧想庵の外壁は杉板を本実継ぎで貼って有ある。本実継ぎにするには板の片側にルーターで溝を切ってもう片側を凸状に削らないといけなくて結構面倒だ。
そこで、もう少し手間のかからない相じゃくり継ぎで加工することにした。
ただし、相じゃくり継ぎでピッタリと板を合わせても面白く無いので、凸部の長さを違えて5mm程度溝ができるようにルーターで加工した。
使用した杉板はホームセンターで安く売っていたもので、手でさわっても乾燥が不十分で湿っぽい。1週間くらい乾かしてから加工したが、それでも木が反ったり曲がったりするので、内張りの上に張るのにとても苦労した。
接着剤を塗ったあとクランプで相当強く固定しながら貼ったのだが、それでも少しづれてきて直角がでなくて後から修正するはめになってしまった。
屋根は15mm厚のラワンランバーに余っていたガルバリウム鋼板を貼った。屋根の勾配は3寸勾配。
塗装は霧想庵の外壁と同じように、キシラデコールのシルバーグレイとアクセントにオスモカラーのスカンジナビアン・レッドを使用した。
また、取り出し口の上には、アルミ板で小さな庇をつけた(矢印)。こうすると家全体と調和がとれますね。
時間が無くてまだ仮止めの状態だが、インターフォンもナントカうまく収まった。
来週はL字型の補強金具でしっかりと固定して、屋根のキシラデコールのシミもきれいにしてやろう。