暑い暑いと言ってたのに、朝晩は肌寒くなってきた。
空を見上げると、積乱雲ではなく、すっかり秋の雲が現れて、季節は確実に変化している。
秋になると、西脇順三郎の秋という詩を思い出すが、いま、鉛筆をナイフで美しく削ることができるヒトは、どのくらいいるものだろうか。
鉛筆を削るで思い出したが、むかし、中学の技術家庭科で、製図用に鉛筆を断面が長方形になるように削ることを教わった。その時は何でこんなことをするのかと思ったものだ。
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秋
タイフーンの吹いている朝
近所の店へ行って
あの黄色い外国製の鉛筆を買った
扇のように軽い鉛筆だ
あのやわらかい木
けずった木屑を燃やすと
バラモンのにおいがする
門をとじて思うのだ
明日はもう秋だ
西脇順三郎
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さて、アメリカではcarpenter's pencilといって、縦x横 1/4インチ(6.35mm)x1/2インチ(12.7mm)の長方形の鉛筆を売っている。
このビデオで詳しく解説しているように、なかなか実用的な鉛筆なのである。この鉛筆用の特殊な鉛筆削りもあるが、これでは芯を長方形にした意味がなくなると、あまり評判はよくないようである。