放送禁止用語が今ほど厳しくなかった昭和55年当時までは、ラジオの寄席番組での落語が生き生きしていましたな。この頭のねじが一本少ない与太郎さんも、バカだチョンだの言われても町内の仲間に加わって一人前に扱われ、嫁まで世話をされて・・・考えたら与太さんの嫁になった女性も、並の器量じゃありませんね。「ろくろっ首」「鮑のし」「錦の袈裟」など。他のネタでは「金明竹」「孝行糖」「酢豆腐」「牛ほめ」「大工調べ」「長屋の花見」「かぼちゃ屋」「三軒長屋」「道具屋」「佃祭」「厄払い」「おしの釣り(殺生禁断)」「つづら泥」などなど。