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落語の登場人物12・・・八百屋

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毎年正月に五代目の志ん生の『火焰太鼓』を聴くのが習わしで、気分良く年頭を迎え、暮に聴く噺に、『御神酒徳利』があります。この噺は2パターンあり主人公も別々です。、通い番頭の善六さんが主人公では、江戸から大阪まで道中に面白いエピソードを挟んで、鴻池の娘の病気を治すところまでの長い落語と、もうひとつの噺の主人公は八百屋で、三島まで行く途中の宿で、(通い番頭のパターンと同じ内容のエピソードがあって)途中で逃げ出してしまう、短い方、と、いっても40分近い落語があります。パターンは似通っていても同じ『御神酒徳利』なんですね。若い頃は前出の長い方の『御神酒徳利』が好きでしたが、今は五代目柳家小さんの演る八百屋に何ともいえぬ愛嬌を感じて、好きですねぇ。

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2011年03月06日 08:54に投稿されたエントリーのページです。

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