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入院(10)リハビリ開始・・・1

reha1.jpg 入浴をさせてもらった頃、たぶんその後だったと思います。リハビリ訓練を始めますということで、看護師に車椅子を押してもらって4階から(だったかなぁ)トレーニング室がある一階へカミさん同伴で向かいました。

私の担当の理学療法士の先生は20代の美人の先生でした。

早速車椅子で膝くらいの高さのマットへ座る乗り移りという動作、車椅子から別の環境に移る練習から始まりました。

これが普通に出来ないんですね。

左手足の自由がきかないのでどうしても座ると右に極端に傾いてしまいます。おまけに私の性格はせっかちで、先生の開始の声を聞く前に乗り移りを初めてしまい、これだと転倒の危険大で、当初かなり先生を困らせたと思います。

この性格が災いしてこの時期にトイレで転倒をやらかしてしまいました。

病院内の車椅子マークのトイレの中は広く出来ており、勿論安全なように手すりが便器の左右どちらかに設置してあります。せっかちな私は車椅子から便器に勢いよく座った途端、便座に尻がバウンドをしてタイルの床に仰向けに転倒してしまいました。理学療法であとで訓練をしましたが、床に横になった場合を想定して起き上がる訓練をまだしていなかったので、この時の私は亀の仰向け状態。ドアの外にいたカミさんに呼んでもらった男の看護師に助けてもらって・・・恥ずかしかったなぁ。

 この背もたれも肘掛けもない所で座ると、バランスが崩れるし(どのくらいの傾きかは自分で分かりませんでしたが、後にガラスに映った自分の姿を見て愕然としたくらい大きく傾いていました)当然長時間は体がもたないんですね。これだと疲れるし、骨盤の変形もあるのでまず、まっすぐに座ることを練習。で、発病から寝たままの入院生活で衰えた体中の筋肉のストレッチが訳の分からないまま始まったんですね。

理学療法の美人の先生に、我がリハビリパンツから微かに臭う悪臭を二人で嗅ぎながらのストレッチ・・・・入浴とストレッチで、人間の体は汚物袋なんだなぁと実感した次第です。

約二週間の不自由な体で寝たままの生活。たった二週間でも筋肉は溶けていくように無くなるんですね。これは恐怖です。

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2011年06月19日 07:41に投稿されたエントリーのページです。

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