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大山詣りの1

oymmairi1.jpg 旧暦の6月27日から7月17日までに限って大山阿夫利神社の参拝が許され、江戸っ子たちは競って出かけたようです。

その様子は葛飾北斎が描いた浮世絵、「隅田川」の(両国の納涼 一の橋弁天)に見て取れます。

両国橋東詰の垢離場で大山に繰り出す仲間たちが、水垢離で身を清め、初山(6月27日から月末)七日山(7月1日から7日)相(あい)の山(8日から12日)盆山(13日から17日)のうち、いずれか自分たちの都合に合わせて日本橋から出発したとあります。

藤沢宿まで約50㎞。途中保土ヶ谷か戸塚で一泊。それから大山まで早ければ一日。江戸っ子たちは健脚ぞろいだったんでしょうね。

先日テレビ東京でこの大山詣りをキャイーンのウドちゃんや、梅宮アンナ、玉袋筋太郎の三人が、往路だけですが6日と期限を切って歩いた様子を放送しました。

江戸時代と現在では交通事情が全く違いますし、私も「黄金餅」のコースを歩いた経験から、排気ガスや信号、狭い道幅、車やトラック、堅いアスファルト、人の多さや気の使い方等々、落語「大山詣り」の登場人物たちのプチ旅行と現在では、開放感ひとつとってもほど遠く、ひどく疲れた記憶しか残っていないんですね。

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2011年07月09日 17:53に投稿されたエントリーのページです。

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