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江戸しぐさ(十二)時泥棒

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相手の都合を無視して、突然押しかけて勝手に時間を奪う行為のこと。

江戸時代の大名時計は一分刻みの精巧なもので、武士や大店の商人たちは時間に正確さを要求されたそうですな。

今と違って江戸時代は日の出日の入りを基準に夏時間と冬時間をを採用していましたから、一刻(現代の二時間)は二時間六分から1時間三十七分の幅がありました。

このような複雑な時間に合わせて動いていたんですから、自分は勿論相手の時間も貴ぶ生活が自然と身についていったんでしょうな。

現代で言うと電話アンケートなどが時泥棒の最たるものでしょう。

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2011年08月25日 18:05に投稿されたエントリーのページです。

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