退院後、10日ほどしてから浦和駅西口に当時あったユザワヤへ、買い物がてら自分の病後の現状を知るため出発。
我が家から最寄りの駅まで今まで普通に歩いて10分弱だったのが、約30分も。切符を買って反対側にあるホームに向かったところ、目の前で乗る予定だった電車が出てしまい、のっけから現実を突きつけられました。
幸い大宮駅川越線ホームはエレベーターがあり、構内の東北線ホームのエスカレーターもクリア。エスカレーターは病後初めての経験で、リハビリ訓練に無かったんですが無自覚な性格が幸いして無事セーフでした。
電車で初めて席を譲ってもらって助かったのは良いんですが、席から立つという単純な動作が、自分で思っていた以上に脚力が低下していたため停車して浦和駅ホームに移るまで、タイミングが取れず苦戦。また浦和駅構内は駅外へ出るまで階段に次ぐ階段でこれも苦戦。せっかちな性格を封印してゆっくりのんびり移動でこれもようやくクリア。
ユザワヤは一階にある画材を見て回り、油性ペンや篆刻の石を(左手が麻痺なのに・・・バカだねぇ)数点購買。ところで、ここはあと一月で、東口パルコへ移転のため閉店とのこと。お気に入りの店がまた一つ消えてしまい残念。
病院でテラ氏の奥さんに教えてもらったユザワヤ近くのオススメの喫茶店へ移動してたっぷり休憩。これも5・6分で行ける距離を約20分。
帰りも休み休みでしたが目標のひとつだった長旅が無事無傷で帰宅でした。
現実は辛いモノでしたが、なにより歩いて移動出来たというのが、辛さより大きい歓びでした。が、介護の為と称して一方的に同行を言い張ったカミさんが、私の周りをうろちょろして、こちとら気が散って歩きに集中出来ず、歩きずらかったのなんのったらありませんでした。