蒲田の独身時代の生活環境はテレビやラジオは無く、外からの情報はありませんでした。
それが良かったのかは分かりませんが、味気ない石膏デッサンに励むことはできました。
その頃一人暮らしで最初の倉庫会社のアルバイトで知り合った横山秀美君とは、同じ画学生仲間で同年と分かり、後に親友となりましたが、アパートに泊まりに来たある日、歯から血が出て止まらず眠れなかったと言って帰った直後、急性白血病で入院。19日目で逝ってしまいました。享年21才。
その後彼のご両親には私ら夫婦の仲人を頼み、終生のお付き合いさせてもらいました。