秋も深まってくる度に、自分の意志に関係なく左足底全体が右足側に向いてきます。
脳の血管は切れた箇所でも、現れる症状が微妙に違い、私の場合、最近は特に麻痺のこの症状が強くなってきていたので、昨日の夕方で今までの強情を二ヶ月半でギブアップ。
カミさんを助手席に乗せて首都高を通り、月一回の霞ヶ関の東京落語会の会場へ着くと、車に用意しておいた左足用装具を装着。
会場の混雑した中で、頑固に不自由な歩きを披露し続けるのも人様に迷惑と戸惑いをかけてしまいます。
今回は開口一番から聴けて、新真打ちの柳亭芝楽「ふぐ鍋」、歌武蔵「鹿政談」に続いて、たしか志ん朝さんの弟子だったと思いますが、前々から聴きたかった桂ひな太郎の高座は「居酒屋」、先代金馬の影が見事に消えていました。夢之助「寿限たら」の後、仲入りで帰宅。家の中で蠢いている毎日から解放された一日でした。