家族のなかでチャンネル決定権を持っていたのは、一番下の6歳違いの六女の姉だった。
この姉の好みは、時代劇と歌謡曲。当時のTVスターのなかで、彼女の大ファンだったのが中村竹彌(?)と島倉千代子。
私以外は皆社会人だったので、兄弟が会社から戻るまで、少なくとも夕飯までは自由でいられた。
中学に入った頃はすでに寄席・演芸ファンだったので、当時多かった演芸番組は必ずといってもいいほどよく見ていて、今から比べると落語黄金期の大名人ばかりの顔ぶれで、八代目文楽、五代目志ん生、三代目金馬、そうそうたる顔ぶれがブラウン管でたっぷり見る事が出来た。
「月光仮面」「七色仮面」「まぼろし探偵」「少年ジェット」「白馬童子」「風小僧」「隠密剣士」「お笑い三人組」「てなもんや三度笠」「とんま天狗」「番頭はんと丁稚どん」等々。
日本製テレビドラマも、バカバカしくても大真面目、ガキの好みまっただ中の私とは、趣味から全て全くソリが合わずの六女の姉でした。
で、木曜日の米国製TVというと、
8時から10chで「ララミー牧場」一本のみ。
他に「レストレス・ガン」「フレーフレーパパ」「ハーバーコマンド」「世界カメラ探訪」等、これらは見た記憶が無いので内容は不明です。