画面左は、8年前に撮った(樹齢約20年の)オニグルミの木で、中央が昨日の朝撮ったオニグルミです。
この木は我が家のシンボル・ツリーにするつもりで、大切に育てているつもりだった。
毎年夏になると、アメリカシロヒトリがクルミの葉に巣くい、毛虫嫌いの家内に、早く根本から伐採しろ、いや、ダメだの攻防が恒例になっていた。
この木の下で、クルミの葉越しに空を見上げるのが、私の至福の時間だったので、クルミの葉に巣くった粟粒ほどの、大量の毛虫を除去するくらいは、造作もないことだった。
しかし、7年前に突然脳出血で倒れ、不自由な身になってから、このオニグルミの木までも、様子が徐々におかしくなり、退院後2年程から、片方の幹から枯れ始めてしまった。
この時期に、枯れた幹の部分だけを伐採していれば、現在この奇妙なキノコが生えることもなかったのだが、如何せん、気力体力が追いつかず、見過ごしにしてしまったことを反省している。
10年ほど前は、毎年、数百のクルミの実がたわわに実って、収穫が楽しみだったが、思い返すと、私が病気で倒れる1〜2年前から実らなくなっていた。
写真左の茸は、去年は木の上に小さなものが少し生えていたようだが、今年は木の根元まで、数えると6〜7個ほどに増えてきている。
今年の冬は【生き残ってくれと祈りながら】根本から60㎝ほど残して、伐採することになった。