朝晩の冷え込みと長雨の日が続いたが、壁掛けオートマタのパーツは埃を被ったまま机の隅にある。
今年の春頃から何故か仁鶴さんの落語ばかり聞きながら日々過ごしていた。
近年は高座がら遠ざかっているので、近況が気にはなっていた。
が、突然先月17日、笑福亭仁鶴さんが彼岸に行ってしまった。
前々から仁鶴さんの噺をCDに焼かなければと思っていたのだが、雑用や体調を言い訳に怠けていたのだ。
先日ようやくラジオから録り貯めたテープからCDに入れる作業が出来た。
録音済みのCDを聞きながら徐々にだが気力が高まり、唐突に木馬が作りたくなってきた。
先ずは二層のダンボールで試作して、本造りすることとした。
近年は友人知己が知らないうちに彼岸に行ってしまい、年をとった寂しさを感じている。
仁鶴さんの冥福を祈ります。