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プロとアマ

階段側桁1

家を作る作業の場合、プロとアマチュアの違いは何でしょう。プロが作るものをアマチュアが作れるわけはない、プロが作れるレベルに素人が到達できるわけではない、と思っている人も多いかと思います。プロの仕事が早いのは間違いないでしょう。仕事には慣れていますし、またコストダウンのためにも、スピードはすごいものがあります。また、その道のエキスパートでもあります。仕事をプロに頼んだとき、依頼したものの出来上がりに満足して楽しむ場合が多いですが、頼んだ要求をプロが満たしてくれないで、期待していたものにならない場合もままあります。 風呂場のタイルを張ったとき、友人がプロを連れてきて手伝ってくれました。壁を平らにするのはさすがにプロでしたが、モザイクタイルを張る精度は少し荒く、目地の線が直線になっていないことをあまり気にしていませんでした。一緒に張りながら小生が一生懸命調整したので、プロも要求精度の違いを認めていました。私の要求する仕上がり精度が高すぎたのかもしれません。 時間をかけてもいい場合は、アマチュアでも出来るものが結構たくさんあるのではないでしょうか。時間を気にしないで、自分が納得できるやり方・作り方、自分が目的とした出来具合で作れるのは、アマチュアならではのものかと思います。素人が出来ることは、自分で作ることへのチャレンジ、作り方を勉強する面白さ、作る過程での楽しさ、仕上がりを想像する期待感・・・ 単にコストダウンだけが目的ではない楽しい部分がたくさんあるのではないでしょうか。チャレンジしておられる方、これからチャレンジされる方には、これ以外にもっとたくさん期待するところがあると思います。

私の場合階段も自分で作りました。最近は階段を大工さんが作る機会は少ないと聞いています。工場で注文どおりの寸法で階段を作って出荷する出来る時代に、現場で大工さんが作るには相当の理由が必要なのかもしれません。自分で階段作りにチャレンジしてみて、詳細設計・加工の仕方・治具作り・組立て方・精度の出し方、などを考え、考え、あちこちでミスをくり返しながらの奮闘でした。でも、完成したときの自己満足度は何にも換え難い物があります。
階段側桁2
完成が近い側桁(がわげた)

コメント (2)

yum:

まあ、プロからはジトッと観察して、コツだけいただいて、あとはセルフビルダーの特質である時間をかけて、自分の納得できるやりかたでやる、というのがいいんでしょうね。とにかく楽しんでやらなければ!
ところで、セルフビルダーのあこがれ、階段作り。私も挑戦しようと思っています。お暇を見て、階段作りのDo's and Don'tsをよろしくお願いします。

nak:

挑戦! 良いですね。 小生は、一つの作り方しか経験していませんので、Do's and Don'tsを書けるほどではなく、ただ自分の作り方をご紹介する程度になると思いますが、いずれやりましょう。

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2007年08月22日 09:34に投稿されたエントリーのページです。

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