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省エネ電球のちょっと困ったところ

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かっこよく言えば、地球温暖化防止のため、でも、実際はドケチなだけかもしれないが、照明器具を選ぶにあたっては、なるべく省エネ電球のものを選んだ。ドケチが地球を救うのである。

写真は、照明器具に使う60Wの電球を比較したものだ。口金の種類から左半分がE26と呼ばれる普通サイズのもの、右半分がE17というミニクリプトン球などに使用されている小さな口金のもの。いずれも左側が省エネ電球と呼ばれている電球型蛍光灯だ。

照明器具を選ぶ時に、最近は従来型か省エネ型か選べるようになっているが、省エネ型のほうが高い。確かに電球自体が従来のものは百数十円で買えるのに、省エネ電球は千円近くもする。でも、照明器具としてはそれ以上の開きがある。特にミニクリプトン型の電球を使うものにその差が大きい。

 

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 何故かなと思ったら、照明器具自体が大きくなっているのだ。写真は一部の建築家の人が好んで使う、ヤマギワの防滴タイプ?のブラケット。左がミニクリプトン使用のもの、右が省エネ電球使用のもの。こんなに大きさが違うのだ。比べてみると、何だか間延びしてるなあという感じ。

では、ミニクリプトンの代わりにE17の省エネ電球を使えばいいじゃないかと思ったのだが、40Wなら入るが60Wの省エネ電球は長さがあって入らない。これは、蛍光灯の原理をちょっと考えれば分かることで、蛍光灯は蛍光物質の面積で勝負しているわけだから当たり前だ。試しに、40Wの省エネ電球を入れてガラスのカバーをつけてみると、うら寂しい暗さだ。

もう一つ困るのは、パッケージにはインバーター内蔵ですぐ点灯すると書いてあって、確かにすぐにはつくのだが、ぼうっとついて立ち上がりが遅いのだ。トイレなんかは出てくる頃に明るくなる。やはり、まだ、従来の電球との使い分けが必要なようだ。そのうちLEDがもう少し安くなれば(現在、電球型のLEDは7千円もする)、家庭の電気は蛍光灯を飛び越して一挙にLED化するかもしれない。

 

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2008年11月18日 12:02に投稿されたエントリーのページです。

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