« 果敢な実験! | メイン | LANケーブル圧着工具 »

韮崎サイコロ小屋報告4 〜建て方

fuji01

6月11日に部材を搬入したものの天気予報は二転三転、当日朝までもめたのですが16日火曜日昼前ころから金具つけと土台の据付を始めました。工務店の社長が心配していたとおり豪雨で二度中断しましたが、幸い予定の作業を完了することができました。

 

Be h@us 施工マニュアル ver2.3より

作業の手順についてはBe-h@usのマニュアル通りですが、少し違うところ。土台の下に敷く「土間リスト」----透明フィルムに2本の細いゴムチュー ブが着いているもの---の天地のこと、フィルムを上にして敷くのが正しいそうです。また、コーナー部品が作られたので、加工が不要です。

土台を正確な位置と高さに設置することは、Be-h@us工事の眼目でしょう。基礎工事の様子から水平については心配していませんでした。また、土台の対角線の長さの違いは2ミリとの事で、以後の作業を安心して進められそうです。

 

Be h@us 施工マニュアル ver2.3より

金具付けは、面倒で時間を要する作業でした。柱梁と金具を並べられても初心者ではおいそれと取り掛かれない感じです。各接合部とそれに対応する金物を図示した図表のようなものがあるといいのですが。

特に注意しなくてはいけないことは、梁端部一番上のドリフトピンを確実に打ち込むことです。ピンの色は木の色に近くて、またさらに梁の細い切れ目か ら見えるだけなのでその有無を一本一本しっかりと確認しなくてはいけない、これを忘れたままに取付ようとすると悲惨なことになります。 以上の作業に4人で約6時間くらいを要しました。

WORKS鈴木さん、石原さんにお忙しいなか遠路お出ましいただきました。金具付けで訳がわからず右往左往しているとき教えていただいて、大変ありがたかったです。

 

fuji02

写真1

ホゾパイプの打ち込み。大きくて浅い穴(赤矢印)はアンカーボルトの座金付ナットのための穴。基礎の上に土間リスト(青矢印)が敷かれている

 

  fuji03

 写真2

出隅の特殊なアンカー金物、中に柱用のホゾパイプが立てられる。黒の棒状のもの---実際はチューブ、が土間リストで、左がコーナー部品、右が一般の直線部品、上に透明なフィルムがのっている、というか、フィルムに2本のチューブが接着されている。

 

  fuji04

 写真3

土台のT型部分。上から、柱用ホゾパイ、直交する土台を取り付ける金物、アンカーボルト。右隅の穴の中に、アンカーボルトの頭が見える。

 

fuji05

写真4

 土台が大体終わって、束金物の取り付け。

 

fuji06

写真5

柱梁を柿渋で着色することにして、畏れ多くも喧々山房主人と金沢の奇人go-shiyouさんにお手伝いいただくことになりました。渋には赤トノコを少し混ぜてタオルで塗りました。これで壁パネルの色と差がついていいような気がしているのですが---

こんなに晴れたり豪雨が降ったりの一日でした。

 

コメント (1)

saikoroさま

金沢の奇人です。こちらこそ楽しく!そして実りの多い現場でした。
雪以外の、全ての天気が存在した3日間でしたネ。

Be-h@usもマニュアルの再整備など、課題も色々と見えて来ましたけれども、課題にこちらから立ち向かう姿勢も大事だ!とも感じました。

今更ながら、「百聞は一見にしかず」を実感しました。

コメントを投稿

About

2009年06月22日 06:28に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「果敢な実験!」です。

次の投稿は「LANケーブル圧着工具」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35