Macの標準でついている計算機がなかなか優れものである。 ちょっと見は、な〜んだ大した計算機じゃないなと思わせるのだが・・・・・・ |
実は表示メニューから科学計算というのを表示させると、ルートや二乗、三乗、sin、cos、tan、またその逆三角関数も求めることができる。
例えば、三寸勾配というのは何度位かなというのも、0.3と入力してtan-1ボタンを押せば、16.7度というのが一発で分かる(この他にプログラマモードというのもあって、ブール代数やhexなんかがあっという間に出てしまう)。
ところで、私がまだ学生であった1970年代前半、物理化学の試験というのは計算尺持ち込み可とされていた。計算尺といっても化学用の計算尺というのは5千円以上もしてかなり高かった(当時、理系の大学出の初任給が4万円台後半くらい)。
アボガドロ数6.02x10の23乗とかその他いろいろな計算をすると、桁数はわからなくなるし、誤差があるしで、頭が朦朧としてくる。正解は確か範囲をもたせてあった。
カシオの電卓というのは既にあったが、とても科学計算に使えるものではなかった。唯一使える科学電卓というとヒューレット・パッカードの科学電卓というのがあって、これが5万円以上もしていた。初任給より高いのだ。
時は流れて、今、こんな優れものの電卓がおまけでついている。感慨ひとしおである。