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片流屋根の宿命か?

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最近、片流屋根の天井パネルと梁との間の桟のような部分(頂部ブロックか?)に黒カビが発生して、変形しているのを発見した。

 

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 upの写真だけでは、場所が特定しにくいので、外側の写真で示すと矢印の部分だ。

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 内部のもう少し上の方から見ると、桟が収縮して隙間が見える(矢印)。

設計の佐賀井さんに見て貰ったところでは、隙間から入った冷たい風によって、内部の空気が冷やされて結露して、カビが生えたのではないかとのことだ。

ここで問題となるのは、
1)このような問題が、片流の屋根には必然的に起こるのか、我が家の特殊性(4mX12mで3寸勾配だから、一番高いところは2Fの床から3.6m,1Fの床からは6.1mくらい)が原因なのか
2)施工がまずかったのか
ということ。
もし、1)の片流屋根全般に起こる可能性があるとすると、我が家以外でも、起こっているということですね。

 

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早速、工務店を手配してくれて、外側からウレタンフォームを吹いて、内側からはコーキングをしてくれた。迅速な対応に感謝したい。

この時、気がついたのだが、外壁の杉板というのは、単純に胴縁に打ち付けてあるだけでなく、内部結露を防ぐために通気層を設けて外壁の一番上の部分から空気が抜けるようになっている。そして、その部分は虫が入らないように、金網が貼ってあるのだ。

ただ、不思議なのは上部には金網が貼ってあって、空気が抜けるようになっているのに、下部には空気が入っていく取り入れ口が無く、従って金網も貼ってない。この辺はbe-h@usマニュアルにも出ていないが、何かガイドラインのようなものがあるのだろうか。それとも、これは常識で工務店まかせになっているのだろうか。

よく分からないので、どなたか教えてください(be-works技術支援室代表 鈴木さんあたりが詳しいのでしょうか)。

 

コメント (4)

kazuhiko:

外壁通気工法=外壁内通気措置は一般的(必須という意味ではなく)な工法で、Be-h@us特有なものではありません。
実際の「通気する方法」は外壁の種類等々によってやり方が違ってくると思います。例えば板張りの場合は通気層が無くても直接通気が可能な構造などがフラット35(昔の住宅金融公庫ですね)の仕様書に書かれています。

yum:

kazuhikoさま

早速、コメント有り難うございます。
外壁通気工法は、Be-h@us特有なものでは無いというのは、分かっているのですが、結局は常識なので工務店まかせということなんでしょうね。

シロウトとしては、何で下部の取り入れ口が無いのかとか、横胴縁の場合は下から上まで空気が流れるのかとか・・・素朴な疑問が出て来るんです。

ご自分で外壁張られたsaikoroさんなんかは、どうしてるのかなあ。

saikoro:

ご指名なのでお答えします、あまり自信は無いですが。

板の一番下端は基礎の外面に少しかかっています。その基礎の面と板の裏面との間が少し空いています、多分、5MMくらい。

上は、軒の天井に壁のボードがあたるのですが、そこに隙間があります。

一応下と上に隙間があるのですが、隙間から、例えば蜂なんかが入らないか心配で、上は塞いだほうがいいのかなんて思ってもいるのですが。

結局どうしたらいいんでしょう。-----とまことにお粗末な返事になってしまいました。

yum:

saikoro さま

早速、コメント有り難うございます。
やはり外壁通気をきちんとおやりになっているんですね。

我が家は上の方は、金網を張ってありました。

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2010年01月25日 18:01に投稿されたエントリーのページです。

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