« 雪の電子顕微鏡写真 | メイン | Macでblu ray »

韮崎サイコロ小屋報告16 仮設便所小屋つくり

wco1

道具小屋のあとは仮設の便所です。現場用の仮設トイレを返して、代わりにコンポストトイレを買いました。カナダのサンマー社製、1〜2人用、約30万円です。インターネット上で調べたところ、これが一番安いし場所もとらずただ置くだけ、ということになっています。大人一人でなんとか抱えてよろよろ歩ける程度の大きさと重さです。

いずれ風呂便所棟を増築の予定ですが、それまでは仮設の小屋を使うこととしました。で、写真のようなお手軽な、風が吹いたら飛んでいきそうな小屋を作った次第。外装は、拾ってきた波板鉄板と塗装済みコンパネ、広さは、3×6の2/3、つまり90センチ×120センチです。

 

wc02  

 位置が決まらないので移動させやすいかと小さくしたのが失敗でした。鼻先にドアがあるような事態になっていますがまあ諦めるしかありません。

臭気抜きの煙突と何らかの事故で水分が過剰になった場合に備えたドレーンパイプの取付、および浸透用の穴作りが設置工事です。あとは、ピートモスを投入して、分解促進液を噴霧して終了でした。

さて実際に腰掛けてみたらカナダ人向けなのでしょう、位置が少し高くて半ば爪先立ち状態です。付属のものより少し高い踏み台をベニヤで作りました。-----便器そのものを床から下げて設置すればなおいいのですが、それは本式の時に。

  wc03  

 コンポストトイレは微生物で分解させるものだそうで、順調に働けば量が増えない、年に1、2度、中の「米が異なった」なにものかを取り出す程度でよいとのことです。

そのためには広葉樹のおが屑に適当な温度と湿度を与えることが必要で、そのおが屑の入手が面倒といえば面倒、なければピートモスで代用します。針葉樹のおが屑では量がへらないからうまくないそうです。しかし、近所の「開拓者」は、量が増えたら畑の隅にほっておけばいいとの意見で、手近にあるおが屑をかまうことなく使っています。



余談ですが、1年半借りた仮設トイレにもおが屑を投入していました。終始臭いがなくて、夏でも蝿など発生せず好調でした。針葉樹のものだったので量は減らなかったものの汲み取りは不要、最後に内容物をスコップで掻き出して小山にしておきました。これも無臭で、おが屑と土の中間のような感じでした。

 

コメント (2)

yum:

saikoroさま

錆びた波板、黄色のコンパネ、そしてアールのついた明かりとりの窓がなかなかいい味だしてますね!

仮設トイレに「おが屑」というのは知りませんでした。夏場は臭いが強烈でとても入る気になれなかった記憶がありますです。

ところで、便器が床のセンターではなく壁寄りなのは、何か理由があるのでしょうか。


saikoro:

そうですよね、たしかにおかしいですね。もちろん中央に置くつもりだったのです。

が、ドレーンパイプを屋外に延長して排水ピットに落とし込まなくてはならない、そのパイプが硬くて90度には曲がらす、曲げるためのスペースが必要でした。内法で80センチはあるのですが、これでいっぱいでした。
カタログに明記されていたかどうか、とにかくよく確認しなかったので便器の周囲のスペースまで考えが及ばなかったのが真相。

このトイレのためには、多分、部屋の内法で巾90cm、奥行き150cmは必要かと思えます。ピートモスやおが屑の容器も置かなくてはなりません。写真の右奥の小さい箱がそれですが、やっと入れた感じです。

黄色いのは、塗装しなくていいやということから、楕円窓はジグソーで一発で切り抜けるからで、裏からプラダンを貼っただけです。寒いですよ。

コメントを投稿

About

2011年01月21日 03:58に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「雪の電子顕微鏡写真」です。

次の投稿は「Macでblu ray」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35