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石油ボイラー修理

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5月29日台風接近時の18時ころ、榛名の山荘で風呂を沸かそうと思ったら、「590」(暖房水の入れすぎのの可能性があります)という警報が出て、風呂、給湯すべてのシステムが一切使えなくなった。

翌朝、ボイラーのパネルを外してリザーブタンク(床下暖房に使う不凍液が入っているタンク)をチェックすると、雨水が侵入したのかタンクが満タン状態。規定値まで排水し循環試運転ボタンを押して一応復帰することができたが、屋外設置形の機器が台風の雨ごときで、リザーブタンクが満タンになってシステムが停止するとは、一体どういうことだろうか。

 

 

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何故リザーブタンクが満タンになったのか、念のためボイラー上面にある暖房水注水口のふたを開けて驚いた。ふたの裏側のゴムパッキンは変形し、サビが回りに出てもろもろだ。雨水はパッキンの間から侵入したのだろう。また、リザーブタンク注水口の回りもサビが浮き出てこのまま放っておいたら、穿孔間違いなしだ。

ノーリツのサービスを呼ぶと、ボイラー上面の暖房水注水口を含めたパネル全体を取り替えて一件落着。暖房水注水口の止めネジは2つから4つに改良したという。他にも数件同じような事例があったというから、もしかしたらリコールの対象になっていたのかも知れない。

このボイラーは、風呂の釜炊き、給湯の他に太陽熱温水器の温水も利用出来るようになっている。システムが複雑になるとどれか一箇所の機能に不備が生じると全体が止まってしまう。何か手動に切り替えて非常時に使えると良いのだが、石油はライターで火をつけるくらいではダメなんだろう。

我が家のエネルギーは、電気、石油、ガス、薪とリスクを分散させている。それでも 計画停電などで電気が止まると、ガスはライターで火が付いたが、石油はダメ。ましてやエネルギー源を、地域を独占する電気事業者に依存するオール電化1本に絞るなど、危険この上ないはなしだ。

ちなみに東京電力はオール電化の新規営業をとりやめ、オール電化のホームページはコンテンツ休止のお知らせが出ている(ちょっと前までは、あわよくば復活しようと思ってtepco本体のホームページからはコンテンツが無くなったが、こちらのページは残っていたのですが・・・・・・)。
しかし、すでにオール電化にしてしまった家庭の行く末はどうなってしまうんでしょうね。

 

コメント (2)

shin:

今回の指摘はボイラーの問題だけでなく様々な問題を内包しています
まずは単体としてスカイブレンダー機能を持った複合機が本当にいいのかという、太陽熱利用の温水暖房の機器側の根本的考え方です
さらに問題は電気の補助的側面です
僕も極力熱源多用主義です。あまり石油だけとか電気だけとか考えません
yumさんの多用熱源利用は当初から賛成でしたが、補助熱源をはじめ衛生機器、ガスコンロすべて電気の補助が必要です
電池で済む物は極力電池補助、電源がなくても済むシステムを模索する必要があります
「OM式」「そよ風」ともにハンドリングユニットの電源確保を、太陽電池利用の蓄電など研究を重ねるべきです

yum:

shinさま

コメントありがとうございます。
え〜と、まずは脱線してスカイブレンダーですが、コイツは本当におバカです。東京の自宅の竣工時に、N大先生が来て「ほーら、OMは夏はこのようにお湯取りができて」とお湯の蛇口をひねると「あれっ、何でガスがつくんだ」とおっしゃってましたが、太陽熱でお湯の温度が60度くらいになると、わざわざ水を混ぜてガスでお湯を沸かして40度くらいにするんですね。こういうアホなシステムはメーカーに声を大にしてNOといわねばなりません。

さて、エネルギー問題というのは、今回の原発事故がいい機会なので、真剣に考える必要があります。

仰るように、「電源がなくても済むシステムを模索する必要があります」ということですね。

蓄電に関しては、技術的にはできます。例えば日産のリーフは24キロワットアワーのリチウムイオンバッテリーを乗っけているので、家庭用のエアコンなら12時間はつけられるという話です。
ただし、問題はコストです。電気自動車が高いのは、乗っけているリチウムイオン電池が高いからですね。

大昔のワーゲンは、燃料計もついて無くて、ガス欠で止まったら補助タンクのガソリンでスタンドまで行くシステムでした。
こんなちょっとは不便だけど、エレキに頼らないシステムも復活しても良いのでは。

まあ、さしあたりこの夏は究極のクールビズで、イチジクの葉だけで会社に行くなんてのはどうでしょうか。

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2011年06月07日 18:00に投稿されたエントリーのページです。

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